3月発売の新製品「EX-ZR1600」の最大のセールスポイントは、スマホとの連携だ。専用アプリをインストールすると自分のスマホとカメラ本体を常時無線で接続し、カメラのシャッターを切るだけで撮影した画像をスマホに自動保存できる。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に写真を投稿して友人などと共有する手間が大幅に簡略化された。
また、カシオといえば自分撮り。2011年に発売した「EX-TR」シリーズが、中国で「自拍神器(ズーパイシェンチー)」の愛称とともに、大人気となったのは記憶に新しい。今回、自分撮り機能はさらに進化し、180度まで開くチルト液晶画面を背面に搭載し、カメラ前部にシャッターボタンを設けるなど、自分撮りがより簡単で失敗しなくなったという。セルフタイマー時に離れた地点からでカメラに向かって手を振ると、その動きを感知してシャッターが切れる「モーションシャッター」などの多彩な機能を盛り込んでいる。「メイクアップモード」で、肌の色合いやなめらかさをコントロールできるなど、「美しく写りたい」女性へのアピールも忘れない。
広角25ミリ相当からの光学18倍ズームレンズを搭載し、1秒間30枚の高速連写や1.5秒の高速起動など基本的なカメラ機能も充実している。
◇セパレート型デジカメ
一方、昨年9月に発売した「EX-FR10」は、カメラ部と液晶画面が付いた操作部がワンタッチで分離できるシステムを採用した。さまざまなアタッチメントを使って、好きな場所へカメラ部を簡単に固定し、操作部でシャッターを切ることができる。ハイキングや登山などで、カメラ部を頭部や肩に固定して歩きながら撮影するなど、アウトドアでの活用が楽しくなりそうなカメラだ。自分撮りだけでなく、自分の後方を撮影する「後ろ撮り」も可能だ。流行の「自撮り棒」にも対応している。
◇ゴルファー向けデジカメ第6弾
昨年11月に発売した「EX-FC500S」は、Wi-Fi機能と専用アプリにより、カメラから離れた状態でもスイング動画をタブレットやスマートフォンに送ってチェックできる同社のゴルファー向けデジカメの第6弾だ。1秒間に240コマ撮影した映像を、秒30コマで8秒間かけてスロー再生する。カメラの液晶モニターに表示されるガイドラインを使って、ゴルフのスイングチェックができる。
チルト液晶付きで、シリーズで初めてWi-Fi機能を搭載した。モーションシャッターと専用アプリを利用することで、カメラに触れないまま高速で動画を撮影し、そのままカメラに近寄ることなくタブレットやスマホで映像を確認できるようになった。スイングのポジションを効果的に分析できるライン表示や、スイングのわずかな違いも数値で把握できる角度表示、比較したいポイントを並べて再生できる2画面同時再生など従来の機能を継承するとともに、同社が契約しているプロゴルファー、石川遼選手の新しいスイング動画も収録しており参考にできるという。
