かたること つたわること

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書くことと語ることとか(いろいろ未定)

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5月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1233ページ
ナイス数:41ナイス

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
貸してもらえたので読んでみました。読みやすくわかりやすい話。こんなにうまくいくわけがないと思ってしまうのはやっぱり舞台が舞台だからだけど、『マネジメント』を手にする機会は今後もなさそうだから、抜粋部分を参考にできるのはよかった。『何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない』など、即実践、です。
読了日:05月08日 著者:
岩崎 夏海


くじけそうなときには (YA心の友だちシリーズ) くじけそうなときには (YA心の友だちシリーズ)
ちょうど「くじけそう」だった心境の時に出会いました(笑)。シンプルな言葉がほどよく効きます。見開き2ページずつで一項目読み終えるので、気ままにどこを開いてもよく、どこを開いても「胸がじんわり温かく」なるヒントがいっぱい。10代の悩める子どもたちに向けて、どんな言葉をかけたらいいか迷う大人のためにも役立つと思います。
読了日:05月17日 著者:
宇佐美 百合子


ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫) ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
面白くて一気読み。先に2巻を読んでいて「面白い気はするけどちょっと入れない」感があったので、やはりこっちから読むべきだったと悔しかった。本が読めないのに古書店で働く大輔の事情や、栞子の足の怪我と美貌の程度と天然な性格についても、やっと納得できました。いかにもラノベ、という表紙には抵抗があるけど、あまり本を読まない人に手にしてもらう手段と思えばいいんだな、とこっちの件も納得。
読了日:05月22日 著者:
三上 延


いっぺんさん (文春文庫) いっぺんさん (文春文庫)
同じ年代生まれのせいもあり、回想形式の話に激しく郷愁を誘われる。『小さなふしぎ』や『山から来るもの』等は特に小説というより実際に聞いた話のように感じて心に残る。『コドモノクニ』の突き放しぶりもいい。短編ということもあり、今回もまた収録作が絵本のように頭に浮かんだ。解説にあるように、この作家が「子どもを描くのが驚くほどうまい」ということだろう。
読了日:05月26日 著者:
朱川 湊人


陰日向に咲く 陰日向に咲く
すっごく良かった。連作短編集という形態自体が好みでもあるけど、文章力も構成力も最近の商業作家に引けをとらないほど巧いと思う。「Overrun」のおばあちゃんの手紙には泣かされた。この話は筆のノリもよくて、著者の気合い(鼻息?)が感じられて楽しくなった。タイトルの単語遣いにはちょっと混乱していたところもあったけど、読み終えて、つくづくいいタイトルだなあと。ほんの少しだけ当たる陽の光を栄養にしてひっそりと咲くことができればいい、そんなひそやかな勇気をもらえる気がします。
読了日:05月28日 著者:
劇団ひとり



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