新卒採用担当者の評価 | ちょっと理屈っぽい就活の話

新卒採用担当者の評価

超超超ひさびさのブログです。
最近はめっきりFBで、ブログどころかツイートの数も激減中です…
誠に申し訳ございません。

さて、タイトルのお話です。

新卒採用は当然ながらひとつの業務であり、
その業務を担当している社員がいわゆる新卒採用担当者になります。

では新卒採用担当者はどのように評価されているのでしょうか?

ことばを変えると、新卒採用は何をもって成功と呼ぶのでしょうか?
新卒採用の業務は何をもって成果があったとみなすのでしょうか?

例えば、ある企業がマンパワーの関係上、四大卒の学生を30名採用したいとします。
その場合、四大卒の学生をきっちり30名採用したら成功で、
30名を割ったり、超えたりした場合は失敗なのでしょうか?

頭数だけではなく、ポテンシャルも評価に入れるとするのであれば、
その“ものさし”は一体何なんでしょうか?

学歴?偏差値?SPI?役員の感覚?

それとも入社後、新入社員があげた成果でしょうか?

新入社員が大きな成果をあげたから、
その社員を採用した採用担当者が評価されるとするならば、
新たな疑問が生まれます。
果たしてそこに因果関係があるのでしょうか?

上司の育成がすばらしかったかのしれませんし、
チームの環境がよかったのかもしれません。
もしくは景気など、外部的要因のせいかもしれません。

ある社員が入社10年後に大きな成果をあげた場合、
採用時までさかのぼって、当時、その社員を採用担当者を評価するのでしょうか?


どうでしょう?疑問に感じませんか?


なお、某企業の場合は、プロセスで評価をするそうです。
一見、適切に見えるかもしれませんが、こんなことがあったそうです。

ある年、非常に高い評価をされた採用担当者がいたそうです。
ただし、その社員が採用に携わった新入社員は、
入社後4ヶ月もしないうちに退職してしまいました。
それも3名も…。その退職理由も非常にネガティブなものでした。

この件は、その企業にとって過去例のないことで、大問題になったそうです。
新入社員数30名弱のうちの3名なので、確かにこれは問題です。

はたしてこれは採用担当者の責任でしょうか?
しかし、採用担当者は現実として高く評価されていました。


このとおり、新卒採用における評価は非常に曖昧で、
効果測定も十分にできていないのが現実です。

裏をかえせば、評価や効果測定は、現実として非常に難しいといえます。

ということは、新卒採用は誰が行っても大差ないので、誰が担当でもいいのでしょうか?
もしくは、だからこそ、信頼のある社員に担当させるべきなのでしょうか?
ここは企業の色がでるところではないのかなと思います。

『?』が多い文章になってしまいましたが、
もし就活を控えている学生の方がこちらをご覧になられていれば、
ぜひ人事担当者に上記の疑問をぶつけてみてください。

もしかしたら、その企業の人材に対する考え方が垣間見えるかもしれません。

今日はこんなところで。
おやすみなさい。