るーは三姉妹の末っ子らしく、小さな頃は泣き虫でした。
人前で泣くことを恥と思っていたカッチカチの硬派なあたしは、たまにそんなるーに腹が立ってしゃーなかった。
でもおもろい話もあるんです。
“恐竜のたまご”ってアイス知ってます?
水風船の中にバニラアイス詰め込んだものなんですけど。
昔、小さい頃夏休みにおばあちゃんちの近くに駄菓子屋があって、
このアイスが60円?くらいで売れてたんですよね。
小さな頃はこれがも~~~~~自分たちの中では高級菓子の部類に入るわけですよ。
あんまり食べたことがなかったの。
あたしが始めて食べたときは小学校1年生くらいだったかなあ。
あれって、食べたことある人ならわかると思うんですけど、
最後のほう、溶けたアイスがゴムに押し出されてものすごい勢いで出てくるんですよね。
その勢いったらなくって。
とても小学校1年の女の子では補えるようなシロモノではないんですよね。
でもあたしはカッチカチの硬派少女だったんで、
( )`ε´( )『こぼすなんてとんでもない』
と思って、必死に飲み込んでいました。
ほっぺパンパンですよ。
でもゴムの勢いはすごくって、ギュルンギュルンとシェイクと化したバニラアイスが逆流してくるんです。
さすがのあたしも耐えられなくなって、
( )`ε´( ;)『ふぐ…うぐぅ』
と畳の上にぽたぽたと2~3滴、口からアイスを溢れさせてしまったんです。
それをおねえやいとこが「きたねー」とはやしたてる。
武士のような恥の精神が確立されていたあたしにとっては耐え難い屈辱!
あたしにとっての恐竜アイスは苦い思い出となりました。
さて。
長い前ふりで申し訳なかったのですが、るーの場合です。
るーが初めてこのアイスを食べたのは、おかあの運転する車の助手席で、でした。
何も知らずにおいしそうにアイスを吸うるー。
( ^ε^ () ちう~ちう~
しかし、彼女にもあの魔の試練は襲い掛かります。
そうですアイスが溶け始めたのです。
るーは当時幼稚園、しかもあたしよりも断然ふぬけな軟派やろーでしたので、
襲い掛かるアイスに当然耐えられるようなやつではありません。
口から離して車のフロントガラスに向け、
ぴゅ~
と、ホントにウオッシャー液のように白いアイスをフロントガラスにぶちまけました。
まじでキレイなキレイな弧を描いていたのを覚えています。
そして、るー、ガン泣き。
あたし死ぬって思った。
だって、フロントガラス真っ白で何にも見えないんだもん。
るー。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。「うわーん」
あたしヾ(。`Д´。;)ノ「わああああああ」
おかあ( ´ー`)ノ□~~ サッ
↑ホントにこんな顔で。
おかあ、置いておいたタオルで運転席側だけアイスちゃちゃっと拭いて(しかも雑)、
何事もなかったかのように運転。
お母さんって、ほんと、すごいよね。(あれ結局おかあの話になってもうた)