《メリクリ☆去年よりも忙しいはずなのに、モクモク出てくる妄想はきっと本誌のおかげです!!先生、素敵なプレゼントをありがとう!!!
この幸せな気分をいつもお世話になっている皆々様におすそ分け。
とくにいっつも本当に、長い間お世話になりっぱなしのsei様!2周年おめでとう!!と声をかけただけで申し訳ないので久しぶりに(本当に)こそっとドボンさせていただきました。
みつかっちゃたらもっていってね(笑)
他のマスター様方の素敵な話しばかりで尻込みしましたが、ユンまんまらしい(といったらアレしかない)ヘタレ脱出!?な蓮さんを書いてみましたので楽しんでいただけたら幸いです♪
では、リク罠内容です。
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【リク罠162】魔人ブログ2周年企画
「不憫なヘタレ脱出!?R様応援祭り」
「24日から26日まではオフなんだよね?Xmasイブからホテルのスィートルームの予約をとっているから、二人で特別な誕生日を過ごそうね?」
ただの後輩とスィートルームに2泊3日も籠ってどうする気なんでしょうか?
上記台詞を使用して、某ヘタレ俳優に、ニブすぎる乙女の攻略をさせてあげてください。
成立前でお願いします。
台詞は、アレンジ使用も、最後の一文なしでも可です!
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§聖なる夜の攻防戦 前編
「24日から26日まではオフなんだよね?Xmasイブからホテルのスイートルームの予約とっているから、二人で特別な誕生日を過ごそうね?」
「・・・・・・・・・・・はあ・・・・・」
にっこりと心臓に悪い笑みを湛え、恐ろしいことにほぼ習慣になってしまった敦賀さんのお家での夕食中に私の片手に敦賀さんは手を重ねそう言われた。
この状況ははたから見たらきっと、初々しいカップルが始めてのクリスマスにウキウキ予定を立てて約束を取り付けているように見えるかもしれない。
けれど私と敦賀さんは、ただの後輩と先輩・・・・・。
もう一度言います!!ただの芸能事務所の後輩と先輩の関係!!!
ただの後輩とスイートルームに2泊3日!?
しかもこの時期ホテルの予約なんか取るだけでも奇跡的。
それを・・・・・ただの後輩と!?スイートルーム!?2泊3日!!?
・・・・・・・・・・これは・・・・・・・・試されているの!?
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
「・・・はああ・・・・・・」
言えた・・・・。
何とか言えた。
社さんには血の涙を流してもらって、俺もきっと当日まで吐き気を催すようなハードスケジュールが待っているのだとしても。
なんとかもぎ取った三日間を使ってまで彼女を誘ったのは、もうこれ以上見守っているのは・・・無理だったから・・・・。
なんなんだっ!?
早すぎるだろ!?
成長するのっ!!
ほんの2年前、俺だけが知っていた彼女の可愛らしさ、一途なところ。
それが今では共演すれば男女問わずに魅了して、挙げ句誘われていることには全く気づかずにホイホイ言う事を聞く危うさは健在。
なのにちょっと見聞きした妖艶な仕草を完コピ。
多岐に渡る趣味にまたファン層を広げる。
今までどうして埋もれていられたのか驚くほどの頭角ぶり。
焦らないでいられるはずがなかった。
もう20歳になってしまう彼女に、事務所の制限という文句は(無いのに勝手に作り上げている)簡単に掻き消されてしまう。
きっと今まで遠慮してきた輩からも、彼女が押しに弱いのをいいことにどんどん迫ってくるだろう。
24時間張り付いてなんていられないなら、24時間防御できる存在にならなければならない。
それが今だ。
誰にも渡すつもりも、譲るつもりも、逃がすつもりもないと心に決めてもそれを口にしなければ彼女は俺以外の相手を見つめてしまう。
俺以外の・・・相手を・・・・・・・・・・。
そんなの・・・許せるわけ無いだろ!?
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最上 キョーコは立派なホテルの前で仁王立ちをしていた。
きれいに磨き上げられたガラスの自動ドアの前にはドアと同じぐらいの大きなクリスマスツリーが煌々と光を彩り、その傍らに姿勢よくベルボーイが胸にヒイラギの葉のモチーフで作られたブローチを光らせて来る客たちに頭を下げてホテル内を案内しているのが目に映った。
お客も正装に近い煌びやかでキリリとした装いの男女。
可愛いローブをまとってはしゃぐ子供をたしなめながら入っていく親子連れと、多くの客が目映く見えてキョーコは尻込みをした。
今日の格好は自分なりに張り切ってみた。
クリスマスセールになっていたファー付きのショートブーツは仕方ないにしても、断腸の思いで買った最新のコートに少しクラシカルなハイウエストのワンピースは黒と白の細かい格子柄で大人っぽく仕上げたつもりだ。
キラキラとする柄タイツも少し大人っぽいのを選んだつもりだ。
(きっと・・・敦賀さんは・・・・)
最近、妙に女らしくなっただの女性の色香が漂ってきただの。
今まで言われたことのない言葉を『ナツ』の時以上にかけられるようになっていたキョーコは、今日の誘いをこう捉えていた。
(20歳を期に、思い違いも甚だしい後輩の鼻っ柱をへし折って再生させる気なんだわ!!)
斬って生かされた気分アゲイン!!
そう叫んでキョーコはホテルの入り口を、驚いているベルボーイを無視して入っていった。
そのホテルのロビーでは、表面上はゆったりとした面持ちで蓮がキョーコの事を待っていた。
(・・・曖昧な返事だったけど・・・彼女の事だからキッチリここに来てくれるだろう)
腕を組んで柱の壁に背を預け悶々としながら待っている蓮は、人目を引いているのだが本人はそれどころではなかった。
そんな蓮に目を向けていた者たちが、他のところに目を向け始めたことにも蓮は気づいていなかった。
「お・・お待たせいたしました」
控えめに蓮に声をかけ、目の前に立ち止まったキョーコを蓮は無表情で見つめた。
「あ・・・あのっ・・・・私・・」
「いこうか・・こっちだから・・」
スタスタと歩き出した蓮に、キョーコは驚きながら慌ててその後ろを付いて行った。
直通のエレベーターに乗り込んで、全く会話なく立派な部屋の前にたどり着くと蓮はいささか不安が過ぎって普通についてきたキョーコを振り返った。
「・・・・・ここに入ったら逃がさないけど・・・・いいの?」
こんなこと聞いたら逃げられてしまうかもしれない。
けれど今の心情ではこの中に一緒に入ることが出来なかったため、蓮は思わず聞いてしまった。
するとキョーコはびくりと肩を震わせて、しばし固まったがぎゅっと手にしていたカバンの取っ手を強く握ると深く頷いた。
「かっ・・・覚悟は出来ています!」
「・・・そう・・・なんだ・・・じゃあ・・どうぞ?」
持っていたカードキーで扉のロックを解くと、かちゃりと開けキョーコを先に中へと招いた。
「おっ・・お邪魔致しますっ・・・」
カクカクと歩くキョーコに続いて蓮も入ると、スイートルームの扉はゆっくりと閉まり廊下にはまた静けさが戻ったのだった。
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