むくわれない思いを押し殺す | 過食嘔吐が治った**あなたは私の日向です**

むくわれない思いを押し殺す

過食嘔吐のきっかけは人それぞれかもしれないけれど

私は過食嘔吐の原因になるストレスは

もしかしたら

むくわれない思い

自分の気持ちを押し殺すこと

なんじゃないかと思う。

ちなみに私はその両方で

むくわれなかった思いに自分の気持ちを押し殺した事

小学校教師の夢
彼とのこと」。


小学校教師の夢は、
進みはじめたところを前触れもなく突然断たれた事がショックだった。
就職してもなお
「私はこんなはずじゃない」
「私の居場所はここじゃない」

と毎日思っていた。
それでも変に責任感の強い私は仕事を辞められなかった。
私がいなくなったらみんなが苦しむと思い
夢をあきらめようと努力した。

彼のことは、
彼には何年もつきあっている親公認の彼女がいて
どれだけ彼が私を思ってくれて私が彼を思っても
強がりな私は「彼女と別れて」と言えないどころか
「彼女と別れたらもう二度と会わない」と言ったりして
ずっと日陰の女として過ごした。
何度も連絡を絶つのを試みたが
何度も偶然会ったりして失敗に終わった。
自分から連絡できず、ただ彼から連絡がくるのを待つだけの5年間。
他に好きな人を作ろうとしてもだめだった。
彼はずるかった。
彼女のことも私のこともどちらも好きで、
ただはっきりしているのは「今一緒にいるのは彼女だけど
結婚してずっと一緒にいたいのはお前」だということだった。
私は5年間、彼のことを責めつつ
彼女への申し訳なさと
押し殺した自分の気持ちにおしつぶされて
身動きがとれなくなっていた。

私の場合、

過食嘔吐のきっかけは

突然夢が破れたことで

過食嘔吐が日常化したのは

自分の気持ちを押し殺して夢をあきらめようとした毎日のせいで

過食嘔吐がひどくなったのは

彼を自分だけのものにしたいという本当の気持ちを認めずに

押し殺した毎日のせいだと思う。


今でも小学校教師の夢は持っているが
忙しい毎日に流されて半ばあきらめている。
ボランティアでもいいから
こどもとふれあいたいと思っている。
現在の野望は
結婚して子供ができて自分の子供が少年団などに入ったとき
その少年団の指導員になってこども達とふれあうこと。
今はもう
夢をあきらめようとして自分の気持ちを押し殺すことはない。

そして彼とのこと。
彼は数年前 彼女と別れて現在私と婚約し同棲している。
普通なら私が彼女への後ろめたさで押しつぶされるところだが
押しつぶされずにすんだのには理由があった。
それは
彼らが親にそろそろ結婚しろと言われて二人で話し合ったとき
「好きだからこのままダラダラ付き合おうと思えばできるけど、
結婚するとなったらお互い相手は違う。今なら二人ともやりなおせる」
という結論がでたということ。
遠距離恋愛などを経て
二人ともお互い本当に大事な人がわかったと言った。
彼が私のところにきて、彼女に新しい恋人ができ
彼女はしばらくしてその恋人と結婚した。


1年後

私の過食嘔吐は治った。

でも不安が消えたわけじゃない。

特に彼とのことに関しては。

それでも

どんなに不安で辛いことがあっても

過食嘔吐が再発しないのは

今は自分の気持ちを押し殺す必要がなくなったからだと思う。


もう二度と

あの辛かった日々には

戻りたくない。