世相を斬る。現代の妖狐かY.Ko氏 | 開運と幸福人生の案内人/ムー(MU)さんの日記

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「正しく実行すれば、夢はかなう」をモットーに東洋易学、四柱推命(神機推命)、風水などの秘伝を公開し、自分の夢を実現するとか、悩みの解消に役立つ運命好転化技法を紹介します。

世相を斬る/ムーの人物評

第6回.現代の妖狐か、時代の旗手か、Y.Ko氏

この人の現われるところには、ムーブメントを起こすというか、常に熱狂的に彼女を支持する人々が集まります。
人を惹き付ける魅力に溢れた女性ですが、明るく、誰からも愛される人気女優というよりは、
少しく妖しい雰囲気を持ち、催眠術師が大衆を幻惑するように陶酔させる現代の妖術使いのようだ、
と感じるのは筆者だけでしょうか。

冒頭から穏やかでない紹介の仕方ですが、今回は現職の知事でありながら、常に国政への復帰を
噂されるY.Ko氏を取り上げたいと思います。

彼女の命式を下に掲げます。

 


[Y.Ko氏の命式]

 

先ず目につくのが、年、月、日柱の地支がすべて土気で構成されている点です。時柱が不明ですが、丑時であるとすれば純全格の四墓格に該当します。

ここでは、時柱の地支が不明ですので、準四墓格として推命を行いたいと思います。

この命式の人は、財産や名誉に異常な執着を持つ人が多いといわれています。また、基本的に強運の持ち主です。しかしながら、生まれた時から全て順調に物事が進むというわけではありません。
四庫といわれる十二支の丑、辰、未、戌は位置がそれぞれ対向するか、90度の角度で相対します。この角度は、冲とか刑という凶を意味します。

この意味するところは祖父母、両親や兄弟との仲が良くないとか、縁が薄い、
また世話になった人に対し、恩を仇で返すといったあまり良くない象意を含んでいます。

もう少し詳しく命式を看ていきます。
五行の集計は、木気と金気がありません。火気が1、土気が3、日主を含む水気が2とかなり偏っています。
日主壬にとって土が多いのは感心しません。濁壬ともいいせっかくの大河が
土によって濁るからで、愚鈍の生まれの場合が多いのです。

年の干支の「壬辰」は、吉凶星の「魁罡(カイゴウ)」になります。
この星の持ち主は、強い運、統領運を持っています。常に上昇基調が高く、自分がトップの地位でないと気がすまない性格の人が多いようです。
良く働けば、目標に向かって一歩一歩着実に歩む努力家であります。
悪くすると、目的の達成のために手段を選ばないことがあります。
この星が年柱、日柱にある人は、一般的に徳を高める不断の努力を重ねる必要があります。

またこの人の場合は、月の天干の「丁」と年、日の天干「壬」が丁壬化木と干合(妬合)しています。冒頭述べましたように、年の地支「辰」と日の地支「戌」が冲の関係、月の地支「未」と日の地支「戌」が刑の関係にあります。
それぞれが複雑に絡み合っていますので、性格も単純明快とはいかず、一癖も二癖もありそうです。運命の変転も起伏が激しいことになります。

以上を含めて、大まかな性格と人生を読み解きます。

この人は自立心が強い、泣き言を言わない頑張り屋さんです。親や親族の力を借りず、自分の力で社会に向かって活動し運を開く人タイプです。

女性にとっては、強すぎるといってよい程の強運の持ち主です。
諸事、熱中すぎるきらいがあります。
特に地位や財に対する執着が強く、相当の地位や財産を築く可能性は高いのですが、その地位や財産に満足することができません。

自分の信じる道を強い確信を持って歩むのは良いのですが、自分の行動、考え方が絶対に間違っていないと信じ込むあまり、他人の助言や援助を無視します。政治家ですから、ある程度の嘘や虚飾もあるのでしょうが、自分が話したことがいつのまにか正しいことであると自分で信じ込むタイプです。

このあたりの逞しさがある種の誤解を生みやすく、熱狂的なファンを増やすことができる理由であると共に、生理的にこの人は嫌いと拒否される理由でもあります。

この人の経歴を簡単に振り返ってみますと
1952年に兵庫県芦屋に生まれます。
実家は貿易商として財を成した家で、いわゆる良い所のお嬢さんといえます。
その後、父の仕事の都合でエジプトに渡ります。
しかしながら、父親の会社は事業に失敗し倒産してしまいます。

1976年にカイロ大学を、彼女曰く首席で卒業します。
しかし、Ko氏の(首席)卒業は本当かと、これから後に度々疑惑問題が取り沙汰されます。

(この件は、彼女の生涯に渡って付いてまわり、最後の最後で自身に跳ね返り、晩節を汚すことになりそうです)

卒業ののち、帰国してアラビア語の通訳や講師をします。また1979年からはテレビのトーク番組のキャスターを務めます。
1992年に日本新党から立候補し、参議院議員として政治家デビューを果たします。
その後は政界渡り鳥新進党から自由党と、小沢党首の側近として重用されます。
政界の重鎮といわれた人々にも何の臆するところもなく、ミニスカート姿で近づいてはその横に座り、可愛がられます。

ニュースキャスター出身らしく、華々しく情報を発信しますが、自身の核となる部分がありませんので、後に残る功績はほとんど何もありません。
 

自民党に入党してからは、人生の機微に敏く党の総裁や幹事長にうまく取り入り、防衛大臣や環境大臣などの要職を歴任します。
党の総裁を目指すも破れ、離党し、2016年に東京都知事選に出馬、二位以下を圧倒的大差で破り、就任します。




   [東京都庁]

 

今は、都知事の2期目を務めていますが都知事としての職責を果たし、新型コロナウイルスの封じ込めをはじめ、職務に相応しい何らかの成果をあげたとは言い難い状況です。
それでも、都知事は常にニュースでも取り上げられ、この人の知名度は抜群です。国政に復帰するとの噂も絶えることがありません。

そのような彼女の今後の運勢はどうなのでしょうか。
大運を診ますと、64歳から73歳までの運は、決して悪くはありません。独断専行に陥るきらいがあるのはいつもの通りですが、日本の政治の情勢に一定の影響を与える可能性は、未だに残っていると
いえるでしょう。

現代の妖狐いや妖狸か、はたまた新しい時代のムーブメントを起こす旗手か、あと4、5年は、ファンであるなしに関わらず、この人の一挙手一投足から目を離さず、注視する必要がありそうです。