世相を斬る/キーマン、政界の不死鳥T.Nik氏 | 開運と幸福人生の案内人/ムー(MU)さんの日記

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世相を斬る、ムーさんの人物評

第4回 もう一人のキーマン 政界の不死鳥:T.Nik.氏

この平成の初期頃から令和(1995頃~2021)にかけての約25年間の日本の政界を眺めて見た時に、その要所要所で大きな仕事をしたキーマンの一人が、このT.Nik氏であると思います。

Nik氏の命式表を下記に示します。

 [T.Nik氏 命式表]


命式表の解読は後にお話しするとして、Nik氏の経歴を簡単に振り返ってみましょう。

Nik氏は、遠藤三郎元建設相の秘書を努め、その後に地元の地方議員からのたたき上げとして、1983年に44歳で自民党公認の衆議院議員として当選し国政にデビューします。

1993年には政治改革の理想に燃えて党を飛び出し、新生党結成に参加します。
政界の壊わし屋と恐れられた、当時の政界キーマンの新生党党首 I.Oz氏の側近として仕えます。Oz氏が最も信頼した人物と言われました。
その後の苦労は、筆舌に尽くしがたいほど厳しく、漂流するミニ政党の悲哀も嫌というほど味わうことになります。
2000年にはOz氏と袂を分かち、保守党を結成します。
そして、2002年、64歳の時に自民党に復党します。
最初は屈辱的な格下ポストからの党務でしたが、与えられた役割りは全て引き受け要求された以上の成果を出し続けていきます。
自民党への出戻り組としては極めて異例ですが、政府や党の要職を次ぎ次ぎとこなします。まさに不死鳥のような復活でした。

2005年のNik氏67歳の時には、小泉内閣の郵政解散選挙を仕切り、自民党を大躍進させます。
2006年の第一次安倍内閣では国対委員長として、民主党のOz代表対策を担当します。

2007年の総務会長の時には、地元支部の政治資金収支報告書の未記載問題が発覚しますが、何とかこれを乗り切り、総務会長を留任しました。
その後も経済産業大臣などの要職を歴任します。
2016年には第三次安倍内閣で、77歳で自民党幹事長として党のNo.2の座に昇りつめます。

中国との太いパイプを活かした独自外交を展開させたり、党則を変えて安倍氏の総裁三選を実現させるなど、文字通りの政界のキーマンとして存在感を見せつけているのは、皆さんもご存知の通りです。

 

 


 [Nik氏の事務所]

今回の2021年の自民党総裁選においても、キーマンとして重要な役割りを果たすと考えられます。

それでは、T.Nik氏の命式表を読み解いていきましょう。

日主が木気です。こわもてするタイプと思いきや、以外と徳望があります。
秀才ではありませんが、いわゆる知恵があり実務に強い人です。
財産も築き、長寿の相がありそうです。好命といえます。

但し、命式には、寅、卯の二つの空亡があったり、卯酉の冲があったりで、かなり複雑な性格の持ち主といえそうです。

そして人生の中年から壮年の時期に、自分の思い通りにならないことが多かったり、大変な苦労を味わうことが多く起きそうです。
「艱難汝を玉にする」と諺にありますが、人生の苦難を精励努力を重ねることで乗り切れば、運が開けるタイプといえそうです。

性格的には、表面上は人の面倒見が良く尊敬されますが、本質は猜疑心が強く細かい所にも目配り、気配りをする人でもあります。
いわゆる味方につけたらこの上ない強力な助っ人ですが、敵に回すと真に恐い人といえそうです。
相手を信じる努力や自分自身の心の修養を怠らないことが肝要です。

また、一代で財を成すタイプだけに法律に触れるか触れないかの際どい所で蓄財をする危うい面もありそうです。それゆえに、怪しい仲間と交際したり、その仲間との協力や仲間割れ、部下の不手際で法に抵触し、法を犯して処分を受ける可能性もないとはいえません。昔ながらの政治屋の一面もあるかもしれません。
この部分でも、率先して法を守る決意と実践が必要でしょう。

自民党総裁候補者との関わり

2021年の自民党総裁候補者の4名の方との相性を、推命上から見てみましょう。

S.Nod氏とは、非常に良い関係です。自民党の政務を一緒にこなした仲間でもあります。
総裁の推薦人にNik派の議員が8名も名を連ねています。Nod氏が総裁になる可能性がほぼ無いのが残念な所です。

Kis氏との相性も決して悪くはありません。推命的にはNik氏が攻め、Kis氏が守る関係にあります。
また、どちらかというとKis氏がNik氏に尽くす関係ともいえそうです。

しかし今回は、Kis氏が昨年のコロナ禍の給付金の意趣返しともとれる、党役員の任期の明確化と中堅若手の登用を公約に添えました。このKis氏の挑戦が、吉と出るか凶とでるかはわかりませんが、優柔不断と評されることの多かったKis氏としては、自身が一歩前に踏み出した、勇気ある決断だったといえそうです。

Kou氏とは、微妙な関係であります。Kou氏もNik氏に力を与える関係といえなくもないですが、独立独歩の気概の強い人ですので、べったりとした人間関係は築きたくないと考えていると思います。

最後のTak氏は、推命的に一番相性が良くないようです。
信条も政治に対する考え方も相当な開きがありそうです。

今回の自民党総裁選は、この4氏のこれからの運命を大きく変える決戦の場でありますが、82歳となるNik氏にとっても自身の権力をこれまで通り維持できるかの正念場にもなりそうです。

 

周囲には、これを機会に政界からの引退を勧める声もあるようですが、この人は生涯現役を望み、まだまだ活躍をしたいと考えているものと推察します。
推命的には、あと二年ほどは吉運の時期に該当しています。
このメリットを活かすことができるか、筆者の看命の精度がどの程度あるものかを、静かに見守りたいと考えています。

 

本日もブログを最後までお読みいただき、有難うございました。

次回は、自民党総裁選挙の特集として、どの候補が当選するか、その確率を具体的に予測してみたいと思います。