和声学とは、音大の作曲科を受験する人などが勉強する音楽理論の一つです。「和声学なんか勉強しなくても作曲はできる」と、よく言われます。実際そうです。和声学を勉強しなくても、作曲はできるようになります。しかし、これから作曲を始めてみたいという人には、和声学を勉強することを強~くおススメします。何故なら、和声学を勉強したら、作曲が非常に楽しく楽にできるようになるからです。

和声学と言うと、一般的にハードルが高いというイメージがありますが、その和声学を初心者でも分かりやすいように易しく解説していこうと思います。

 

 

まずは、テキストの第1巻を入手しましょう。東京芸術大学音楽学部によって編纂されたテキストで第3巻まであります。

 

 

和声学のテキストは、第1巻が約170ページ、第2巻が約200ページ、第3巻が約470ページというように、後に行くほどボリュームが大きくなります。

 

また、洗足学園音楽大学が、Web画面上で和声学を独学できる Senzoku Online school of Music というのを公開しています。以下がURLです。

 

和声学~洗足オンラインスクール・オブ・ミュージック (senzoku-online.jp)

 

 

Web画面上で課題を解いた後、ボタン一つでコンピュータが自動で採点してくれるという優れものです。また、この Senzoku Online school of Music の和声学の課題集テキストも出ています。

 

 

ただし、 Senzoku Online school of Music のWebサイトとテキストは、解説があまり詳しく書かれていないので、先にご紹介した芸大和声のテキストと並行して用いるといいと思います。

 

私は、和声学の勉強と作曲に、KAWAIから出ている「スコアメーカー」というソフトを使用しています。

 

このスコアメーカーを用いると、和声学の勉強と作曲が楽にできるようになりますので、予算に余裕のある方は購入することをお勧めします。

 

和声学では、下のような特殊な「和声記号」という記号を用います。

この和声記号をパソコン上に表示させるための「和声記号フォントパック」というのが出ていますので、スコアメーカーと合わせて使用するといいでしょう。

 

和音記号フォントパック | ソフトウェア,フォント | StoneMusic オンラインストア (stonemusic-store.jp)

 

次回からは、和声学の本格的な内容の解説に入りたいと思います。

 


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