みなさま、こんにちは!

毎日暑い日々が続いております。そんな中甲子園球場で高校球児が野球で熱戦を繰り広げております。

球児だけでなく暑い中応援を続ける生徒さんや関係者の方も大変です。

ところで今朝yahooの記事を見ていたらこのようなトピックがありました。

 

 

高校球児の丸刈りは昔から様々な意見が飛び交っていました。

昭和の頃は中学・高校生の野球部の生徒はほとんどが強制的に丸坊主でした。

ただ規定がある訳でなく「日本学生野球憲章」では頭髪に関する規定は一切ないそうです。

これは全国高校野球大会が始まった頃は第一次世界大戦の頃でした。当時の日本の男児は丸刈りが当たり前で、戦時体制下でも毎年開催されていた夏の甲子園では、長らく坊主頭の球児が出場していました。これが伝統化していると思われます。

特に昔は人より目立つ風貌は好まないという日本人特有の周りに合わせる協調性も強かったのではと思います。

 

平成から令和を経てようやく「脱・坊主頭」の考えが少しずつ増えてきたようです。

理由としては「髪型とプレイとは関係がない」「時代が変化している中、もっと柔軟に考えよう」など個性をもっと尊重しようとする考えが多いようです。また、近年少子化とともにスポーツも多様化しており昔より野球人口が減少しているとの意見もあります。坊主頭強制のため野球をあきらめて他のスポーツをする子供もいるようですのでこうした枷を外す考え方もあるのでしょう。

 

しかし一番大事な事は「髪が頭を守る」事だと思います。そう、頭髪は頭への衝撃を和らげる「クッション」の役目をしていることを忘れてはなりません!野球では頭に投球や打球が当たる事が結構あります。その時髪の毛のおかげでダメージを減らす可能性もあるのです。つまり坊主頭のデメリットは頭部保護の観点から安全度が下がる事なのです。

意外なことに「危険回避のために」脱・坊主頭を唱える意見はあまり見られない気がします。しかしこの理由が一番ではないでしょうか?

 

個人的には反って坊主頭は危険で、頭部を守るためにある程度髪の毛のボリュームが必要であると思います。

あとはプレイをする選手で個人差があるのでどの髪型が最もプレイしやすいかで決めれば良いと思います。それが坊主頭であればそれでもいい訳です。但し頭の衝撃を和らげる工夫(例えば帽子やヘルメットの中に衝撃を緩衝する素材を入れるとか)は考えたいです。

これは他のスポーツでも同様だと思います。サッカーのヘディングやラグビー、柔道などの衝突時の衝撃などでも頭には危険があります。決して見た目だけの問題ではないのです。

 

高校野球の件でさらに言えば最近では夏の全国大会の内容も見直す声も出てきたこともあります。近年では(大会が施行される)8月は猛暑日になる事が多く高校球児だけでなく応援する学校関係者の方の健康も考慮する必要が出ています。試合の時間帯やスケジュール、さらには球場などの見直しの意見も多いです。一朝一夕で解決する案件ではないものも多いので大変ではありますがこういった声が出て検討する動きが徐々に増えていく事は大事です。

昔ながらの伝統や風習は見た目や精神論ではなく、本当に必要なのか考えて継続か変革かを判断してできるだけ速やかに施行できる世の中になればいいですね。