健康診断

健康診断の種類は2つに大別される。一般健康診断は、労働安全衛生規則44条により事業主が実施する事が法律で義務つけられており、健康保険組合で、35歳以上75歳の人までが一般健康診断の受診対象者となります。
35歳以上の人が受けなくては成らない検査項目は約30項目。
また、一般健診を受診する人のうち当確年度において、40歳および、50歳の人は基本的な検査項目に新たな検査項目を追加する付加健診を受けることになる。ちなみに、35歳未満の人は血液検査など、いくつかの検査項目が除外されていることもある。
健康保険組合でない人は、市区町村(自治体9が行っている健康診断を受けることができます。検診料は自治体によって変わります。各検査項目には必ず「基準値」が設けられているが、基準値は、正常な人の検査値をもとに健康な人の95%が当てはまる数値で算出されている。そのため、体に異常がなくても、検査値が基準値から外れてしまう人もいます。一方、基準値に収まっていると言っても安心はできないです。肝臓など比較的丈夫な臓器はかなりのダメージを受けてからでないと不調が数値には現れてこないからです。肥満に関しても同様で、見た目はスリムで、BMIなどの数値も標準と判定されていても、暴飲暴食・運動不足などの不摂生を続けていたら、確実に動脈硬化・糖尿病といった生活習慣病のリスクは高くなります。こういったことから、単年で数値を見るというのはあまり意味がなく、数年間のデーターを見比べるという「数値の経年変化」を観察してはじめて、年一回の健康診断を受け続けるメリットを享受できることになる。特別な病気が隠されているというケース以外は、数値は突然劇的に悪くなることはないはずです。一年前の数値と比較して、悪くなっているところは基準値ないで有ったとしてもせめて前年に戻すために生活習慣や食生活を改善するといった努力をすることが必要です。これを続けることで、生活習慣病のリスクは大幅に減らすことができ、健康寿命を延ばすことが出来ます。

再検査となったらどうすべきか?
放置せず速やかに検査を受ける事。

健診と検診の違い
「健診」とは健康診断のことを意味し、健康であるかどうか・病気の危険因子があるかを確かめること目的に実施されるものです。一方「検診」とは、特定の病気を早期発見・早期治療することを目的に実施されるものです。

何歳から妥当か?
項目によって異なるが、女性の場合、子宮頸ガン検診は20代後半から、乳がん検診は30代での検診が推奨されてます。

検査項目を追加する事は可能か?
医療機関が提案するいくつかのプランから選択する形態なので自分の検査項目を増やすのはむつかしい。

人間ドックなどを受けるつもりなので企業の一般健康診断を断ってもいい?
義務違反として罰則が科せられる。

詳しくは http://kashiwa-kenko.com/72874/?p=5&fwType=amb