みなさん、こんにちは。
7月ですね。
暑さはこれからが本番ではありますが、6月の夏至を過ぎ、少しずつではありますが、昼間の時間が短くなっていくと思うと、昼行性の私としてはちょっとブルーになったりもします。
さて、唐突ではありますが、私は中学生の時、友人の影響を受けて「週刊少年ジャンプ」に、ドはまりした時期がありました。
スーパーカーブームのきっかけとなった「サーキットの狼」やたくさんの面白いマンガが連載されてましたね。
後に40年もの長きに渡って掲載された「こち亀」の連載が始まったのもこの頃になります。
(私の一番の楽しみはちばあきおさんの野球マンガ「プレイボール」でした。)
発売日である毎週月曜日が楽しみでそれはもう、火曜日の朝から次の月曜が待ち遠しいくらいでしたね。
私はそのうちジャンプを読むだけでは気が済まなくなり、こともあろうか少年マンガ誌を自分で作りたくなったのです。
その想いを親友のOくんに伝えたところ、「よしっ!つくろう」と話に乗ってくれました。
しかし、その中身は今思えば、笑っちゃうくらいおマヌケなものでした。
この頃の友人たちとのやり取りを思い出すたびに、ちびまる子ちゃんと世界観が重なるので、今回の挿絵はさくらももこさん風にしてみました。
◇100円で1冊のノートを購入。
◇1冊のノートに2人で5本ずつ計10本の連載マンガを描く。
◇5本のうち1本はカラーマンガ(色鉛筆)。
◇週刊誌は無理だから月刊誌にする。
(青字はキートン山田さん風の突っ込みで読んでいただければ嬉しいです。)
月刊誌だって、「無理」である。
◇完成したら150円で販売して、25円ずつ分け合う。
◇そして、名前は「月刊少年アタック」
名前がなぜ、「アタック」になったのかはよく憶えてないのですが、あまり意味はなく、単純に語感だけで気に入っていたのだと思います。
能天気な二人の中では盛り上がってましたね。
しかも、完成も待たずになんと、友人のHくんが先行予約してきたのです。
Hくんに完成したものを手渡してしまったら控えがないのに、次号からの続きをどうやって描くつもりでいるのだろう?この二人は・・・。
俄然、私とOくんは張り切って5本のマンガのタイトルを考え始めます。
すべては憶えていないのですが、私のマンガには「ゲームセット」という野球マンガがありました。
単純にちばあきおさんの「プレイボール」のパクリです。
「ゲームセット」って・・・そのまま物語も終わってしまいそうである。
Oくんのマンガには「コックくん」という料理マンガと「カメライダーの世界の不思議」という紀行マンガ的なものがあったのを記憶しています。
そんなこんなで二人とも、5本ずつタイトルが出そろいました。
ところが中学生活はそんなにも甘くなく、毎日部活動でへとへとになって帰って、ろくに勉強もやっていなかったとはいえ、当然中間試験や期末試験もあり、なかなかマンガを描くには至りません。
とうとう、Oくんからは「無理」と見限られてしまいました。
そこへHくんが「よしっ、俺が代わりに描くから一緒にやろう」と、言ってくれたので、さっそく5本のマンガのタイトルをHくんにもあげてもらいました。
ところが、そのタイトルをみて、衝撃。
思春期、真っただ中にいるHくんの上げてきたタイトルはすべてが少年マンガという路線を大幅に逸脱したものばかりだったのです。
ついに私はここで、「月刊少年アタック」の創刊を断念 することになったのでした。
しかしですね、当時の「月刊マンガを作りたい」という想いが、実は現在の私のアメブロ継続にほんのちょっとだけ、役立っているような・・・・・・気がします。
私は、(おこがましくも)アメブロさんから月一の連載をいただいていると、勝手に自らに心地よいプレッシャーを与えています。
実際に穴をあけたところで罰を受けるわけではありませんけどね 。
かといって、何もないとおそらく私の性分ですからブログを続けることは難しかったのではないのかなと思っております。
アメブロを継続するうえで次月号は何をネタにしようかなとかブログがアップし終わった後の「今月も無事、脱稿出来たぁ~」という感覚などを勝手に楽しんでおります。
もちろん、継続できている最大のポイントは、みなさんからの「いいね」や「コメント」。
すごい励みになっていることは言うまでもないですね。
しかし、Oくんの「コックくん」や「カメライダーの世界の不思議」って、・・・どんな構想だったのだろうか?
一度読んでみたかったなぁ。
月刊誌でなく、季刊誌で出来ないかなぁ・・・?
kashiwagiよ、人間、あきらめが肝心である。
最後までお読みいただき、有難うございました。