アラ還オヤジが
生まれて初めて利用したエステサロンが
なんとまあよりによって閉店となりまして
通い始めた頃は4人いたエステシャンが
最後はたった1人になってました....
1店舗しか知らないわけで、
しかもエステ業界に詳しくもなかった
アラ還オヤジですが、
つぶサロ(つぶれかけのエステサロン)にありがち
と言いますか
(ほとんどは他業種にも共通することですが)
共通するいくつかのポイントがありそうなので考えてみました
まずこちらのエステサロン
駅から徒歩5分程度の好立地で居酒屋やbar、レストランなどが入る飲食系ビルの2Fにありまして
内装もさほど悪くなく(自宅サロンと比べればお金かかってると思いますし、ほとんどの個室はシャワー付きでした)
当然家賃はそれなりにかかると思われます。
なのに月一以上のリピーターのお客さんはたぶん総計20人はいかないくらい?で売上げ0円の日もあるほど
そうなると
常に割引クーポンを発行して、ホットペッパーでも割引が日常化、恒常化しちゃってました
近隣の同業に比べて結果として割安な価格設定となりますが
それほど訴求力は向上せずブランディングに失敗しているという結果となったよう
オイルリンパマッサージが主力メニューだったようですが、
ゴッドハンドの持ち主みたいな師匠はいなくて、
未経験の新入スタッフに古株が1回研修するだけで、
後は自主トレに任せると言う
極めてのどかな職場のようでした
その後技術のブラッシュアップを図る研修も何もないようで
そうなると
売上げを積み増すために、
脱毛だ、痩身マシンだ、ハイドラフェイシャルだ、ハイフだ、
とどんどん新メニューが増えていき(しかもマシン購入にお金がかかるものばかり)
固定費負担が増えていくのに
売上げはたいして伸びない状態で
挙げ句の果てには整骨みたいな新メニューも登場し、
ここエステサロンじゃないの?状態で
顧客の信用を増すには逆効果だったと思われます。
この間、主力のオイルリンパマッサージの技術研修みたいなコア事業の建て直しを図る動きは感じられませんでした
あとあるあるですが、
エステシャン同士が裏では仲が悪く、
同僚の個人情報をお客の私に話すエステシャンがいたり、
色恋で指名をとってると陰口を叩かれるエステシャンがいたりと、
女の園の怖さを人生初体験しました
他にも
店長始めエステシャン全員が
正社員ではなくパート雇用で、
アラ還オヤジからするとこの業界の闇を感じさせました
エステサロン業界特有というより、
どの業界に出店してても同じ結末だっただろうなぁと思われる
エグい店舗でしたが、
閉店の告知をして顧客に感謝を伝えたり不甲斐ない結果を詫びることもなく、
ただ(何時なのかも不明な)リニューアルオープン予定ですと
シラをきって
顧客が離散していくのを黙認し
最後に残ったパートエステシャンにリニューアルオープンまでの休業補償も払わないとなると、
人生初のエステサロン経験で
えらいババを引いてしまったものだと
アラ還ジジイは枕を濡らすのでした