ピースメーカー

１９９７年製作 / １２４分 / アメリカ合衆国
原題：The Peacemaker

ＳＴＡＲＴに基づき、ロシアから解体される予定の核弾頭１０発が何者かに盗み出され、そのうちの１発が爆発してしまいました

*START とは？ 第一次戦略兵器削減条約（だいいちじせんりゃくへいきさくげんじょうやく、英: Strategic Arms Reduction Treaty、START I）は、１９９１年７月にアメリカ合衆国と、ソビエト連邦との間に結ばれた核兵器の軍縮条約の一つです

核爆発を確認したアメリカ合衆国は、ケリー博士（ニコール・キッドマン）ら専門家を招集して、統合参謀本部第２部ロシア担当情報参謀のデヴォー大佐（ジョージ・クルーニー）は、ウィーンで輸送に使ったトラックの足取りを掴む

目的地は、コンピュータに記載された謎の記号「44E」

その頃、ボスニアでは外交官のデューサン（マーセル・ユーレス）が国連に派遣されることが決定された

一方、監視衛星でトラックを捉えたデヴォー大佐は、核弾頭８発の回収に成功する

残りの１発は､外交官のデューサンの手に渡り、外交官の荷物として無審査でニューヨークに持ち込まれてしまった

*外交特権とは？ 外交特権（がいこうとっけん、仏: Immunité diplomatique、英: Diplomatic immunity）は、外交使節団の接受国が国内に駐在している外国公館や、外交官および国際機関などに対して与える特権および免除

公館の不可侵や、刑事裁判権・租税の免除などがあるそうです

これらの特権は、外交関係に関するウィーン条約（外交関係条約）に基づいています

何か、水戸光圀公のこの紋所が目に入らぬかぁ控え折ろう　って、やつやね　ｵｵｵｵｫ……(ﾉﾟοﾟ)ﾉﾐ(ﾉ _ _)ﾉｺｹｯ!!

犯行後に公表されるはずのＩＦＯＲ宛てのビデオを観たケリー博士は、外交官のデューサンの言葉や背景から記号「44E」が、緯度４４度線上のサラエボではなく、国連ビルのある東４４丁目（マンハッタン）のことであると断定し、大統領から与えられた権限により、ニューヨークを厳戒態勢に指定、大都市ニューヨークを舞台に「核爆弾を背負ったバックパッカーを探す」と、呼ばれる大捕り物を行うことに．．

*ＩＦＯＲとは？ 和平履行部隊（わへいりこうぶたい、英：Implementation Force, IFOR）は、ボスニア･ヘルツェゴビナに展開していた平和維持部隊

放射線探知機を便りにその行方を追う、デヴォー大佐とケリー博士は、ついに外交官のデューサンを発見する

ユーゴ紛争で、故郷を破壊した「ピースメーカー」への怒りと悲しみに満ちた復讐を誓う外交官のデューサン、そしてデヴォー大佐とケリー博士はニューヨークを破壊する核弾頭を持込に成功した外交官のデューサンを探し出し追い詰めるが、逮捕寸前に自殺されてしまう

しかし、核爆弾の時限式起爆装置は作動されており、爆縮機能の一部を解除し核兵器としての機能は発揮できないようにしたが、結果的に爆発させ汚い爆弾として放射性物質を拡散させてしまうことになる．．

キャスト

トム・デヴォー　　　　　　　　　ジョージ・クルーニー - 米陸軍大佐

ジュリア・ケリー　　　　　　　　ニコール・キッドマン - 原子力科学者

デューサン・ガブリック　　　　マーセル・ユーレス

アレクサンドル・コドロフ　　　アレクサンダー・バルエフ - ﾛｼｱ軍将軍

ブラド・ミリック　　　　　　　　　レネ・メドヴェセク

テリー・ハミルトン　　　　　　　ゲイリー・ワーンツ

ケン　　　　　　　　　　　　　　　ランダル・バティンコフ