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【タロットで稼ぐには学びが必用】
タロット占い師になるには
資格はいりません。
「私は占い師」と宣言してしまえば、
それだけでプロの肩書きが持てます。
けれども正確にいうと
タロット占い師になるには
資格がいらない、のではなくて
タロット占い師のスキルや知識レベルを
検査する機関がなく、
資格が存在していないので
単に無法地帯であるというだけです。
その分、
完全に実力主義の弱肉強食の職業で
「腕１本」だけしか武器になりませんから
成功を目指すなら
本気で仕事に取り組む姿勢が
必要不可欠です。
【話をすることで癒すトークセラピー】
生きていたら様々な分野で問題が湧き起こります。
自己肯定感の低さ、
ネガティブ思考に囚われる癖、
現実離れした期待など、
自分の内側で作り出すものや
人間関係のトラブル、
経済的困難、
身体の健康状態、
そしてトラウマになるような出来事など
要因が外部にあるものなど
誰だってストレスを抱え、
悩み、迷うことはありますから
不安を吐き出せるところを求めて、
信頼して相談できる場所を
求めたくなることはあるでしょう。
科学的根拠を追求する心理学でも
信頼できる話し相手がいることに
ストレスを軽減する効果があることは
証明されていますから
欧米では、数十年前から
話を聴いて、認めて、ねぎらい、
未来へ向かう希望を作るサポートをする
「トークセラピー」の重要性が
一般的になっています。
基本的に悩みは、
望みと現状の間にギャップがあると生まれますから
そのギャップを埋めるための
心の捉え方や考え方や行動を見直すことが
解決への糸口になります。
その時に客観的に的確にサポートしてくれる存在は
偉大です。
そしてタロットリーディングも
対話を促す「トークセラピー」です。
これからの日本でも、
心をオープンにできる場所で、
会話をサポートできるプロがいることは
大切になっていくでしょうから、
理由を裏付けして、
解釈に納得してもらえる鑑定が
できるようになるなら、
生きて幸せになる勇気をもたらす
意義と意味のある活動となって
本当にやりがいを感じる人生を
送ることができるようになるでしょう。
【稼ぐための奥義】
今後、人工知能の発展で
人間ができる仕事が減ると言われていますが
人の心に寄り添う仕事だけでなく
人の心だけが作り出せることに関わる仕事だけは
なくなりそうにはありません。
現代経済学の父、アダム・スミスは
「経済は喜びに対して払われる対価で成り立つ」と
言いました。
だからビジネスとは
「価値と喜びを提供することに対して
お代をいただくこと」です。
つまり「稼ぐ」ということは
「目の前にいる人をどれほど喜ばせて、
人生の質を変えてあげることができるだろう」と
考えることです。
これはタロット占いだけでなく、
どんなビジネスにも共通している
生き残るための奥義です。
料理でも、車の運転でも、
スポーツでも、音楽でも、
物書きでも、アートでも、
数時間の訓練でお手軽にプロになれる
業種は存在しません。
ましてや人の心に寄り添う活動を手がけるなら
真剣に学ぶことは必須ですから
「タロットは適当にプロになれる程度
学べればいい」という人に
成功のチャンスはそうそうありません。
また、タロットは占い、というよりも、
歴史ある学問がバックボーンにあるものなので
深層心理分析ツールと言った方が正しく、
実はしっかり学ばないと
深く使いこなせないものです。
それこそ
お金を払う価値があると思ってもらえるほどに
悩んでいる方の心に寄り添うには
しっかりしたスキルが必要です。
【不幸せ感や欠乏感は”治せる”】
自己肯定感の低さ、自信の欠如、不幸せ感や欠乏感は
世界中に蔓延している疾患のようなものです。
それでも人は、誰だって、
生きる価値を実感できる毎日を自ら作り出す
パワーを持っているので、
不幸せは「治す」ことができます。
特に現代日本では
論理的に幸せになる方法を知らない人や
慢性的に不幸感を抱えることに対して疑問持たず
当たり前のように自信に欠けている人が
多くいらっしゃいますが、
それは実は、とてもおかしい、奇妙な生き方です。
だからこそ誰かの人生を根底から好転させ
幸せを感じて生きる人を一人でも増やす活動は
ブルーオーシャン的に
まだまだ人手が足りなくて、
ずっと第一線で活躍できる分野です。
タロット占いは
安易な憧れで入って脱落する人も多く、
怪しいという偏見も強く持たれますが
タロットほど包括的に
生きる叡智を説き、
自分の状態を知って納得して、
アドバイスまで提供できる
心を映す鏡になる深層心理分析ツールは
そうそうないので、
学べば学ぶほど深く面白くなり、
マスターすることに誇りを持ち、
喜びを人に与えることのできる
満ちた人生を作る鍵になります。
私が特に目指す事は
女性の自己肯定感を上げることです。
男女平等ランキング世界156カ国中
120位という、性差別がひどいこの国で、
生きづらい思いをしている女性はたくさんいますが、
どこにいても、いつまでも、
信頼され選ばれるスキルで、
社会で必要とされる存在になり、
女性が生き易くなるようにお手伝いできる
素敵な人を増やしていけたら嬉しいと思っています。
ーーー
では、ひとまずタロット心理学連載はここまでとなります。
今までお読みいただいてありがとうございました！
＊＊＊＊
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【昭和・平成の占いスタイルは古い】
「今は水瓶座の時代」といったフレーズを
聞いたことはありますか？
そういった「〇〇の時代」とは
天文学的な星の配置によって
決まっている一定の時期のことで、
どのような影響があるかは
占星術的に解釈されているものです。
私が開催しているオンラインサロンにて
水瓶座の時代について
一度、レクチャーをしたことがありますので
どのような星の並びで決められて、
どのような影響があるのか、ということに
ご興味があれば、
是非下記画像をクリックして
動画をご覧になっていただければ、と思います。
今までの昭和・平成の時代では
占い師のことを、まるで
摩訶不思議な力を持つ霊能力者や
何らかの魔法使いのようなものと信じて
当たる・当たらないを重視していていた
傾向が強く、
・自信のない人
・無力感を感じる人
・他人軸な人
・依存癖がある人
・厳しいことを聞きたくない人
・自分に向き合いたくない人
・努力したくない人
といった
自分で考えて自分で行動することに
不安を感じて
他人に決めてもらう事が
楽で安全で正しいと信じている人をカモに
霊感を謳う、手っ取り早く
不誠実な解決法を
提示する占いビジネスも増えました。
特に「どんなことに対してもカードを引いて
テキトーなことを言おうとしたら
できてしまう」タロット占いが
そのような流れに悪用されたことは
否めません。
【水瓶座の時代の生き方とアプローチ】
その点、
現在、本格的になり始めた
水瓶座の時代は
「透明性」「論理性」「現実性」「合理性」が
重視されるようになる時代なので
これからの時代のタロット鑑定に必要なことは
地に足ついた論理的な内容で
真っ当に生きることを
サポートすることになり
適当なことを言えば事足りたり
当てることを目的とするような
占いスタイルは廃れていくでしょう。
現に、
一概には決め付けられませんが
私の体験上、年配の方になるほど
将来は決まっていると信じて
当たる当たらないを重視する
傾向が強くなりますが
若い世代ではどんどん
「なぜそういう解釈になるか」という
納得できる理由と理屈を求めている人が
増えていることからも
時代が変わって、
水瓶座の時代に突入したことが伺えます。
だから鑑定をされる側も、鑑定をする側も、
時代の変化を意識して
相談をする側は、
占い師からの全ての言葉が
正しいわけではないと認識した上で
安易に他人に自分の人生の答えを求めないこと、
そして占う側は、
無責任な言葉は伝えずにに、
相談者の中から答えを引き出す気持ちで
向き合うことが重要になります。
例えば
「あなたの将来は決まっていて
あなたには自分の人生を切り開く
力もコントーロールもない」
と言われることと
「あなたには
あなたらしい人生を作る自由があって
あなたのパワーは無限で、
あなたは無力ではない」と
言われること、
どちらがいいでしょう？
そしてどちらを伝えられるようになりたいですか？
【”自分らしく生きる”をサポートする】
タロットが伝えていることは人生哲学なので、
タロットの最善で現実的な使い方は、
自分の人生の主導権を認識して
「エンパワメント」や「自己効力感」を
育むサポートをするために
未来は決まっておらず
自分自身の選択で決まる、という
生き方を伝えることです。
なにしろ、心から安心できて楽しい人生は
自分で行動することからしか始まりません。
他人任せで嘆いて
諦めの境地にとどまるよりも
何とか行動に移して
変化を起こしてしまった方が
何事も早く解決しますから、
自分を主役として
自分軸で生きて、
自分に自信を持って、
真っ当に自分を愛して、
ブレない生き方する人は、
年齢相応に自分らしく輝いて
人生をまっとうすることができます。
人生は、何があっても
生きて、体験して、自らの意識で味わって
ナンボのものですし
どんな体験も
命あってのものだから尊く、
本当に自分を大切にする先には
それまで知らなかった喜びと幸せがあります。
いつも心の声に素直になって選択しつつ、
起こる出来事全てに納得していけば、
後悔することのない手応えのある
喜びに満ちた人生を作れるでしょう。
「未来は自分の力で
切り開いて作っていくもの」という
当たり前の真理を伝えて
理想に向かうために
どうしたらいいかを一緒に考え
自分らしく生きる方のお手伝いをできる
タロット鑑定師が
これからの水瓶座の時代で
長続きして活躍できる鑑定師です。
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【サービス提供者側の自己肯定感が大切】
占い師、鑑定師、セラピスト、
カウンセラーなど、
人の心に寄り添う活動で活躍するために
スキルや知識よりも大切な事は
人間性、特に自己肯定感です。
なぜなら、鑑定師や施術者の
自己肯定感の高さそのものが
引き上げられるクライエントの
人間性の高さの限界であるように
自己肯定感の度合いは、
クライエントに直に影響を及ぼすからです。
そして自己肯定感とは、
自分の長所も短所もジャッジせず
全部ありのままに受け入れて認めることです。
もしもサービス提供者側の
自己肯定感が低いままだと、
自分軸がぶれて自分自身を認められなくなり、
心の余裕がなくなるので
クライエントから自分がどう見えているかを気にしたり、
クライアントからの評価や承認を求めて
寄り添うことに集中できなくなる傾向が強くなって
本末転倒になってしまいます。
そうなると
クライアントのありのままを認めるどころか、
必要以上に感情移入をしてしまったり、
知ったかぶりをしてマウントをとって
上から目線でアドバイスをしたり、
あるいは
自分を犠牲にして心身削って過剰なサポートをしたり、
自分を卑下して低姿勢になりすぎて
クライエントから格下に見られたりして
クライエントとの関わりだけで
疲弊してしまうことになります。
【ネガティブエネルギーは”もらうもの”じゃない】
よく、サービス提供に関わる方々の中に
「クライエントから
ネガティブエネルギーをもらっちゃった」と
仰る方がいらっしゃいますが、
そんなものは「もらう」わけではなく、
自分の中で解消されていない
心の中の痛みや悲しみ、怒りや
コンプレックス、自身の欠如などの
ネガティブな記憶や感情が刺激されて
出てきてしまう、というだけのことです。
つまり厳密にいうと、
「もらった」のではなくて
「内に抱えているものが刺激されてしまった」
ということです。
自分が抱えてきた
ネガティブさが刺激されることを
「地雷」と呼んだりしますが
それが爆発すると
客観的に物事の判断ができなくなり、
感情的になってしまう方も多いので、
依頼者の話に引っ張られて
心のバランスを崩していては
まだまだ未熟、ということです。
占い、鑑定そしてカウンセリングなどでは、
ネガティブな話を聞くことが始まりですから
占い師の仕事は体調不良を起こしやすい仕事の
上位にランキング入りしていますが
それは
自分自身のメンタルをケアして
過去からのネガティブに向き合って昇華する
重要さを如実に表しています。
【自らロールモデルになる】
人工知能が飛躍して、
将来的にあらゆる仕事が
なくなっていく、と言われる世の中でも
人の心に触れる仕事が
なくなることはないし
むしろ成功するでしょう。
けれども成功の鍵は
まずは自分自身が
人生のロールモデルになっていて
人の心に寄り添うための
人間性の質が整っている、という
ゆずれない条件に基づきます。
なぜなら、自分が不幸せで満たされていないのに
他人を幸せにすることはできないからです。
だからビジネスが成功しない、という悩みの根底には
自分自身を蔑ろにしていることに気が付かないまま、
お金だけを得ようとしている原因が
潜んでいるケースがとても多いです。
自信に欠けて、不幸せそうな雰囲気を
醸し出している人から
幸せになるためのアドバイスをもらっても
信憑性に欠けますし
また、人は自分の価値観を
否定せずに認めてくれる人や
共感してくれる人にしか本音をシェアしませんから、
自己肯定感が低いことが理由で
十分に意識を向けてくれることができない
サービス提供者に対して
心をオープンにする事はありません。
そうすると信頼関係を築く事が難しくなるので
たとえスキルや知識が高くても、
良い結果が出せなくなります。
だから、鑑定師など、
サービス提供者は自分自身が
ロールモデルとして生きることはとても大切です。
鑑定師は鑑定師自身が商品そのものですから、
人生を変えるための改善策とアドバイスを
考えつく叡智を身につけるために、
様々な知識と人生の理解を得て、
学び続ける努力が絶対的に必要ですから、
自分磨きを怠らない意識が絶対に必要です。
あなたが輝き、あなたの言葉に触れる方も
同じように輝いて生きられるように
日常的に
メンタルのメンテナンスをしっかりしておきましょう。
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【スキル習得は時間がかかる】
タロット学習初心者の方はズバリ最初から
一言で言い当てることができないなら
自分には才能がないと
信じてしまうことも多いですが、
それは違います。
人生の背景は誰にとっても複雑なので、
相手のことがよく分からないのに
カードを出した途端に真意がわかって
言い当てるなんていうことを
初心者レベルからできる人はいません。
ましてや
暗記だけや、絵柄からの感覚だけで
達成しようとしても、なかなか
たどり着くことのできない境地です。
なにしろ、
・カードの意味を把握すること
・状況に当てはめて応用すること
この二つは別々のスキルで、
片方を無視しては
深みあるリーディングのスキルとして
完成しないので
同時進行で学ばなくてはならないから
時間がかかるものだからです。
だから最初からスムースにできないからといって
焦らなくても大丈夫です。
学びの段階は努力と共に
徐々に上がるものなので、
自分の能力のステージがどこなのかを認識して、
現状での能力を精一杯活かしましょう。
【まずは自分の能力の限界を知る】
だからこそ、大切なことは
自分の境界線です。
分からないことは分からないし、
知らないことは知らない、
といったことを認めることで
⾃分の鑑定スタイルを確⽴させることが出来ます。
注目すべき点は次の3点です：
・どんな人とクライエントとして付き合いたいか、付き合いたくないか
・どんなことができるのか、できないのか
・どんなことをしたいのか、したくないのか
例えば
霊感があって、何か感じることに
自信があるならそれを活かせばいいし
反対に霊感がないならないで
論理的に、心理学で心に寄り添えばいいことです。
とにかく
持ってない能力をまるで持っているかのように
振る舞う方が危険ですし、
それではいつまで経っても
スキルに自信が持てるわけがありません。
また、どんな人を対象にリーディングを
したいのかを
自分ではっきり知っておくこともとても
大切です。
以前、元生徒さんのクライエントさんから
「あなたの生徒さんからの鑑定が
全然心に寄り添ってもらってないもので、
お金を無駄にしました」と
私の方に苦情が入ったことがありました。
両方からお話を聞いてみたら、
どちらが悪いというお話しではなくて、
どちらも期待値がそぐわなかったので
齟齬が出たようでした。
相談者さんの方は
霊感占いを求めていて、
私の元生徒さんの方は
そういう方向性で活動をしていなかったので
「心に寄り添ってない、
当たってない」という
クレームが出てしまいました。
【相談者の期待値とのすり合わせ】
つまり、
初めての相談者さんとは
期待値をすり合わせることは必要なので、
ブレない自分のスタイルを築いて
必要な時は
「そういう鑑定はしません」と、
断る時は断っていい、
という自分軸を貫いてください。
私自身も
「確認のできないことや、
未来予知や予言はしませんので、
そういったことを見ていただきたい方は
自称霊感占い師さんにご相談ください」とか
「運勢を見てもらいたい方は
四柱推命や算命学などの
命術の専門の方にお伺いください」と
お伝えしてしまいます。
自分の境界線を決めると
余計なストレスを抱える必要なないので
本当に楽になります。
なぜこれが重要かというと
人生の指針をお伝えする役目をもつ
タロット鑑定師にとって
人を導く資格があることの証として
自分自身が満たされている環境で
活動をすることが大切だからです。
できないことを無理やりしようとしたり
関わりたくないタイプの人と
無理に付き合い続けたりして
自分自身が不幸せや欠乏感を感じる
状態に置くことは
信頼と信ぴょう性の問題になってしまいます。
言い換えると、
自分の人生に納得していない人が
他人の心に寄り添う仕事を
全うしようとすることは
とてもハードルが高いことなので
結局、稼げなかったり
相談者の人生に良い影響を及ぼせないんど
結果がともわなかったりするので
人の心に寄り添う活動を手がけるならば
自分の人生に対する責任を負って、
自分自身の心に寄り添い、気分よく活動ができる
環境を整えることは必須、ということです。
できること、できないこと、
したいことと、したくないことと、
関わりたい人、関わりたくない人、というところで
自分の境界線をしっかり決めておくと、
充実するリーディングを手掛ける機会が増えます。
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＃潜在意識
＃コミュニケーション
＃共感
【タロットで未来予知はできない】
どんな占術でも
絶対に未来予知を言い当てる
確証はありません。
もしも予知予言が当たるとしたら、
元々そのような才覚を持っているから
できることであって、
カードや占術があるから
できるようになることではない、
ということです。
タロットリーディングでも
いつなにが起こりますか、
というような質問が多くきまが、
これはタロットカードが
未来予知道具だと
誤解されているからです。
けれども
未来は現状の行動の結果というだけであり
何がいつ起こるかをコントロールしているものは
自分以外の何者でもありませんから
注目すべきことは「今何をするべきか」
ということです。
【占いで見える未来】
例えば占星術のような
星の流れで宿命を判断する命術ですら
何が起こるかと言うことを
言いあてることは難しいことです。
占星術で見れる出来事は
どんな星回りの組み合わせで、
どんなタイミングで
どんなエネルギーのダイナミックさが
現れるかと言うことだけなので、
それがどんな出来事になるか、
という事までは、
実際にその時になるまで わからないし、
「こういうことだったのか」と
わかるのは、
結局は、過去に起こった出来事を
振り返った時だけです。
私自身も命術の算命学で
〇〇年の何月に出会い運があるよ、と
言われたことがありますが
家にこもって仕事ばかりしていたので
恋愛的出会いなぞ
全くありませんでしたが
その代わりに、仕事において
良いクライエントさんに
沢山会うことができました。
だからたとえ占いで
「いつ」と言われても
行動が伴わなければそれが
現実になることはない、ということです。
宿命をみる命術ですらそうなので、
宿命をみるための原理原則が根底にない
タロット占いにおいては、
将来の出来事なんてみる術がありません。
言い換えると、
カードを引いて適当な事は
いくらでも言えますが、
いつ何が起こるかということを
的確に予言するための理論が
タロットには欠けているので、
未来予知は不可能です。
【”いつ”という質問には現実的に向き合う】
ただ、”占い”という傘の下だと、
多大な期待を寄せられて
現実的には知りようもない質問が来てしまいます。
それでも結局、
どうひっくり返っても、
人生は現実的に向き合わないと
自分らしく生きることはできませんから、
「いつ？」という質問に対しても、
現実的な答えが必要です。
例えば
「いつ新しい人と出会えますか？」という質問には
「あなたが前彼への執着を
手放せるようになった時です」など
「いつ起こるか」ではなく
「何をすれば」あるいは
「どういう心持ちでいたら」など
「〇〇になったら」「〇〇をしたら」といった
条件を見るためにカードを引くと
現実的なアドバイスをすることができます。
あるいは
「職に応募して履歴書を送ったけれど、
いつ面接の連絡が来るか」といったタイプの質問の場合は
もしも、いつ返信が来るかが、はっきりと
分かる自信があるなら良いのですが
わからないと思った事に対して
適当なことを言うのではなく、
人生で何が起こっても
受け入れる心の強さを持つことの
大切さを伝えるための
ヒントを得るために
カードを引いて
困難に立ち向かう心づもりなどの方向性に
会話を持っていけるとベストです。
また、
「私の名前も知らないあの人は
いつ私を好きになってくれるか」といったような質問でも
やはり現実的なアプローチで、
どのように彼に自分の存在を
知ってもらうかということについて
お話しをした方が良いでしょう。
【”どこ”など、場所に関する質問】
また、どこ、といった場所に関する質問に関しても
タロットには
四柱推命などの東洋占術にあるような
方角を見るための原理原則がないので
例えば
「どこで新しい人と出会えますか？」といった質問にも
条件でお答えして差し上げ
「何か新しいことを学べる場所で」などお伝えし、
または、
どこへ旅行に行ったらいいですか？と
いうような質問に対しても
方角で決めるのではなく、
どういう活動をしたら良さそうか、
どういうことを学びたいかというような
目標ベースに決める、という方向性で
アドバイスして差し上げると良いでしょう。
相談者さんの質問を
そっくりそのまま受け取るのではなく、
責任持てる言葉で
現実的に答えやすいように
作り変えることは
真摯な言葉を伝えている自負と自信に繋がります。
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【話すだけでは良いリーディングにならない】
タロットカードは様々なことを対象に
鑑定できる万能ツールですが、
解釈する人によって
その内容の深さと重みが変わりますから
分かるように伝えられなければ
意味がありません。
だからタロット鑑定師として
相談者にわかってもらおうと
必死に⾔葉を伝える姿勢は
とても⼤切です。
けれども
コミュニケーションに関しての
最⼤の思い違いは
「⾔葉を発する事で思いが伝わると信じる事」
でもあるので
残念ながら、
どれほど⾔葉を尽くしても
本当に発信した側の意図がそのまま
伝わっているかどうかは判断ができないので
注意深く言葉を発すると同時に
傾聴にベストを尽くすしかありません。
そして傾聴とは、単に聞く・聴くことではなくて
相手が自分の内面に気付くように促せる聞き方で、
質問を上⼿に使うことでもあります。
聞き上⼿は質問上⼿でもあって
相⼿に話すきっかけを与えたり、
話の先を促したりすることができるスキルなので
適切な質問をできる「質問力」は
鑑定師にとってとても重要なコミュニケーションスキルです。
【内観を促すために質問をする】
例えば、
「あれ？なんでこんなことを聞くんだろう？」
「どんな意図があって相談に来ているんだろう？」と
疑問を感じた時には、
下手をすると、そのモヤモヤがカードに出て、
解釈が難しくなることもありますから
そんなモヤモヤをクリアにするために
カードを引いて、そこから
出たカードに従って
「こんなことに心当たりはありませんか？」と、
言葉の奥の思いや記憶を汲み取るように
質問をしながら会話を進めていくと
「心に寄り添う」リーディングになります。
それから、
占いという状況においては、
相談者からの情報が少ない中で
心当たりのあることを伝えることができれば
「当たっている」と感じてもらえますが、
そうはいっても、
情報が限定されている中で
全てを⾔い当てることは
大抵の場合は不可能に近いことですから、
なんでもかんでも
当てなければいけない、という
プレッシャーを感じる必要ありません。
現実的に会話を進めることが
最善のアプローチであり、
相手の状況をできる限り知る事は、
カードの解釈を⾒極める上で⼤切な事なので、
相談内容の情報が⾜りず、
自信を持って鑑定できない、と
感じる事柄ならば
質問することをためらわないでください。
その場合は
「タロットカードの⼀枚⼀枚は
状況に
合わせて⾊々な解釈が可能なので、
もっとピンポイントにカードから
答えを導き出せる
ように、
もう少し現状について
お伺いしてもいいですか？」と
お伺いすることで
「そうなんですね」と
快くお話をしていただけるでしょう。
中には情報をシェアしたくない
相談者もいらっしゃるので、
何をどこまで聞かないといけないか、
どこまで話ができることかを⾒極めて、
必要ならば鑑定をお断りさせていただくことも
視野にいれておいてください。
【してはいけない質問】
また、手当たり次第に質問すればよい、
というわけではありません。
相談者には時間（あるいはお⾦）の
制限があることを念頭において、
カードで見るはずのものまで聞かないように
必ず、「適切な質問だけ」をしてください。
それから質問をすることは
尋問することではないので、
なんで？なぜ？と聞かないことも鍵です。
これは占いや鑑定といった場合に限らず、
⼀般的な会話の中でも同じです。
なぜなら「なぜ」いう⾔葉は
「あなたのことが分からない」と
否定されていると感じる⾔葉だからです。
共感を示して
相手の言うことをあるがままに受け取りながら
相談者にとって有益な答えを
カードから得るために
相談者から情報を得てください。
なにしろ、
⼈は誰でも、⾃分の姿だけが⾒えないので
この世で⼀番知りたい事は
実は⾃分の事だけです。
相談者が
ご⾃分を知ることで
視界も広がりクリアになり
問題の認識も変わりますから
そんな境地に辿り着いてもらうように
質問を使い分けてください。
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【コミュニケーションの重要さ】
⽇本語に「⾔霊」という⾔葉があるように
⾔葉にもエネルギーがあって、
そのエネルギーは言葉を伝えた
相⼿の⼼に影響を及ぼしますから
丁寧に言葉を紡ぐことはとても重要です。
そこで鑑定の実⼒として
相談者からの信頼を得るためにも
高いコミュニケーションスキルは
必須事項になります。
会話がキャッチボールに
例えられることは多いですがが、
会話でやり取りされる大切なものは
⾔葉そのものよりも
実は「思いや気持ち」です。
つまり、コミュニケーションの真髄は
⾔葉にもなっていない
相⼿の⼼や気持ちを受け取って、
その心を返して差し上げることです。
【聞くことこそコミュニケーション】
だから心に寄り添うには
話を聞き、理解することが特に重要なことです。
そして⾔わずもがなですが、
相⼿の話をしっかりと聞けば、
その⼈が何を感じ、
何を考え、
何をしようとしているのかが
理解しやすくなります。
また、ただ話を聞き流しているだけで
信頼を得ることはできませんが、
「話を聴く」という行為は
相⼿の存在を肯定し、
安⼼感を与え、
⾃尊⼼を満たしてあげることですから
「この⼈はちゃんと話を
聞いてくれるから安⼼して話せる」と
感じる相⼿には
好意を抱いて、心を開きたいと
感じるようになるので、
聴くことで信頼を得ることは
必然的に
その⽅についてさらに多くの情報を
得られるようになります。
この経験が積み重なれば
人の気持ちを推測したり理解したりする際の
重要な⼿がかりを得るスキルが⾝に付きます。
【相手の立場で聞いて共感を示す】
相⼿のお話をしっかり聞くための第⼀歩は
相⼿の⽴場、つまり相⼿の⽬を通して
世界を⾒ることですから
藪から棒に鑑定師が
個⼈的な意⾒を押し付けることはタブーです。
そこで意識をすることは、
相⼿と⾃分の⽴場の区別をつけることです。
その区別がついていないと
「私だったらこうするだろう」あるいは
「私だったらこう思ってしまう」といった
⾃分の⽴場で相⼿の話を聞き、
⾃分の意⾒や判断を
押し付けてしまう可能性が出てきます。
そうすると相談者は、
話を聞いてくれないと感じたり、
⾃分の感情を否定されたと
感じてしまうかもしれません。
例えば
「彼⽒と喧嘩して落ち込んでいる」と
いった相談の時に
「じゃあ素直に謝ったらいいんじゃない」と
⾃分の⽴場と個人的な反応で
咄嗟にアドバイスをしてしまうようなことは
ただの押し付けです。
相⼿の⽴場でお話しを聞くとするならば、
「そうなんですね、
喧嘩してしまって落ち込んでいるんですね」と
ワンクッション置いて、
相手の気持ちを受け取ることが
気持ちを汲み取ってさしあげることです。
その上で、相談者の心の奥にある
「結末として何を望んでいるのか」について
カードを引いてみると良いでしょう。
つまり相⼿の⽴場で話を聞くということは、
その⼈の状況について、
まずは相⼿の⾔葉をありのままに
受け⽌めて共感して差し上げることです。
そうすると人は思いを肯定され、
気持ちをわかってもらえたと感じたら
安⼼感や満⾜感を得ることができます。
また、共感とは相⼿の話すことに対して、
何でも同意し、感情移入し、
賛成することではありません。
相⼿の話に賛成するのでも
反対するでもなく、
相⼿の思いをそのままに
受け⽌めてさしあげることです。
「相⼿に賛同する事」と
「共感する事」を混同してしまうと
コミュニケーションが
うまくいかなくなる場合が多いので、
違いを意識しておきましょう。
タロットリーディングでは
ただポジティブで良いことを⾔われたり
ただ事実を当てられたことに
感動を感じるよりも
ネガティブなことが多少あっても
真摯に⼼に寄り添ってもらったと感じる⽅が
印象に残り、リピートしたいと
感じてもらえることに繋がることが多いです。
そして心に寄り添うことは
それこそ共感をして差し上げることです。
相談者ができる限り
・理解してもらった
・言葉を引き出してくれた
・背中を押してもらった
・受け入れてもらえた
セッションの終わりに
こういった感情を感じてもらえることを目指してください。
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＃コミュニケーション
＃共感
優しさ第一
基本的に、
遠慮なしにネガティブなことを言う
辛口鑑定師が人気あるのは
メディア演出などの状況であって、
普通の鑑定で一般人がしても
喜ばれることはありません。
相談者が
「相談しなければよかった」
「お⾦を払う価値がなかった」
「無駄な時間を過ごした」と感じられるときは、
希望を持てる未来像が⾒えず、
ただネガティブなイメージだけ伝えられて
凹んでしまった時ですから
優しさを考慮することはとても大切です。
例えば、辛い恋愛をしている相談者さんは
そもそも上⼿くいかないのでは、と
不安を感じるからこそ相談をしています。
その上で希望を感じることが本当の願いなので、
頭ごなしに「これはだめな恋だから
あきらめましょう」と伝えてしまっては
⾝も蓋もありません。
「これは望みがない」と決めつけて
カードに向き合うことと
「希望を持ってもらうには
どうしたらいいだろう」という前向きな気持ちで
タロットを解釈をするのでは、
話の方向性が根本的に変わるぐらいに
鑑定師の心構えはリーディングの結果に
影響をもたらしますから
辛さの中にも希望の光を見出せる
鑑定スタイルを築くことが
信頼されて⻑く選ばれる鑑定師になるコツです。
ネガティブカードの読み方が腕の見せ所
ただ唯一、ネガティブなことを言っても
寛容に受け止められる時は
相談者から既に聞き及んでいる
現状のネガティブさや、
過去のネガティブ状態など
すでに分かっていることが
カードに反映されている場合だけです。
その場合は
「やっぱり喜ばしくない状態が
カードでも現れていますね」とお伝えすれば
「当たっている」と感じてもらって
むしろ信憑性が高まるので、
お伝えした方が良いです。
けれども
それ以外、未来や将来の展開において
ネガティブなカードが出た場合は
どのように伝えたらいいのか
考えどころです。
もしも結論的な場所で
カードがネガティブな場合は、
いきなり「ダメです」と
ズバリ言ってしまうのではなく、
・まずはなぜそうなのか、問題点を探し、クリアにする。
・どのようにすれば改善できるかを⾒つけだす。
・相談者⾃⾝が「新しい希望を⾒つけたい」と思えるように、
改善案を模索する。
こういったことを考慮しましょう。
その際に
・未来のことなら変えられる、という気持ちを持ってもらう。
・「こういう見方もある」と、違う視点から見てもらう。
・相談者が考えたことのない可能性を提案してみる。
こういったアドバイスを
１つでも多く⾒つけるために
スプレッドに拘らず、
必要な分だけカードを引いてみることも
良いでしょう。
また、相談者や状況にもよりますが、
ネガティブをどう伝えていいか
わからないときは、
いっそのこと解釈をせずに、
とりあえず会話をしながら様子を見て
言えることかどうかを見極める、という
方法もやり方もありです。
とにかく不安や辛さを抱えている方の
状況を好転させるには
改善策と行動ありきですから、
心を軽くして落ち込みを回復させ
相談者の気持ちをケアする
「救い」を⾒つけ
結果を少しでもくつがえす⽅法や
回避策を考慮するスキルこそ
鑑定師の本領となります。
ポジティブな面を見出す
相談者の心を傷つけてはいけないという
プレッシャーを感じたり、
良いことだけを聞きたいという
相談者の期待に応え過ぎようとして
むやみやたらに根拠なく
ポジティブなことを言って応援したり
「アゲ鑑定」をすることは
間違っていますが
「陰極まって陽になる、
陽極まって陰になる」と言われるように
どのカードにも陰と陽の2面性があるので
どんなネガティブなカードが出ても
解釈と捉え方次第で
可能性や希望や勇気を⾒つけることはできます。
そして
相談者が「私にもできることがある！無⼒じゃない！」と
感じていただけるように会話を進めましょう。
まずは「自分で人生を切り開く」という
考えが人生の土台になるので
自分自身を諦めちゃいけない、
人生の前で無力ではない、
運命は自分コントールできるという
自信と「エンパワメント」という、
自分自身にパワーを与えるサポートをしてあげてください。
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逆位置は採用すべき？
タロット占いでは
逆位置がよくわからないと感じる
初心者さんは多くいらっしゃいますし、
タロット鑑定師の中にも
採用しないという方もいらっしゃいます。
もしも
正位置で出ようと逆位置で出ようと
カードの本質からリーディングするから
関係ない、と判断する自信がある上での
採用しないという選択ならいいんですが、
ただ単に逆位置が
よくわからないから採用しない、という
捉え方では
タロットのポテンシャルを活かせません。
私としては、
正位置だけではたったの78枚ですが、
逆位置を取り入れると
途端に実質的に156枚、
つまり、156通りの視点から
物事を判断する基準がもたらされるので
リーディングの深さが増して
お得だと思いますし
逆位置になった場合は、
それもまた偶発性により
何か重要なメッセージを伝えていて
意識を向ける事柄を示唆しているから
無視するのは勿体無いと考えるので
逆位置を採用する方法をおすすめしています。
難しくなる逆位置の捉え方
逆位置が難しいと思われる理由は、
・逆位置は正位置の状態の「正反対」、あるいは
・正位置の状態が「無い・欠けている」である
という思い込みがあるからです。
これらの思い込みは逆位置を
必要以上に複雑にして
読み辛さを増幅させるだけです。
ただでさえ正位置の状態で、
1枚の中にいくつも意味を見出せるのに、
その中の一体どれが正反対になっているのかと
考え始めると、延々と疑問が出てしまいますし
同じように、
無い場合や、欠けていると考える場合でも、
まずは一体何が、どんな状態であるのか
最初の想定がわからないので
こちらも判断ができません。
また、
「その状況がどういうものであるかを
当てなければいけない」という
思い込みがあることも
逆位置のリーディングをさらに難しくします。
逆位置の時は
どんな状況になっているか
無理に当てなくて大丈夫です。
というか、むしろ、当てようとしないでください！
下手に「今あなたの状態は
こういうネガティブな状態です」と
決めつけて、それが当たっていれば
良しとしても
当たってもいないのに
ネガティブなことを断定することは
占い師に限らず信頼を失くすので、
普通に人としてしない方が無難です。
逆位置の読み方の奥義
基本的に、
タロットで正位置が出た場合は
ストレートにそのカードの意味が出ている時です。
そして逆位置はストレートな意味の
バランスがなんらかの形で
崩れている状態です。
だから逆位置であっても
本質は変わらない、という
視点を持つことがとても大切です。
例えばチョコレートを例にとってみましょう。
正位置の場合はストレートに食べやすい
美味しくいただける状態。
逆位置の場合は
溶けてドロドロ状態、あるいは
冷えすぎて固い状態で、
どちらにせよちょっと
食べにくい状態にある、と考えてみてください。
食べやすそうな状態でも
食べにくそうな状態でも
チョコレートは存在しているから
本質はある、と考えてもらうと
タロットの正位置と逆位置でも
現れ方に違いはあっても
本質はある、ということを
理解してもらえると思います。
逆位置の場合、
どのようにバランスが崩れているのかは
話をして、聞いてみないと
わからないことのほうが多いですから、
そこは聞いてしまった方が良いです。
チョコレートの状態を例にとると、
相談者さんに
「食べにくい状態になってないですか」と聞いてみる、
という感じで、
とにかく責任が持てないことや、
確信が持てないことは言わない方が無難、
ということはポリシーとして覚えておいてください。
もっと簡単に逆位置を理解するには、
状況の詳細はどうであれ
「バランスが取れてない状態」
ということだけを認識した上で、
アドバイスをする為の補佐と考えると良いです。
またチョコレートを例にとってみると
溶けているのなら冷やして固めるのか、
それともさらに溶かして牛乳と一緒に
ホッとチョコレートにするのか、
固すぎたらゆっくりと室温に戻すのか、
それとも素早くレンジで温めるのか、
いろいろ対処法を考えられると思います。
チョコレートがどうしてそういう状態になったのかを
考慮することも自由ですし、
「どうしたら美味しく食べられるか」ということを
考えることも自由です。
そんなアプローチが逆位置の在り方です。
だから逆位置が出た時は
「バランスが崩れているよ、注目して！
何か行動したらいいよ！」というメッセージだと
捉えてみることが重要です。
なぜかというと、
人はバランスが取れている
良い状況にいる、と知ると、
それ以上行動しようとはせずに
ひたすら現状維持に努めようとするから
今は良くても成長がないからです。
けれどもバランスが崩れていて、
改善の余地があると分かったら、
行動しようと思うモチベーションが出るので、
逆位置が出た時は「悪い」と
ジャッジするものではなく
成長と変化のステップアップのチャンス
という捉え方以外はありません。
そして、そもそも理想の状態は何だろう、と
相談者さんと一緒に追求して、
理想の状態にするためにどうしたらいいのか、と考える
サポートをして差し上げて
相談者さんには「私は大丈夫」と
感じてもらえるように
勇気が出る言葉をお伝えしてください。
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