新築間もない衆議院第一議員会館の大会議室で、

『私学助成全国署名集約・私学の学費問題を考える院内集会』が
鹿嶋私学交流会のブログ-2010121010350000.jpg
全国私学父母墾・すすめる会連絡会・全国私立学校教職員組合連合の主催で行われた。

全国から、400人以上の教職員や保護者が集結した。
鹿嶋私学交流会のブログ-2010121011370000.jpg

私学助成金の是正を求める署名が、

【7,749,226筆】

全国から集められた事が報告されて集会が始まった。

主催代表者が、
「本年度から就学支援金(年額約12万円)が支給されているのにも関わらず、経済的理由により中退する私立高校生が後を立たない。
問題は解決されていない。」
と、熱の入った挨拶をされた。

その後、参集いただいた国会議員の方々(議員15名、秘書代理21名)が私学教育に対する思いをそれぞれが語ってくださった。



国会議員の中にも私学教育に対して偏見や誤解を持っている方もいらっしゃるということが聞かされた。

まだまだ、道は険しそうである。


現状の報告なかで、
岡山県では、毎週日曜日に岡山駅を中心に高校生が街頭署名を行い、個別に署名のために『マイボード』を持ち歩いているそうだ。

また、19府県で年収350万円までの世帯は授業料の全額補助制度が確立。
大阪府などの取り組みを説明しながら、より具体的な提案が必要であることが確認された。


最後に活動する高校生の思いが伝えられた。
鹿嶋私学交流会のブログ-2010121011580000.jpg
神奈川県の高校では全校生徒(1400人)が各人150筆の署名を集めた事が報告された。
当事者の立場からの意見ということで会場は熱気に包まれた。



私の取り組み方を考え直させられる思いである。


昼食後、関係省庁、国会議員に対する要請行動を行う。
私は、茨城県の代表として、龍ヶ崎市の幼稚園の方々と、茨城県選出の国会議員の方々にご挨拶に伺う。

明後日に、茨城県議会議員選挙を控えているため、国会議員の方々は留守ではあったが、秘書の方々が熱心に私たちの意見を聞いてくださった。


署名をしてくださった全国の皆さん、本日、参集くださった国会議員及び秘書の方々、保護者、教職員の皆さん、

ありがとうございました。
感謝いたします。



報告
副代表 碇 策行

水戸市民会館にて
行われた今回の集会


鹿嶋私学交流会のブログ-101030_1435~010001.jpg


常盤・水城・鹿島の生徒さんらによる吹奏楽、ダンスが披露され、私学らしい「オリジナリティ」を遺憾なく発揮した。



国会議員、県議会議員らを招いての集会は初めてとあって、共通理解を持つ目的は達成出来たと思う。


鹿嶋私学交流会のブログ-101030_1552~01.jpg


教育に投資しない国や県の在り方は、「大学まで無償の北欧は理想」だとしながらも、やはり一歩も二歩も腰が引けていると評せずにはいられない。



公立高校無償化・修学支援金の制度がスタートし、私学にとって「一歩前進」かもしれないが、我々の訴える「公私間格差是正」は解決していない。


我々は血税を平等に分配してくれと主張しているだけで、私学に「カネよこせ」とは言っていない。


教育制度の設計を根本から見直すべきだが、今の政治では熟議をしても流れてしまう。


一方で我々は


毎年署名を集め、国や県に届けるも、議案として採択された試しは一度もなく、ややもすれば手法そのものを変えなくてはならない所にいるのかもしれない。


兎にも角にも、今回の集会を機に我々は「手をつなぎ一つになる」のが先決だ。


今後関ブロなどの集会には是非とも議員を招いて、共有する機会にするべきだと強く感じた。





心配された天候も日差しは少ないものの、絶妙の行楽日和ニコニコ
kashimashigakuさんのブログ-2010101711160000.jpgたくさんの人で賑わっています。
kashimashigakuさんのブログ-2010101710520000.jpg私たち『鹿嶋私学交流会』のブースも大盛況!!
kashimashigakuさんのブログ-2010101710540000.jpgたくさんのニコニコ笑顔に溢れています。
kashimashigakuさんのブログ-2010101711300000.jpgkashimashigakuさんのブログ-2010101711350000.jpg


本日も保護者をはじめ、たくさんの方にご協力いただきました。
ありがとうございました。

署名は、2日間、

合計 1075筆

これだけの御賛同をいただき、改めて感謝いたします。


反省点を挙げるとすれば、
去年、ご協力いただいた方々へ、今回のご協力の要請が徹底できなかった事である。


要請をさせていただけば、快く引き受けくださる方々もあったと思うと悔やまれる。

せっかくの『共働』の機会を無くしてしまったショック!


今後の課題としたい。


大活躍した『わたあめ製造機』をお貸しくださった、鹿島幼稚園をはじめ、子鹿幼稚園、鹿島学園、清真学園、4つの私学、そして今回、ご協力くださったすべて皆様の益々の発展と繁栄を御祈りいたします。


誠に、ありがとうございました。


報告 鹿嶋私学交流会
副代表 碇 策行