みなさん、こんにちは
KG高等学院 通信制 自由が丘キャンパスの
いっちー先生です。
というブログを書きました。
その3日後の12月17日(火)に、
萩生田光一文部科学大臣記者会にて、
大学入学共通テストの記述式問題導入の見送りが
正式に発表されました。
萩生田光一文部科学大臣記者会見録(令和元年12月17日)
文部科学省HP
文部科学省HP
個人的には、記述式の試験導入は野心的で良いなと思った一方で、
やはり騒がれていた「50万人の採点の統一化が難しい」ことや
「自己採点が難しい」といったところで頓挫したようです。
上記で紹介した会見録のホームページのテキスト版にも書かれていますが、
プレテストの段階で採点ミスが0.3パーセントあったというところも
一つ大きな問題だったようです。
正直なところ、
「ミスをしない人間なんていない」と考えてる私としては、
0.3%という数字だけ見ると
「その程度のミスは許容されてもいいのではないか?」
といった考えも出てこなくはありません。
しかし、50万人の受験生の0.3%といえば、
1,500人の受験生が採点ミスに合うという計算になります。
0.3%という数字だけだと、私のように「許容されてもいいのではないか」とも言えますが、
1,500人もの受験生が被害にあうと考えれば大問題です。
受験生からしてみたら、自分が採点ミスの被害に会いたくないのは当然で、
やはり採点ミスは1%以下とかではなくて、1人も被害にあわないように
徹底しなければならないのです。
今回、高大接続改革において、
「英語の民間試験の活用」と「記述式問題の導入」という
2大柱がなくなりました。
これにより、
「なんのためにセンター試験をやめて
大学入学共通テストを実施するのか?」
と意味を見失っているようにも見えます。
しかし、高大接続改革の本来の目的は、
AI(人工知能)が台頭していく世の中において
「知識・技能」を持っているだけでなく、
「思考力・判断力・表現力」を持ち、
「主体性を持って多様な人々と協同して学ぶ態度」を
身につけた人材を育てることにあります。
そうした人材を育て、評価できるように
高校教育、大学教育、入学試験体制の3つを
整えていくことこそが大事なので、改めて
大学入学共通テストの見直しをしてほしいなと思います。
高校生たちが制度に不安を抱えることなく
勉強に邁進できる日が来てほしいですね。
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