Q&Aで考えるセキュリティ入門 「木曜日のフルット」と学ぼう!

著者 宮田健  発行 エムディーエヌコーポレーション 発売 インプレス

 

からの引用文です。

 

 

 

SNSなどへの不正アクセスは出来心では済まされない

 

SNSやインターネットの世界にも、当然「法律」があります。ほんの少しの出来心で人生を台無しにしてしまわないよう、基本的な知識を身につけておきましょう。

 

知っておいて損はない「法律」の話

 

「他人のアカウントのパスワードを推測で入れたらログインできてしまった」―――これは立派な犯罪です。総務省の「国民のための情報セキュリティサイト」によると、不正アクセス禁止法は下記のような説明があります。

 

 

(本文中の引用)

不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)は、不正アクセス行為や、不正アクセス行為につながる識別符号の不正取得・保管行為、不正アクセス行為を助長する行為等を禁止する法律です。

 

識別符号とは、情報機器やサービスにアクセスする際に使用するIDやパスワード等の事です。不正アクセス行為とは、そのようなIDやパスワードによりアクセス制御機能が付されている情報機器やサービスに対して、他人のID・パスワードを入力したり、脆弱性(ぜいじゃくせい)を突いたりなどして、本来は利用権限がないのに、不正に利用できる状態にする行為をいいます。

 

出典:文化庁「著作権なるほど質問箱」より

http://pf.bunka.go.jp/chosaku/chosakuken/naruhodo/outline/8.h.html

 

 

つまり、パスワードなどの仕組みで保護されたシステムやサービスに対して利用権限がないのに不正に使うと、この法律に違反するという事になります。いくら弱いパスワードだったとしても、それを破ると犯罪として扱われるわけです。いかなる理由があったとしても、そのような行為をしてはなりません。

 

 

出典:Q&Aで考えるセキュリティ入門 「木曜日のフルット」と学ぼう!

著者 宮田健  発行 エムディーエヌコーポレーション 発売 インプレス