気密処理とサッシ | かしこい家づくりを勉強するブログ

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画像は建築中のR様邸での気密処理の一部分の写真です。サッシと柱の接する箇所をグルッとコーキングで隙間を埋めていきます。

この後に窓枠を四方につけるのですが、
その枠と柱の間はウレタンで充填を行い、断熱のムラがなくなる様にしていきます。

単に吹付け断熱を採用しているから
「高気密住宅」といわけではなく、
細かな部分の気密処理の積み重ねることで
高いC値のお家を作ることができます。

大手量販ハウスメーカーさんでは効率や、気密数値の均一を取るのが難しいので、具体的なC値の数値に触れないのではないでしょうか。

今回R様邸では、トステム(リクシル)の半樹脂のサーモスⅡ-Hを使用しています。経験上、YKKのAPW330の方が気密のC値の値が高いは0.1〜0.2ほどいい数値が出ますが、デザイン的にサーモスⅡ-Hの方がスッキリしているので両方を提案した上で、サーモスⅡ-Hを採用していただきました。
気密のC値の差はサッシの構造的な問題の様です。

最近はトリプルサッシも入手しやすくなって来ていますが、いくら性能の良い窓を採用していても
しっかりと気密処理を行い高気密化を行わないと
その性能を発揮する事も出来ません。