夏の暑さ対策 建築前② | かしこい家づくりを勉強するブログ

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8月も暑い日が続くとの予報が出ています。
少し前に建築前にできる暑さ対策の記事を書きました

今日は第2弾です。

今回は断熱の方法の話になります。
壁の断熱(内断熱、外断熱)は素材と断熱材の厚さで決まってきます。
もう1つ断熱の場所で大きくかわってくるのは
天井断熱か屋根断熱の違いです。




天井断熱とは、言葉の通り2階建の場合は
2階の天井部分で断熱を施工します。
天井部分にグラスウールやロックウールを
敷き詰めていく方法です。

グラスウールなどの繊維系の断熱材は
隙間なくしっかりと施工されていないと
隙間から熱が伝わってしまいます。
電気の配線等で隙間ができている画像も良く見かけます。
小屋裏部分は外気と同じか、屋根からの熱でさらに
暑くなってしまい、
天井部分から直ぐに2階の居室に熱がつたわり
2階の居室はとても暑くなってしまいます。
また、築年数の古いお家では
天井断熱すらされていない事もよくあります。

もう1つの方法は、屋根断熱です。
屋根部分に断熱を施工します。
吹付け断熱のウレタンフォームや、
ウレタンのパネル等で施工していきます。
最低限の厚さは必要ですが、
小屋裏部分と2階の居室間に空間ができますので、
換気システムと組み合わせる事で
小屋裏部分の暖められた空気を排気すれば
2階の居室が暑くなる事はありません。

この辺りを検討中の会社に確認を取ってみて下さい。