明治製菓の「きのこの山」と「たけのこの里」を年齢層によって好みがどうもわかるらしいのです。(自社の社員さんやパートさんに「きのこの山とたけのこの里のどっちが好きですか?」と一人一人に聞きました。(暇だな)
なんと年齢層によって好みがはっきり分かれました。
「30代までの比較的若い世代はタケノコの里を支持します」
「50代以上の年輩者は殆んど、キノコの山を支持します」
これにはビックリして、歴史を見ると、「アポロ」と言う円錐状の二色チョコが1969年に出来てヒットします。(その前に1962年に「マーブルチョコレート」という糖衣掛けの丸いカラフルなチョコが大ヒットします)

「アポロ」の次はと開発されたのが「キノコの山を1975年に発売」
「タケノコの里を四年後の1979年に発売」なのです。

つまり、1975年にチョコレートを買った世代の人は「キノコの山」を好み、
1979年以降にチョコレートを買った人は「タケノコの里」を好みます。

現在の売上構成比を明治製菓様に聞くと、少し「タケノコの里」の方が売れているようです。

食べる菓子によって年齢層がわかるのも何だか面白いですね。
かりんとうって知ってますよね。
関東と関西で作り方が違います(出来上がりも違います)

関東のかりんとうは強力粉(小麦粉のタンパク質であるグルテンの含有量が多いもの)で作り、発酵させてから油で揚げてから黒糖をからめます。

関西のかりんとうは中力粉や薄力粉(グルテンの少ない小麦粉)を練り、発酵させずにそのまま揚げ、黒糖をからめます。

一般に売られているのは、関東風の作り方です。
関西のかりんとうを関西の人に食べさせると、「粉っぽい」と言う人もいます。
関西の人は「生地の味わいを感じて欲しい」と言います。
森永製菓のマークがどうして「エンゼルマーク」つまり、天使のマークか知ってますか?
創業者の森永太一郎氏は佐賀県の伊万里市の出身で、森永氏はアメリカに伊万里焼(陶磁器ですな)を輸出するのですが、実は余り売れずに食べる事もできず、餓死しそうになります。
そんな森永太一郎氏を助けたのがキリスト教会で、教会内の壁面に天使が描かれていたので、エンゼルマークにしたそうです。
実はもう一説あります。
森永太一郎氏はその後、洋菓子屋でアルバイトをしながら菓子作りを覚えて帰国するのですが、覚えた菓子はマシュマロでした。
マシュマロはふわふわして柔らかく「エンゼルスキン」つまり、「天使の肌」と言われていて、両方の説があります。
森永製菓のホームページには後者の説しか書いてありません。

ですから、森永製菓の最初のお菓子はキャラメルでは無く、マシュマロでした。
森永太一郎氏はキリスト教に改宗しました。