24日夜
東京凱旋公演 見てきました!!

すごく良かった💥💥💥

なんていうかなー
出演者のバランスがキレイ!
演技のバランスが高い水準で整っている。
溢れてしまうところがないので、散漫にならずに没頭できる。

西岡さんの生の演技をこんな近くで見ることができたのは馬場さんのおかげなので、拝むっ😌🙏

めちゃイケのふわっとした可愛らしいイメージしかない雛形さんが、肝の座った力強い女性、北斎の娘のお栄を演じていて、魂を持っている方なんだなぁ〜と驚いたり。
ほんとに素敵だった!!

馬場さんは北斎の孫 柳川時太郎と浮世絵師 高井鴻山の二役

この時太郎というお孫ちゃんがなかなかの問題児
重〜く演じて北斎の人生の枷となる人物像もありかもしれないけど、江戸時代のライトな人生感覚を元にすれば、馬場孫ちゃんと西岡おじいちゃんの醸し出す関係性がリアルな気がします。

何かにつけてお金をせびるヤンキー風味な駄目孫と、目に入れても痛くないし、まー正直面倒だからお金渡してその場を凌いじゃう甘々駄目じいちゃん。

その感じがしっくり来ました。

浮世絵師の高井鴻山さんは、所作がとても丁寧で品のある人。

真逆な二役をスッパリと演じ分けていた馬場さん、
よろし過ぎました。

探求と情熱と商業を元に作品を生み出していた北斎と、市場を理解して作品を世に出すことに執着しない崇高な芸術家のお栄。

理屈や解釈に重点を置く現代の専門家と、文字になり解説された芸術に戸惑い、絵を描きたい想いとの処理に悩む現代の若者の対比がおもしろかった。

北斎ももちろん素晴らしいんだけど、お栄の作品は西洋絵画の影響を受けていると言われていて、くっきりとした光と影を使い、写実的でなおかつ浮世絵のデザイン性もあってかなり好きです。

登場した現代の若者が理想とするのは商業に乗って作品を残した北斎よりも、自由に作品を生み出すことが出来ていたお栄の方かもしれません。



       葛飾応為『吉原格子先之図』


あ!ちなみに、北斎の弟子で長女と結婚してだめ孫の時太郎の父の柳川重信は南総里見八犬伝の挿絵を描いたひとだそうです。

馬場さん、ご縁ですねグッグッ


久しぶりの友さんと劇場入り口で待ち合わせしての観劇。た~のしかったブルー音符キラキラ
ありがとうございました!!


そして!!
難波さん
これからも何卒馬場さんをご贔屓にっにんじん  馬ダッシュ