こんにちは!1年目研修医Hです。
今回の記事では、前回の続きをお届けしていきたいと思います。
4月の2週間のオリエンテーションを終え、フェリーに揺られて私が降り立った地は、奄美大島。
鹿児島県の有人離島の一つであり、琵琶湖や東京23区よりも大きな面積です。
なお奄美大島は奄美群島のメインとなる島ですが、鹿児島にはご覧の通り、たくさんの離島があり、それぞれに豊かな文化や自然があります。
(Wikipediaより引用)
私はそんな魅力ある離島の一つである奄美大島の中心となる奄美市にある、奄美中央病院で4月18日より研修を受けさせていただいています。
鹿児島民医連の関連する医療・介護施設は県内の各地にありますが、その出発点となったのが奄美です。
上の写真は奄美中央病院の入り口のところにあるもので、まさに鹿児島民医連や奄美中央病院が目指す医療の「かたち」を示したものだと思います。
さて私が現在受けている導入期研修は、これまで鹿児島民医連の関連病院である鹿児島生協病院や国分生協病院に研修医たちが配属されて医師としての「基礎」を学ぶものですが、ここ奄美中央病院で行われるのはなんと初めてなのだそうです。
ちなみに初期研修2年次の必修となっている「地域医療」は、これまでも多くの先輩方が奄美中央病院で受けてこられました。来月には2年目の先輩研修医の先生が当院での研修を開始される予定になっています。
さてそんな、当院「初」の研修生である私のスケジュールは以下の通りです。
スケジュールを見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、病棟で患者さんを担当する、という研修医としての仕事はありません。現時点では、そのような業務は、「まだ」始まっていないのです。
だけど、毎日毎日、とっても充実しています!
ときには医療クラークの業務をしたり、
院長のレントゲン撮影をしたり、
リハビリ室で電気治療を受けた日もありました。
このような研修は、医師として働く最初の段階で、医療介護福祉を支える多職種の働きを「身を以て」学び、患者さん・利用者さんに寄り添うよい医療を提供する医療人としての土壌をつくるために計画・実施されています。私も当院で導入期研修を受ける研修医第1号として、気づいたことや感じたことについて日々フィードバックすることで、一緒に研修をつくるお手伝いをさせていただいていると思っています。
というわけで、奄美から、とある1年目研修医よりご報告でした。