500ペンションシャンカー出立
↓3h30
830安達太良山頂上

500 ペンションを出立。
登山口まで5キロの車道をひたすら歩く。
樹林帯の林の中を歩くが気味の悪い音がこだましている。
カエルの鳴き声?
と思って歩いていたが後で調べたらエゾハルゼミというセミらしい。
人気の無い林の中を正体のわからない生物がこだまする中を歩くのは結構怖い。。
一時間後スキー場にある登山口に到着。
意外と長い。
スキー場の登山口から安達太良山頂上を目指して歩き始める。
厳しい箇所は殆どなくゆったりとした山歩き。
久しぶりの山歩きにはちょうど良い。
スキー場を歩いている時にこだましていた生物を発見。







730頃薬師岳に到着。
標高はそんなに高くないが森林限界になっている。
だんだんと視界がひらけてくる。
有名な智恵子抄の「ほんとうの空」の碑があった。
智恵子抄懐かしい。。
こんなに暑いのにまだ雪が沢山残っている箇所もある。
しかし中々人とすれ違わない静かな山。
静かな中をゆったりと山歩きするとても贅沢で幸せなな時間。
そうこうしているうちに頂上が見えて来て視界がひらけてくる。









900頃頂上に到着。
頂上は3人くらいしか人がいなかった。
雲ひとつない快晴の頂上からの360度のパノラマは本当に素晴らしかった。
2000メートルも無い山とは思えないほどの景色。
会津の磐梯山やまだ雪化粧している飯豊山が綺麗に見れた。
車で全国を旅しながら山を登っているお父さんと軽く話す。
つい最近、車で鹿児島まで行き開聞岳に登って来たという話を聞いて尊敬した。






安達太良山山頂から鉄山を通って中野沢温泉に下山するルートをとる。
安達太良山から鉄山を行く途中の稜線歩きが本当に気持ち良かった。
登山していて稜線歩きしているのが一番気持ちが上がる。
稜線上のルートにケルン?という石を積み上げたものが沢山ありいい雰囲気。




鉄山避難小屋を経由して下山を開始。
途中胎内岩という大きい岩の下の小さな空間をくぐり抜ける箇所があったがこんな箇所があるのを知らなかったのでまさかここを通るとは思えなくてルートを探したが他に無い!
後から来た人がこの岩の下を通ると教えてくれた。
ザックを下ろさないと通れないくらいの狭い隙間。
体格良い人は通れないんじゃないかと思った。




胎内岩を通ったあたりから硫黄の川が流れていてこの川沿いを下っていく。
硫黄の川の途中で湯の華の採掘場があった。
そこで秘湯温泉巡りを趣味としている人に会い色々話を聞いた。
この人がこれから温度計で硫黄の川の温度を計り入浴すると言う事を聞いて自分もせっかくだから便乗する。
人が多い登山道なら恥ずかしいがめったに通らない為余裕ですっぽんぽんになる。
33度とめちゃくちゃ低温で温水プールのような天然の温泉に入浴。
湯の華に浸かっているような感じ。
気温が高かったので生温い温泉がちょうど良く解放感もあってめちゃくちゃ気持ち良かった。
この後、温泉を教えてくれた方に登山口からバス停まで車で送ってもらい一時間以上歩かなくて済んでありがたかった。




予定よりかなり良いペースで中野沢温泉に着いたが、バスが行ってしまった直後だったので1時間30以上待つ事に。
近くにあったスーパーでパピコを買って身体を冷却したり、揚げまんじゅうのお店でコーヒーを飲ませてもらったりしながらバスが来るのを待った。
その後はバスで中野沢温泉➡︎猪苗代駅➡︎五色沼とバスを乗り継いで今日の宿泊地へと向かった。

今日は五色沼の近くにあるペンション リゾートインみちのくさんで宿泊。
元気なおかみさんが出迎えてくれた。

この宿も楽天トラベルの食事の評価が凄く良かったので選んだのだが昨日に続いて大当たり!
特に牛肉のステーキ、会津の馬刺し、川魚の塩焼きなどなどどれも素晴らしい。
締めの手打ち蕎麦がまた素晴らしい。
期待以上のご飯でビールを飲みながら幸せに包まれる。
ご飯は食堂で他の団体の方と食べたのだが、食堂が広いし、配置を考えてくれていたのでお一人様夕食だったが孤独感感じずゆったりとお酒飲みながら楽しんだ。
他の宿泊者の方は野鳥観察で来ている人も多いらしい。
珍しい赤いカワセミの写真が食堂に展示してあって印象に残った。





ご飯を食べた後明日の磐梯山に備えて2000頃には就寝した。