現在、大リーグで大活躍中の二刀流、大谷翔平選手。投打はもちろん、走塁や守備でも全力プレーで球場を沸かせています。
【打者としての成績】
打率 .271 本塁打 39 打点 86 盗塁 17 出塁率 .363 長打率 .653
【投手としての成績】
勝敗 7勝1敗 防御率 2.93 奪三振 112 (2021.08.16 現在)
アメリカでは『ユニコーン(一角獣)』とまで呼ばれています。
しかし、
過去にトミー・ジョン手術などを経験し、挫折も味わっています。
そのため、1週間ほど塞ぎこんだこともあったそうです。
そして今シーズン、怪我を乗り越え、見事にその努力と才能を開花させています。
今日は、エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン著)を紹介しようと思います。
この本を読むことで、
①大谷選手の思考回路がよくわかる。
②自分にとって本質的な事は1つであり、そこに時間とエネルギーを集中させることで成功と幸せが両方手に入る。
③今までの間違った生き方をよい方向へ修正するきっかけとなる。
今日本では新型コロナによって、さらなる非エッセンシャル思考に陥っており、政治不信や国民間の分断を招いています。
例えば、オリンピック開催の賛成派と反対派
コロナ禍における協力金を受けられる人と受けられない人
ワクチン接種賛成派と反対派
国内において冷たい世の中になってきています。
この厳しい時代においては、エッセンシャル思考を身に着けることが、様々な問題解決の糸口になると信じ、今大活躍している大谷選手のエッセンシャル思考を参考にする必要があると思いました。
エッセンシャル思考を身に着けることであなたにもたらされるメリットは次の3つになります。
①ストレスが減ります。
②少ない労力で大きな成果を出すことが出来ます。
③過去や未来に囚われず、今を生きることが出来ます。
エッセンシャル思考で、『より少なく、しかし、より良く』というのがあります。
大谷選手は
『野球』
これ1本にやることをシンプルに決めていたに違いありません。
つまり野球だけをやることにすべてのことを集約していきました。
そのため時間とエネルギーが『野球』集中し最大の成果を上げています。
月10万円で生活していた時代もあったそうです。
このことからも本質を見失わずうまく他人との境界線を引いていったに違いありません。
本書の中で、目標------ 最終形を明確にする というのがあります。
大谷選手は高校時代目標達成シート(マンダラチャート)を作成しています。
具体的でかつ善行的な目標が記入されています。
その目標が明確であるため、余計な時間やエネルギーを使わずに済むことが出来ました。
この本では小さな一歩を積み重ねることを推奨している。
大谷選手も球場内で小さなゴミを見つけたら自分のポケットに入れることをしている。これはポジティブ・チケットになると思いました。
小さな成功や善行の積み重ねが飛躍的な成功に繋がっていることを知っていたに違いありません。
この本では、拒否すること、断ることの大切さは何度も出てくる。
日ハム時代、大谷選手は仲間との飲み会など断っていたことも多かったという。
それでは嫌われませんか。と問うと、
「世界一の野球選手になれば、すべての人に好かれる」と回答したそうです。
当時は、今、自分にとって何が大切なことかを知っていたので断ることが出来たのでしょう。
この本では「集中・・・今、何が重要か」を考える章があります。
大谷選手は俗に言うホームランバッターですが、場面によってはスクイズや盗塁も試みます。チームの勝利のために『今ここで自分が出来ることは何か』に集中しているに違いありません。
エッセンシャル思考が働いています。
もし、大谷選手がホームランダービーに出場することで、後半戦、調子を落とすことに気をとられていたとしたら参加しなかったでしょう。
しかし大谷選手は『今を生きている』ので、今この瞬間何が大事なことなのか知っていた(=日本人としてホームランダービーに参加することの意義)。
調子を落とすかも知れない未来にとらわれませんでした。
このことからも大谷選手はエッセンシャル思考の持ち主であることが伺えます。
親や他人の期待で本質的な目標が思い浮かばない人は、あなたの思いついた小さな善行を1つ決めてすぐ実行してみよう。