夏目漱石 『坊ちゃん』 文芸マンガシリーズ | kasatakakt66

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文芸マンガシリーズ

 

 

 

坊っちゃん
主な登場人物
坊っちゃん ・・・・・この物語の主人公。
清・・・・・ 坊っちゃんの家の下女。
山嵐・・・・・ 坊っちゃんの上司にあたる、数学の主任教師で、苗字は堀田。 
赤シャツ ・・・・・健康のためと称して、年中赤いフランネルのシャツを着ている中学校の教頭。 
野だいこ・・・・・ 画学の教師で、苗字は吉川。自称江戸っ子、芸がなく、座をとりもつだけの太鼓持ち
うらなり ・・・・・英語教師で、苗字は古賀。 
マドンナ・・・・・ 遠山家のお嬢さん。


あらすじを簡単にまとめますと…
正義感が強く曲がったことが大嫌いな主人公が、数学教師になり四国松山の中学校へ赴任します。言うことを聞かない生徒たちや隠れて卑怯なことをしている教師たちがいる田舎での暮らしは、江戸っ子気質の彼には我慢できないことばかり。

あるとき、教頭の赤シャツが部下の恋人を奪っていたことを知り、夜遊びをする赤シャツたちを主人公と山嵐は待ち伏せをし、主人公は生卵を叩きつけ、山嵐は赤シャツを散々殴ってこらしめました。結局、二人とも性格の合わなかった学校(職場)と別れを告げ、四国を離れます。主人公の坊っちゃんは清と東京で穏やかに暮らしました。清は肺炎で亡くなり、墓の中で坊っちゃんの来るのを楽しみに待っております。だから清の墓は、小日向(文京区)の養源寺にある。
でお終いとなる。

赤シャツたちを成敗して教師を辞めて、結果的に清と再会して最後を看取ることができたのです。もし事件を起こさずに教師を続けていたら、手紙で彼女の死を知ることになったでしょう。

 

おしまい