EAR834のクローン電源分離型フォノイコライザーの部品変更 第三弾(3)続編 | kasatakakt66

kasatakakt66

睡蓮(すいれん)

                                     

 

能登半島大地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

亡くなれた方々には心より哀悼の意を、祈らせて頂きます。

 

 

 

部品変更第3弾完了後から4日目経過しましたが、益々心地よい音色に愛器の一台となった様におもいます。

 

イギリスBBC放送局のモニタースピーカー開発には男性アナウンサーの声で・・・
スピーカーの音を聴き分けるには、我々人間がいちばんなじんだ、人間の声を素材に使うのがいちばんいいのだということが書かれてある。そして人の声の中でも女件の声よりも男性の声の方がスピーカーを開発するのにむずかしいという事が書かれてある。男の声というのは、いうまでもなく女性の声よりもピッチが低く、そして男の声の一番低いピッチのあたりがスピーカーとしては一番むずかしいところらしい。そういえばよく悪いスピーカーを形容する言葉に胴間声という表現があるではないか。スピーカーを再生してみるとどうしても人の声が不自然になりがちである。また人の声ほど不自然さに気づきやすいという我々の耳の性質がある。そこでBBC放送局では、二つの隣り合ったスタジオを選んで、一方のスタジオに男のアナウンサーを座らせてて、朗読をさせておく。彼の前にはマイクロホンが立って、そのマイクからコードを引っ張って、隣りのスタジオでアンプを通して、開発中のスピーカーがアナウンサーの座ったところと同じ位置に置かれて、そしてアナウンサーの声と同じ音量に調節されている。そしてスピーカーの開発スタッフたちは、アナウンサーの生の声を聴いては、こちらのスタジオに来て、スピーカーの音を聴き、また隣りのスタジオにもどって生の音を聴いては、またスピーカーの音を聴くということを何度も何度も繰り返す。そうするとスピーカーの音がいかに不自然かということが指摘でき、その不自然さをさてどうして改良していこうか、ということになる。というのがBBCのモニター・スピーカーの主な開発テーマなのだそうだ。

 

まさか我が家の隣室でライナー・ジュースに歌ってもらうなど不可能なので

今朝は、男性の歌声がどれ程に人間の声として再生できるか、テノール歌手ライナー・ジュースのエテルナレーベルLP盤を聴いてみました。

 

 

レコードジャケットの写真は、テノール歌手のライナー・ジュースがトゥーランドットのカラフ王子に変装しているものです。

カラフ王子は、中国の北京に住むペルシャの王子です。彼はトゥーランドット姫に恋をし、彼女の3つの謎を解くことに挑戦します。成功すれば、彼は彼女と結婚できますが、失敗すれば死刑が執行されます。

カラフ王子は謎を解き、トゥーランドット姫と結婚します。

ライナー・ジュースは、ドイツで最も人気のあるテノール歌手の1人でした。彼は、その力強い声と演技力で知られていました。彼は、世界中の主要なオペラハウスで演奏しました。

以上は、ジャケットの彼が扮したカラフ王子写真の説明でこのレコードには何故か収録されていません!

 試聴したのはモーツァルト歌劇「後宮からの誘拐(逃走)」を選んでみました。

 

 

カートリッジはオルトフォン社MC-20を使いました。

溌剌としたライナー・ジュースの歌声にウットリです。

モーツアルトの天衣無縫の音楽にも魅了されました。

改めて声帯から発せられる人の歌声の素晴らしさに感激しました。

 

おしまい