ストレスは体にどんな影響を与える?

毎日の仕事や生活の中で、知らず知らずのうちにストレスを感じていませんか?

「最近疲れやすい」「なかなか疲れが取れない」と感じることもあると思います。

実は、ストレスと免疫の働きには深い関係があることが、医学研究によって明らかになっています。

2004年に発表された300件以上の研究を分析した論文では、長期間続くストレスが免疫機能の一部を低下させることが報告されています。

一方で、短時間のストレスには免疫反応を一時的に活発にする作用もあり、ストレスの種類や継続時間によって体への影響は異なります。

つまり、ストレスがすべて悪いわけではありませんが、慢性的なストレスをため込まない生活が大切なのです。

 

免疫細胞は私たちの体を守っている

私たちの体には、ウイルスや細菌などから身を守る免疫システムが備わっています。

白血球の仲間である免疫細胞には、それぞれ異なる役割があります。

  • マクロファージ:異物などを取り込み、処理する。

  • T細胞:免疫反応を調整したり、感染した細胞を攻撃したりする。

  • B細胞:抗体を作り、病原体への対応を助ける。

  • NK細胞:ウイルス感染細胞や一部のがん細胞を攻撃する。

これらの細胞は互いに連携し、健康を維持するために働いています。

また、体内で発生した異常な細胞を免疫が認識し、排除する仕組みもあります。

ただし、免疫の働きだけですべての病気やがんを防げるわけではありません。

大切なのは、免疫機能をむやみに高めることではなく、正常に働く状態を維持することです。

 

ミネラルは免疫機能を支える大切な栄養素

ここで注目したいのが、私たちの体に欠かせない栄養素「ミネラル」です。

ミネラルは体内で十分に作ることができないため、食事などから摂取する必要があります。

2023年に発表された総説論文では、マグネシウム、亜鉛、銅、鉄、セレンなどが、

免疫細胞の働きや炎症の調節に重要な役割を持つことが説明されています。