フィードバックで話しやすく(傾聴) | 脳神経内科看護師刺繍家・ナース刺繍のブログ

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看護師であり刺繍家である私がシビれた(最高の褒め言葉)アート、カルチャーについてつづります。

男性のみなさま。


女性が

「きいてよ!」

と話しかけてきたときは、どうかアドバイスはなさらないでください。


女性は答えがほしいわけでなく、ただ話をきいてほしいのです。


話をきくテクニックのひとつですが


「◯◯なことがあって、すごく腹が立ったのよ!」


と言われたら


「そうか、◯◯なことがあってすごくいやだったんだね。」


とお相手のお話をくりかえして(長ければ要約をして)


「大変だったね」


と最後にひとこと。

これでだいじょうぶです。

ひたすらこれをくり返してみてください。


ひとは悩んだり憤ったりしたとき、相手に自分の言ったことをフィードバックされることで、気持ちが整理されていくそうです。


「そういえばそんなに怒ることでもなかったな」

「だったらこうしてみたらいいかな」


と、整理されることで自分で解決方法が見つかることもあります。


診察室で患者さんが病気の苦しさに涙するときも、私たちはこの方法で気持ちを吐き出してもらいます。


なんのアドバイスも否定もせずにお聴きしていると、患者さんも思いの丈をお話ししやすいようです。

そして、すべて話終わったところで必要であればお薬のこと、公的支援のことなどの提案をします。


なんの助言もせずとも

「誰にも言えなかったことを話せてよかった。頑張ります。」

と言ってお帰りになられることもあります。


お友だちのご相談などを受けられるときにもぜひ、こうやってお話を聴かれてみてください。

もう、ご本人なりに答えが出ているときもありますよ。




「ナース刺繍」はこのように診察室での経験をもとにお話をさせていただいております。

そして、刺繍作家としても活動中です。
医療従事者のみなさんに笑顔をとどけるべく、医療器具モチーフのユニークな刺繍小物をご用意しております。

ぜひ販売ギャラリーにも遊びにいらしてくださいね↓

きょうも読んでくださってありがとうございました。