白衣のポケット | 脳神経内科看護師刺繍家・ナース刺繍のブログ

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看護師であり刺繍家である私がシビれた(最高の褒め言葉)アート、カルチャーについてつづります。

ウン十年前…

脳外科病棟ではたらいていたころの白衣のポケットの中身です。


・懐中時計

(かぶれやすかったので腕時計はしませんでした)

・はさみ

・ペン

・手帳(脳神経についての自作の虎の巻)

・ペンライト

(瞳孔の対光反射を見ます)



これだけで良いはずなのですが…

なぜかポケットがいつもパンパンでした。



看護師あるあるかもしれませんが

気がつくといつもサージカルテープが5、6個入っていました。


ねたきり患者さんの便をゆびでかきだすための手袋と潤滑ゼリーもたくさん入っていましたね。

これは脳外科や神経内科あるあるかもしれません。


いそいでいるし、まずはポケットに放りこむ。

そして、忘れてまた引き出しから持っていく…

そうしてどんどんポケットにたまっていくんですね。



最近ではポシェットや、ポケットに入れる整理袋をみなさん使われているようですね。

こんなステキなもの、なかったな。。


若い同僚のはなしでは、

「これを使うとペンがポケットにつきにくいんだよ」

とのことでした。


なるほど!

ボールペンのペン先を出したままポケットにしまうので、いつも白衣が黒、赤、青のインクだらけになります。

これも看護師あるあるかもしれませんね。



クリニック勤務の現在、みぢかになんでもそろっているのでとても身軽になりました。



歩くとガシャガシャ鳴くポケットの中身。

肩にひびく重量に、ほろ苦くも楽しかった病棟勤務時代をおもいだします。



きょうも読んでくださってありがとうございました





ナース刺繍は医療従事者のみなさんに「クスッ」と笑っていただきたく、医療器具をモチーフにした刺繍小物を作っています。

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