
こんにちは。占い師の重あむです。
占い師になって、ようやく一歩を踏みだせたと思っても、心のどこかで不安や焦りが顔を出します。周りと比べて落ちこんだり、「もっと勉強しなきゃ」と自分を責めたり。それでも、誰かの力になりたくて、カードを手に取ってみる……。
そんなふうに、迷いながら、手探りで進んでいるかたも多いのではないでしょうか。
私自身がまさにそうでした。だからこそ今、駆け出しの私なりに伝えたいことがあります。
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■幸運の女神は「ツルッパゲ」だと思え!
ちょっと乱暴に聞こえるかもしれませんが、これが私の本音です。「うだうだ悩んでるうちに、チャンスは通り過ぎる。だから即、動け!」ということ。
私自身、2020年にタロットや氣功、瞑想などを学びました。でも、学んだだけで動けなかったんです。完璧を求めすぎて、「覚えてから」「自信がついてから」と思ってしまって。そうこうしているうちに、どんどん時間は過ぎていきました。
でも、チャンスは待ってくれない。だから私は、頼みこんででも占わせてもらうようになりました。うまくいかなかったこともありましたが、それでも「動いたこと」が、すべての始まりでした。
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■環境が変わった瞬間、風が吹いた
ある日、とあるかたから「stand.fmで配信してみない?」と声をかけてもらったのが転機でした。「聴く側じゃなく、配信する側になろう」と決めて、思い切って始めてみたんです。
最初はテキストを見ながらやればいい、と思っていたけれど、実際にやってみたら……意外と見なくてもできた。4年間、ちゃんと身についていたんですね。始めるまでは不安ばかりでしたが、やってみて初めて「できるんだ」と気づくことができました。
新しくPCも手に入り、環境も整いました。それは大きな出来事で、思いきった選択が今につながっています。
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■動いた人にだけ、運は返ってくる
「何もしないで棚からぼたもち」なんて、やっぱりないんです。運をつかむのは、動いた人だけです。これは占い師としてだけでなく、どんな仕事にも言えることかもしれませんね。
でも、動けない時期があるのもまた事実です。心も体も止まってしまうこと、あります。そういう時期は、自分を責めなくていいんです。それは「止まっている」のではなく、「経験を積んでいる」期間。未来につながる「必要な時間」なんです。
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■止まったら、また一歩踏みだせばいい
止まったら、また動けばいい。後ろを振り返ってもいい。逃げたっていい。あきらめてもいい。
でも、それを「失敗」とか「ロス」とは思わないでください。全部が、自分を作る経験です。振り返ったからこそ見えるものもあるし、逃げたからこそ知れる限界もある。あきらめたからこそ、もう一度、追いかけようと思えることもある。
歩みは遅くていい。蟻の一歩でもいい。とにかく「今いる場所から動くこと」が、大事なんだと、私は思っています。
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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
駆け出しの私だからこそ言えることがあります。「占い師だから」と特別なことをするのではなく、「人として」「私として」、今できることを、自分のペースでやっていく。それが何より大切です。
どうかあなたも、自分の歩幅で、あなたの道を歩んでください。時々立ち止まっても、また歩きだせばいいんです。占い師重あむより、心からのエールを込めて。