観てきました。
楽しかった。泣いた。笑った。息の仕方忘れた。唾飲み込むタイミング失った。力が入った。下唇腫れた。
今日はmy楽だったので、少し語ろうかな。
【注】ネタバレしちゃいます。
☆キース・ヘリング役☆
柿澤勇人。かっきーの演技、初めましてでした。
私は今までにこんなにも全力で、エネルギーに満ちている人を見たことはなかった。
1公演やったら死んでしまうんじゃないかと思うくらい、1公演・1公演全力でキース・ヘリングをそこに存在させていた。
実際のキースを見ていないけど"キースもこの時こういう表現したんだろうな"って思うし、そーちゃんも言っていたけど、最後にキースの写真が出てくる時にかっきーを感じる。
柿澤勇人と言う俳優の凄さに圧倒でしかなかった。見ていて、かっきーのエネルギーに負けそうになる瞬間が多々あった。
そして、もっとかっきーの演技を観たくなった。
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☆カルロス役☆
松下洸平。松下さん。いや、もう、セクシー過ぎて。惚れた。演技。ダンス。裸。そして、歌声。
全てにおいて、セクシー。
カルロスはキースの彼氏。何人かいる彼氏の内の1人。キースに振り回されてしまう。
でも、ダンボール…いや、ターンテーブル裁きは天下一品。
120…125!130…136!!
キースを音楽に乗せ、パラダイスにいる人たちをジャンプさせ、そして、会場にいるお客さんまでを揺らせた。キースもおそらく、彼に落ちて行くのに時間はかからなかっただろうな。
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☆ツェン・クワン・チー役☆
平間壮一。そーちゃん。
このカンパニーで1番見てきている、そーちゃん。歌、演技、ダンスが物凄く成長していて、その驚きと、嬉しさで泣いてしまう。
"ダンスの為のお芝居"は根底にあると思うけど、演技をしているそーちゃんが私にはキラキラして見えて、そして、クワンとして生きている。
スーパーマン。本当にクワンはスーパーマン。
背中を摩って"大丈夫。僕も同じだった。大丈夫。深呼吸して。感情を出していいよ。"そして、"たとえ売れなくても、その被写体を映すことが出来るのであれば、それが僕の幸せ"なんて、なんて素晴らしい人なんだろう。
そして、その時のそーちゃんの表情と優しく背中を摩ってあげる仕草は涙なしではもう、見れない。
そして、ラストのキースとクワンの語りと歌は感動以上の感動。
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☆アマンダ役☆
知念里奈さん。アマ姉。美しい。本当に美しい。歌声も、スタイルも、台詞まわしも。
そーちゃんとのデュエットは泣けてしまう。
キースに振り回されて、気づけばデートすらできてない。でも、自分自身で知っているんだ。スタジオを出たところで何をしたいのか、デートに行きたいのか。キースのアシスタントをやっていたいって。
知念さんの大人な感じと、自問自答している所とがアマンダ像ピッタリ。
キースの人生にクワン・アマンダ・カルロスは必要だった。そして、クワン・アマンダ・カルロスの人生にキースが必要だった。
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もう、このカンパニーが家族の様に仲いい事が伝わってくる。
1回目見た時よりも一人一人のエネルギーが漲っていて、愛が溢れていてずーーーーーーーーーーーーとこの世界観に居たいと思った。
あ、そーちゃんの言った通りだ(笑)
もう1回見たいとか見てみたいと思った時にはもう、やっていないのは辛い。
私はお金がなくて辛い(笑)
もう、
好きなんだよね。
もう、
大好きすぎて、恋してるんだよね。
思い出しただけで、きゅーってするんだよね。
ここまで恋に落ちた舞台は初めてだよ。
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誰か教えてよ。心を黒く塗りつぶされたら、なにを書けばいい。
それを書くんだ。
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キースの世界がシアタークリエに存在していたし、キースの生涯が流れていた。
キースの思い描いていたもの、私の思い描いていなかった事まで全てここにあった。絶えず動いていた。
こんなにも素晴らしい作品を、こんなにも素晴らしいカンパニーを作ってくれて、キースヘリングをやってくれた岸谷さん。
そして、キースヘリングの生涯を全力でやってくれた出演者の方々、関係者の方々には感謝のしようもないくらい、感謝でしかない。
書きたいことがいっぱいあって、まとまらなくて、昨日話になってしまったけど
思い出しただけで泣ける。興奮して泣ける。そして、きゅーとする。
俳優さんにもキースにもクワンにもカルロスにもアマンダにも恋に落ちた。
この作品はまだやっているけど、もう少し浸って居たかった。
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キースはどこだ昨日が締切だ!
もしこれが愛。
もしこれが愛。
もしこれが愛じゃないなら。
愛を見せなかった、見えなかった
傷つけたけれど、ねぇ行かないで。
ここにいたい。
終わらせたくない。
ここにいたい。
誰も行かせたくない。
ここにいたい。
涙はいらない。
キース あなたは教えてくれた。
そのままの私達でいいと。
病気になってもならなくても、僕達のままだから、伝えたい。
きみという 素晴らしさ。
僕も見た きみの羽根。
終わりが近いけど、僕の人生にいて欲しい。
愛していた。
ここにいたい。
ここにいて。
欲しい時に欲しい。
ここはparadise.
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本当に愛に満ち溢れていた。
最後キースの写真が出た時に、このエネルギーと愛が届いてる気がした。
This the world of Keith Haring.
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