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つぶやきかさこ

カメライター(カメラマン&ライター)かさこの毎日更新ブログ。政治・金融・社会問題から旅行記、写真などさまざまな話題を提供します。ホームページhttp://www.kasako.com/

イエスマンをはべらせた独裁経営者、西武グループ・堤義明が逮捕されたが、
もちろん彼は世襲でグループを継いだわけで、
そういう世襲制的な制度そのものに、
独裁、腐敗する温床があったといわざるを得ないわけだけど、
驚くべきことかな、実は今の日本の大企業の多くは、
はっきりいって結構、世襲制のところが多いんですよ。

たとえば女性の服で人気の丸井だけどね、
33年ぶり社長交代劇があったんだけど、72歳の社長が会長になり44歳の長男が社長になった。
ドトールコーヒーも創業者の鳥羽博道社長(67)が7月1日付で代表権のある会長に就き、
長男の鳥羽豊専務(40)が後任の社長に就任するという。
話はちょっと違うけど、武富士前会長の長男が贈与1600億円無申告で、
個人最高追徴1300億円というニュースもあった。

別に世襲制が悪いとはいわない。
20人ぐらいの会社で創業社長色の強い中小企業なら、
世襲することのメリットが会社にとっても大きいかもしれない。

しかしね、たとえば丸井とかドトールとか、そういった大企業までもが、
21世紀に入って、長男に継がせるとかいうバカなことをしている。
ちょっとね、信じられないですよ。

でも意外と日本には多い。
結局、戦後のどさくさにまぎれてなんとなくやりはじめた商売が高度成長とともに馬鹿でかくなって、
今じゃ立派な大企業だけど、実は単なる小さな個人商店みたいだったってところが多いんですよ。
そういった創業者の苦労はわかるけどね、
時代も変わったし企業のスケールも変わったんだから、
世襲制なんて情けない方法やめなさいよ。
息子が必ず社長になっちゃうんじゃ、従業員はバカらしいじゃないですか。
日本ってまだまだ封建的社会なんだよね。
私はこの言葉を15年ぶりぐらいに聞きましたよ。
社会の授業で護送船団方式っていってね、ようは銀行などの金融業界についていわれることが多く、
それぞれを競争させないで、みんなが傷つかないように生ぬるい環境で、やらせてた、
ようは「赤信号みんなで渡れば怖くない」式みたいな感じで、
競争を制限し馴れ合いしてたわけですよ。
その「護送船団」という言葉が昨日の新聞に載っていた。
「ライブドアがメディア界の護送船団に風穴を開けた意義は大きい」ってね。

そう、未だに護送船団なんですよ。
みんな上の方でつるんで、談合して、甘い汁を吸い合って、消費者の金をピンはねする、
ようはね、水戸黄門でいうところの悪代官と悪商人がよってたかってぬるぬるやってるわけですよ、未だに。
さっきの世襲制もそうだけど、結局、日本って、
未だに精神の「近代化」ができてないんじゃないのか。
ライブドアが織田信長にたとえられるけど、ライブドアは水戸黄門かもしれない。
だってそうでしょう。
フジテレビが株を買い集めるために5950円という値段を提示したのに、
市場で売れば6600円前後。
にもかかわらず、ニッポン放送株を持ってる大企業は、
6600円より安い5950円でわざわざ売ったわけですよ。
これこそまさに護送船団でしょ。

まあそんないい加減なこともネット社会がズタズタに切り刻んでくれるでしょう。
それか未だにそういった不効率を正す「黒船」待望論を待っているかね。
結局、外圧がないと何も変われない日本というのは、
明治維新しかし、太平洋戦争しかり、
そして今度、第3の開国を迎えようとしている。
外資による参入という外圧でね。

ただ明治維新時も広い視野で社会改革を訴えた坂本竜馬みたいな、
日本人から改革しようという動きがあったんだけど、
狭い利害にどこも縛られて、結局、頓挫してしまった。
日本ないし藩という狭いセクトでしか考えられない人たちに対して、
「海外の中の日本」という国際人としての感覚をもったのが坂本竜馬であった。
インターネットというまさしくボーダレスの技術で世界感を感じている、
インターネット事業の堀江君も、坂本竜馬のようにある意味変人扱いされて、
消されてしまうのかな。
5:テレビ・ラジオがなくなる
もうみなさんわかってますね。
テレビ・ラジオはすべてインターネットに吸収されてしまいます。
ソフトバンクがダイエーを、楽天が新球団を持ちましたね。
当然、テレビなんかで放送しません。ネットで放送します。
こういったことがどんどん増えてくる。

テレビやラジオは莫大な広告費で運営されています。
でもあらゆる店が消えてなくなり、インターネット販売が中心になった時、
単なる感情に訴えるだけのテレビ広告やラジオ広告は意味がなくなります。
たとえばインターネットのサイトでドラマをやっている。
間に広告なんか入りませんよ。
その代わり、ずっと脇に、関連したバナー広告が入っている。
たとえばドラマに出演している女優が着ている服を売っている店のサイトだとか、
舞台がどっかの温泉ならそこの宿泊予約サイトとか。
その方がダイレクトに広告効果が出る。
そのネット番組を見て、それに関連した購買行動にすぐリンクで飛べるわけですから。

新聞・雑誌・本も圧倒的に淘汰されるけど、
やっぱり人間がアナログである以上、アナログ的な一覧性と操作性のある、
これらのメディアは細々とだけどいいものだけが残ります。

でもテレビやラジオは違う。
まさしくデジタルの世界であるネットがやるべきことです。
まして携帯電話でネットが簡単に使えるインフラがあることを考えれば、
携帯電話でテレビやラジオを聞けるようにするより、
携帯電話でネットが見れれば、そこでネットテレビとネットラジオを聞く方が簡単なわけです。

6:DVD、ビデオ、CDがなくなる。レンタルビデオ屋もなくなる
映像、音楽を記憶するメディアとしてのDVD、ビデオ、CDはほぼ90%なくなるのでしょう。
もちろん一部のマニアがパッケージが欲しいという意味での商品としては残るでしょうが、
ダウンロード販売が一般的になった将来、パッケージは消えてなくなります。

ヤフーのふざけた音楽ダウンロード販売がはじまったが、
(何がふざけているかというと、1曲200円程度と非常に高い。
新曲ならともかく古い曲が200円もするなら、レンタル屋で借りてきた方がましでしょう。
あとi-Podに入れることができない。これだけ爆発的に普及したi-Pod対応しないというのは、
まったく消費者のことを考えていない、自分たちの儲けばかり考えているろくでもない企業ということがわかる)
間違いなく今後はダウンロード販売が主流になる。
音楽を聞くスタイルがパソコンがコンポなみの性能を持ったものや、
パソコンから音楽を取り入れるi-Podの普及で、サイトからのダウンロード販売が主流になるのは間違いない。

CD屋はほとんどつぶれるでしょう。
もちろん映像もしかりで、映画もダウンロード販売になる。
今のようなバカみたいに「冬ソナの8巻が借りられててない」みたいな状況もなくなるわけです。
ダウンロードしてきてパソコンテレビでみる。
何人アクセスしようがデータは1つなんだから関係ない。
わざわざ借りに行く必要もないし返す必要もない。
夜中、好きな時にサイトからダウンロードして見れる。
そういう時代になるわけだから、レンタル屋CD屋DVD販売店みな消えてなくなります。

※映像がネット主流になるタイムリーなニュース
こんなつぶやきを書いていた翌日の新聞に、
ヤフーと東映ビデオが共同して、映画公開を劇場とネットで同時に放映するという、
ニュースが日経新聞に載っていた。
まだまだ話題作り的、実験的色合いが強そうだが、ここの狙いにも書いてある通り、
レンタルまで半年というタイムロスをなくして見れるメリットが強調されている。

映像がネット視聴できるようになったら、ほんとテレビもレンタル業界も死活問題ですよ。
別に今のようなキーボード付きの小さな画面でネット視聴するわけではなく、
そのうち大画面のネットにつながったネットシネマというかネットテレビが出てくれば、
瞬く間にテレビもDVDもビデオも駆逐されるでしょう。
ネットで映画に限らずドラマとかやればいいんだから。
それこそおもしろいものだったら広告なしで有料にしたっていいんだから。
(たとえばキムタクの出るドラマは1回100円とかね)

さあ、大変だぞ。テレビ業界・レンタル業界。
というか本当はテレビこそ、番組制作のノウハウがあるのだから、
ネットに飲み込まれる前に、ネット業界を買収すればいいのに、
そういう先進性・先見性がないから先に買われる側になっちゃうんだろうな。
映像を作るというノウハウはメディアがテレビからネットになろうが変わらないのだから。
あらゆる店がバーチャルなネット販売になり店がなくなり、オフィスも半減するとどうなるか。
まず商業地の価値が激減するでしょう。
駅前の銀行支店もいらない。賃貸オフィスビルも在宅勤務で不要になる。
商業不動産の価値は急落するでしょう。
このような流れから、一般住宅不動産の価値、特に土地の価値も急落するでしょう。
インターネット社会ははっきりいって東京のど真ん中に住んでいようが、
どこか孤島に住んでいようが、関係ないわけです。
在宅勤務できるなら、何もわざわざ高い金払って狭い東京に住む必要はない。
孤島にいようがインターネットは瞬時に全世界を結んでしまうのですから。
首都圏を中心にこれまで無意味に高かった土地値も急落するでしょうね。
在宅勤務が増えれば駅に近いとかも関係なくなるし。
今、あなたはパソコンで仕事をしていますか?
パソコンで仕事をしている人なら、わざわざ時間をかけてコストをかけて、
高い賃料払って借りているオフィスに通勤する必要はないのでは?
まあ1週間に1度ぐらい、どっかの喫茶店でもいって、
みんなで会って情報交換というか意思統一というかすれば十分でしょう。

今、多くの仕事がパソコンで行なわれ、ほとんどそれをメールで送れば処理が完了してしまう。
こうなったらオフィスはいらないわけですよ。
オフィスを維持するのは莫大な金がかかるわけだし、従業員の通勤代だってバカにならない。
これを在宅勤務にすれば、会社は莫大なコスト削減になり、
従業員は莫大な時間削減になる。
特殊な研究・開発職や、飲食店のスタッフ、工場での生産を担当する人といった人とか以外は、
その多くが在宅勤務になるでしょう。
間違いなくオフィスは半減します。
たとえば出版の取次ぎとかたとえば航空券を売る旅行会社とか、そういった問屋的中間業者、
ただ商品を右から左へ流しているような業者・業界は消えてなくなるでしょう。
いいですか。買う商品が決まっていれば、エンドユーザーが直接メーカーなり販売元なりのサイトから、
購入すればいいわけです。
これまでは店を前提とした流通形態だったから、生産元と消費者と店をつなぐ中間業者が必要だったわけだけど、
インターネットがあれば、その手の中間業者の存在意義はまったくなくなります。
商社すらなくなるかもしれない。
全世界と全消費者がネットで直接つながってしまっているのだから、
間に入って利ざやを稼ぐ中間業者はいらないのです。

ただその代わり、価格コムとか楽天のような、これまでの意味とは違った「中間」業者はあらわれるでしょう。
ようなインターネットという無数の情報の渦を1つのくくりで整理し集め検索しやすいようにした、
インターネットサイトの仲介サービスは今後ますます伸びるでしょう。

転職サイトしかり不動産販売サイトしかり。
1つのテーマを絞って情報収集したポータルサイトが新たな中間業者になるのです。
飲食店、コンビニ、一部の大規模ショールーム的専門店(書店、家電量販店、百貨店など)をのぞいて、
ほとんどの店が消滅する。
たとえば小規模書店。もういりませんね。
インターネットで欲しい本が翌日届く時代、雑誌などはコンビニで買える時代、
小さな書店は間違いなく消えてなくなります。
中途半端な中規模書店も激減するでしょう。
非常に大きな書店が、何を買いたいかわからない人のためのショールーム的存在として、
生き残るにとどまるでしょう。

銀行の支店、証券会社の支店、消費者金融の支店、保険会社の支店、
これもほとんど消えてなくなるでしょう。
よっぽど専門的な対人サービスを必要とする高額商品もしくは法人商品を取り扱う店以外は、
すべてネットに移行するでしょう。
「むじんくん」を通り越して、店も完全にいらない、ネット上の店になるわけです。
金融はもともと虚業。店なんかいらないんです。
ネットで十分。ネット銀行、ネット証券、ネットサラ金、ネット保険。
駅前の一等地に構えている銀行は次々と姿を消すでしょう。

あらゆる物がインターネットで買えるようになります。
そうなると書店や金融店舗に限らず、薬局も八百屋も魚屋も百貨店も服屋も文房具店も、
おもちゃ屋も家電量販店も、とにかくあらゆる店がなくなります。
なぜか。
その方が圧倒的にコストがかからないから。
店を持てば賃料がいり光熱費がかかり人件費がかかる。
その分のコストが価格に上乗せされている。
でもネットで売れれば、そういったコストは激減するわけです。
店を持つ必要はないのです。
みんな通販化する。

その代わり一部の大型ショールーム店舗は残ります。
たとえば服だって実際に触りたいだろうし、洗濯機やカメラだって実際に触ったり、
操作性を確かめたり、目で見て大きさを確かめたりしたい。
だからそういうショールームとしての店は残る。
その代わりショールームなので、品揃えが圧倒的に多くなければ意味がないので、
一部の大型店舗しか残らないわけです。

価格コムというような同一商品の価格比較みたいなサイトが出てきたように、
家電量販店は今後ますますネット通販に力を入れ、
出店はできるだけ抑えるべきなのに、
業界トップのヤマダ電機は大量出店計画を立てているけど、破綻しますよ。
地方だってネットがあればもう関係なく買える時代なのだから。

それとHISは潰れますね。
格安航空券こそ店はいらない。インターネットサービスで十分。
HISの出店場所を見るとどこも賃料の高そうな駅ビルなどに入っているけど、
そういうコストが全部値段にはねかえってくるわけで、
格安航空券だけならインターネット販売会社が圧倒的に有利でしょう。
HISはまず間違いなく潰れるでしょう。
今の勝ち組は将来の負け組なのです。
さすがは公器のフジテレビ。
ライブドアのニッポン放送株取得前夜に、
フジテレビ社員の里谷多英がとんでもない犯罪を犯した。
いやあ、さすがフジテレビ。
経営ビジョンがある公共の電波を使った報道の使命感に燃え、
長年のジャーナリズムの経験を、
社員一人一人が努力しているだけのことはあるな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000006-nks-ent
入試シーズン真っ只中のせいか、「ネット掲示板で問題流出」というニュースが時折流れる。
ようは2ちゃんねるで出題内容など試験内容についての書き込みが相次ぎ、
事前に試験に何が出るかわかってしまうということを問題視しているわけだ。
下記、このアホなニュース記事を見てみよう。

国公立大の2次試験が始まるなど、入試シーズンも終盤を迎えているが、
インターネット上の掲示板への書き込みが、大学入試や技能検定試験に大きな影響を与え、関係者が対応に苦慮している。
「最後(の質問)は『自販機がたくさんあるけど、どう思いますか?』だった気がする」
「コンパクトディスク(CD)のコピーガードについてだった」
財団法人「日本英語検定協会」(東京・新宿)が英検2級の2次試験を実施した今月20日、
国内最大級のネット上の掲示板サイト「2ちゃんねる」に、試験開始直後から、こうした書き込みが相次いだ。
2次試験は、受験生が英文とイラストの描かれた「問題カード」をその場で渡され、
黙読後、面接委員の質問に答えるという形式だったが、書き込みは出題内容をそのまま告知するものだった。
早々と試験を終えた受験生が書き込んだとみられるが、流出後に面接に臨んだ受験生は、
出題内容を事前に知り得たことになる。流出はその後、同じ日に行われた準2級と3級でも確認された。

書き込みを巡る“騒動”は1月15、16日に実施された大学入試センター試験でも起きた。
初日の英語の試験が始まる8時間以上も前、「2ちゃんねる」に「マイネムイズケヴィン」との書き込みがあり、
試験では実際に「ケヴィン」を主人公とする長文問題が出題された。
翌日の国語でも事前に出題内容を示唆する書き込みが見つかり、
センター側は「偶然としか言いようがない」と流出を否定しながらも、警察に対応を相談する事態に発展した。
センター試験の出題を巡って、例年、様々な書き込みがあるため、
センターでは「書き込み内容はよくチェックしている」(浅野摂郎副所長)という。
今回も、問題の作題委員が試験終了後に掲示板を検索中、書き込みを発見し、事実が発覚した。
見つけた作題委員さえ「まさか」と思うほどの衝撃情報だった。

インターネットの問題などに詳しい立山紘毅・山口大教授(情報法)は
「韓国では携帯電話を使った集団カンニングも起きており、本気で問題流出を防ぐには、
試験時間中は受験生全員を拘束し、会場では携帯電話を取り上げるなどの荒療治しかないだろう。
ただ、教育現場でそこまですべきかどうか。ネット時代の試験の在り方について、議論を深める必要がある」と指摘している。
(読売新聞) - 2月26日

ほんと、バカですよ。
何が「バカ」なのか。試験問題がですよ。
ネット掲示板にぱくられて差がつくような、知力ではなく知識を問うような、程度の低い問題を出すな!
とそういうことですよ。
事前に試験問題を知った人が有利になるような程度の問題ってことでしょ。
そういう試験問題そのものが問題なんですよ。

この手の問題が起きる度に、ネットの掲示板が悪者になるけど、
情報流出は絶対とめられないですよ。
単に2ちゃんねるだけ閉鎖すればとかチェックすればという問題じゃないからだ。
どっかで誰かがホームページやブログやメールや電話で試験内容を教えてしまうこと、
そのすべてを監視し取り締まることなんてできないんだから。

私、思うんだけどね、試験のヤマがあたったあたらないということも含めて、
どうせなら試験問題を事前に受験者に公開しちゃえばいいんですよ。
たとえば英検。
面接試験だったら問題公開したっていいわけですよ。
たとえば「自己紹介を英語でしろ」とか。
事前に分かればみんな用意してきてしまうかもしれない。
自分だけの力ではなく、他人に聞くかもしれない。
でもね、面接試験なんだから、丸暗記で完璧な解答を用意してきたのか、
うまいこと話の流れとして自分なりの言葉で話しているかなんてすぐわかるでしょう。

公開すればいいんですよ、問題なんて。
落とすための試験じゃなく、力を試すための試験なんだから。
掲示板に事前に知られて特定の誰かが有利になるような、
「自動販売機について」だの「コピーカードについて」だの、
そういう極めてヤマがあたったあたらないみたいな問題そのものがおかしいんですよ。
そんなくだらん問題で客観的な英語力を判断してお墨付きを与えようって、
そういうこと自体が程度が低いですよ。意味あんのかなって。
事前に知りえて試験に受かってそれをウリにしてどこかに就職できたって、
結局は英語を話せるか話せないか。それはすべて自分自身が困るか困らないかの問題なのだから。

大学入試もそう。
著者ですら間違った解答をしてしまうような、しょうもない国語の問題とか、
特定にオタク的な細かい知識を問う問題とか、そういう問題だからいけないんですよ。
だから事前に知っちゃった人が有利になるとかならないとかいう問題になる。

そんなくだらん試験問題そのものがいけないわけで、
たとえば「この学部で何を研究したいか、2000字で書け」とか、
「資本主義経済について説明せよ」とかそういう問題にすればいいわけです。
事前に公表したっていい。
そういう一夜漬け的なことではどうにもならないような、
あらゆる総合力を試すような試験内容にしないからいけない。
結局、知識偏重の穴埋め問題みたいなことばっかやってるから、
試験では素晴らしい点とるのに、イラクの場所がわからないとか、漢字が書けないとか、
受験競争が激化しているのに本末転倒な「学力低下」が起こっている。
学力低下ならまだしも、人間としての生きる能力に欠けているおかしな人間ばかりが生まれている。

そうやって試験内容が変わってくると、そもそも大学の偏差値による序列とかも意味をなさなくなるわけで、
大学も企業みたいに、何をやりたいかで生徒が選ぶそういう時代に変わっていくべきなんですよ。
くだらんオタククイズ的大学入試は時代錯誤なんですよ。
だから掲示板にぱくられてわあわあ騒いで困るような試験問題作るな!ってことですよ。

さらに、このネット掲示板は、試験問題のレベルを問うだけでなく、
バカな大人が間違えて作った出題ミスチェック機能まで果たしている、そんな有意義性を持っている。

出題内容が流出するトラブルのほか、書き込みの指摘で出題ミスも判明。
試験担当者もチェックを余儀なくされるなど、円滑で公正な試験実施には、もはや無視できない存在になってきている。
センター試験の「国語1」では、教科書に載っている文章がそのまま出題されるという前代未聞のミスが起きたが、
これを指摘したのも「2ちゃんねる」の書き込みだった。

つまり、どっちがいけないかって議論になった時、
果たしてネット掲示板が悪玉なのかって大いに疑問なわけですよ。
程度の低い、いつまでたってもしょうもない人間を生み出すくだらん試験問題を出し続けた挙句の果てに、
出題ミスまで犯す始末。
それを誰もつつかないから、ネット掲示板が指摘するという、
今までなら弱者(受験者)が強者(出題者)に泣き寝入りしていたことが、
ネットという武器によって脅かされているとそういうわけです。

もちろん、このネット掲示板の意義は単に試験問題に限った話であって、
別の次元(まったく関係のない誹謗中傷や混乱させるためだけのテロ予告とか)での問題はあるだろうけど、
この試験問題流出に関しては、動機は不純(試験問題をばらしたい)でも、
結果としては今の社会の矛盾点を鋭く指摘(ばらされたらみんな用意できてしまうような程度の低い問題であること)に、
なっているわけだから、それを取り締まるだのそれを監視するといったナンセンスなことはやめた方がいいだろうな。

インターネットはとてつもない力を持っている。
うまく使えば、今の社会のおかしな矛盾をひっくりかえす、
大きな武器となりえるだろう。
おいおい、前代未聞の恥さらし社員声明が出たぞ。
ニッポン放送は、2日に同放送では初の緊急社員総会が開かれ、役員を除く全社員238人中217人が参加し、
全会一致で「ライブドア反対」声明を採択した。
http://www.1242.com/info/seimei/

●ニッポン放送の経営権に関するニッポン放送社員声明文
リスナーの皆様 スポンサー、広告会社の皆様 出演者および関係会社の皆様 株主の皆様
そしてフジサンケイグループの皆様

経営権を決定するのは株式会社で上場企業である以上、リスナーでもスポンサーでも出演者でもない。
株主だ。
いまやニッポン放送の40%以上の株(ようは会社運営のための金を出している)を保有している、
筆頭株主であるライブドアこそ、この声明を出す相手の40%を占めるにもかかわらず、
そのライブドアにただやみくもに反対し、
ライブドアより保有株数の少ないフジサンケイグループだけ特別に上記のように宛名に出すという、
ちょっと信じがたい過ちをまず犯している。

株式会社ニッポン放送を競走馬にたとえるなら、
その競走馬が生きるための費用の40%をライブドアが出している。
競走馬は競馬ファンやスポンサーのために走ることはもちろんだけど、
競走馬として生存する基盤(金)を成立させているオーナー(株主)に報いることが第一なわけだ。
今、ニッポン放送の資本主義を知らない頭の悪い社員連中が発表したことは、
自分の生活費を40%も負担しているライブドアは嫌いだから嫌だ。
20%しか金を出してないけど、フジサンケイグループの方が好きだから、
ライブドアのいうことは聞きたくないといっているわけである。

あのね、事業というのはね、ビジネスというのはね、
好き嫌いの恋愛でやってるんじゃないんだよ。
金を出しているところが一番口を出せる。それが資本主義なんだよ。

そんでもって、どうしても特定の誰か(フジ)に固執したいなら、
堀江社長がいったようにね「他人に買われたくないなら上場なんかするな!!!」ってことですよ。
上場せず株を非公開にすればいいわけですよ。
そしたら好きな人だけに株を持ってもらえばいい。

株を公開したからにはそういう責任を伴うのに、
一番金を出しているライブドアを批判しているという本末転倒。
あんたら、バカじゃないの。

●最初に、この度の株式会社ライブドア(以下、ライブドア)と弊社との間に起きた問題に関し、
ご心配をおかけしておりますことをまずお詫び申し上げます。

あのね、なぜ「問題」なのか。
上場企業が株を買われて「問題」っていっていること自体おかしい。
他人に株を買ってもらって運転資金が欲しいから公開するわけですよ。株を。
ライブドアが株を取得したのが問題なら、
あんたら、株式会社じゃないってことですよ。
ロシアかどっかの国営企業のつもりでいるのか。

だいたい従業員がなぜお詫びするのかも意味不明。
そんな偉そうな口を利く立場にないだろう。
心配しているのはリスナーではなくあんたらでしょ。
ライブドアが買収したら給料が下がるかもしれないって、
ただその一点の保身だけに動いている。
社員がわびる権限はない。

●2月8日のライブドアによる弊社の大量株式取得以来、私たちは大きな喧騒の中に置かれながらも、
弊社の本業であり、公共の電波を預かる者としての義務であるラジオ放送を平常通り行うことに社員一同専念してきた次第です。

当たり前だよ、ボケ!
なんぜあんたらは給料もらっとるんじゃい!
仕事をして金、もらってるんでしょ。
別に騒動があったからといって、社員一同、平常通りに放送を行なうのは当たり前でしょ。
この辺をわざわざ声明文にのっけるあたり、
すでに「被害者」意識の発想からしかこの「問題」を見ていないということがわかる。

●しかしながら、最近の過熱報道では、
当事者である私たちの想いの届かないところで議論される状況がますます顕著になってきており、
今こそ私たちニッポン放送社員の総意を明確にすべきであると判断して当声明を発表することに致しました。

堀江君は話をしたいっていってるのに、おたくの日枝君ならびに社長が話もしたくないっていってるから、
「想いの届かない」ところで議論されてしまうわけでしょ。
そんなだらしない経営陣をトップにすえているということをまずは恥じ、
ライブドアがどういう考えを持っているのか話し合いの場についたらどうですかと、
経営陣をせっつく声明を出すのが、本来の従業員の声明趣旨なんじゃないの。

●声 明
私たちニッポン放送社員一同はフジサンケイグループに残るという
現経営陣の意志に賛同し、ライブドアの経営参画に反対します。

なぜだよ?その理由を述べなよ。
フジサンケイグループになぜそんなに固執するんだよ。
いってごらんよ、正直に。
堀江君の批判ばかりしてないで。
でもそもそも株式会社の株の問題であって、従業員がどうのこうのいう問題ではない。

●ニッポン放送には開局以来、スポンサー・出演者・株主等多くの理解者に支えられながら、
リスナーと共に50年という歳月をかけて営々と築き上げてきた企業価値があります。
特に、私たちは先輩たちから伝承されてきた放送人としての精神を大切にしております。
それは、「リスナーのために」です。いつも私たちはこのことを心の拠り所や判断基準として日々の業務に取り組んでおります。

おまえらも、日枝会長の老害と同じか。
そんなに「50年」が偉いのか。
そんなに「50年」を強調して、32歳の若造を排除したいのか。
長いことが重要なら、もっと歴史の長い外資のラジオにでも買収されたらどうだ?
あのね、年数じゃないんだよ。今の時代。
年功序列は崩壊してるんだよ。年数が長ければいい時代は終わったんだよ。
いかに時代に適合し、先取りし、ニーズにこたえていくか。ただそれだけだよ。
そこに若いとか年寄りとかそういうものは一切関係ない。

●一方、ライブドア堀江貴文社長の発言には「リスナーに対する愛情」が全く感じられません。

あのね、これはね、ビジネスなの。事業なの。
恋愛じゃないんだよ。
「愛情」って何だよ?
愛情でビジネスやってんじゃないんだよ。
愛情がなければいいビジネスはできないかもしれないけど、
愛情ありきでビジネスはできないんだよ。
じゃあフジテレビに「愛情」があるのか?
「愛情」じゃなくて、「執着」でしょ。

●ラジオというメディアの経営に参画するというよりは、その資本構造を利用したいだけ、
としか私たちの目には映りません。

堀江君と直接話もせずに、よくまあ勝手にそんなことを無責任にいえたもんだ。
だいたい、資本構造を利用してるのは、
ライブドアじゃなくフジサンケイグループでしょ。
なんとしてでもグループ会社にしておきたいという、
ただそれだけの資本構造に執着し、リスナーのことなんかぜんぜん考えていない。

●責任のある放送や正確な報道についても、堀江社長が理解しているとは到底思えません。

あのなあ、いい加減にしてくれよ。
じゃあくだらん番組やって大きな問題になっているフジテレビに、「責任」や「正確」さがるのか?
何を持って責任ある放送を理解してないと、一度も会ったことのない、
筆頭株主について声明ができるんだよ。
そういう声明を平気で出せる態度そのものこそ「無責任」で「不正確」の放送やってる証左でしょう。

●弊社はもとより全ての民間放送の放送基準にあります通り、私たちは常に「リスナーのために」にこだわっています。
それに背く事はしない-そう先輩達に教えられ、後輩達に教えています。それが"放送"です。

「リスナーのため」って何がリスナーのためなのか、具体的なこと1つもいってないで、
ただ「先輩」に教えられた「放送」という意味不明を繰りかえす。
何がリスナーのためなのか。いってごらんよ。

●一例ですが、ニッポン放送はこの30年間、毎年クリスマスに「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」という
24時間のチャリティ番組を放送し、視覚障害者のために音の出る信号機を設置する募金活動に
社員一丸となって取り組み続けております。
私たちが、ニッポン放送が、リスナーの皆様そして社会と共に生きていることを深く実感する機会のひとつです。

は・・・・
あの・・・、何いってるのかわかってます?
ボランティア活動や社会貢献活動について聞いているんじゃないんですよ。
一般視聴者のために何をしているかという話でしょ?
募金活動とリスナーのためとはまったく違う次元の話でしょ。
募金活動やればどこでも放送する権利があるとでもいうのか?

●今回、ニッポン放送がライブドアの傘下に入れば、互いに触発しあいながら発展してきたフジサンケイグループの仲間達をはじめ、
永く応援して下さっているスポンサー各社、協力関係各社の皆様から関係の見直しを余儀なくされることも十分に予想されます。

うんうん、わかった、わかった。
フジサンケイグループがそんなにいいなら株を公開なんかするな。
上場なんかするな。みんな迷惑してる。
そういうバカなことをやったのは誰だい?
他ならぬフジサンケイグループでしょ。

●私たちは今回の問題が司法の場で適正に判断されて私たちの考えに沿った決定が成され、
この混乱が一刻も早く終息することを心より願っております。
最後に、私たちはこれからも明るく楽しい番組を皆様にお届けするため、精一杯努力することを誓います。
以上

結局、
1.何がリスナーのためになるのか、についてまったく語らず、
2.具体的になぜフジサンケイグループに残るとリスナーのためになるか、についても触れられず、
3.なぜライブドアが経営参画するとリスナーのためにならないのか、ということも一切書かれておらず、
ただ感情論的な反論にしか過ぎない、ほんとくだらない声明だ。

こんな一方的な子供の悪口みたいなものを、
公共放送たる一メディアが声明として発表するというこの次元の低さ。
そして最も会社に対して金を出している筆頭株主ライブドアに対する理解のなさ。
こんな従業員がやっていると思うと反吐が出る。
おまえら、日枝会長と一緒で、9億円の豪邸を、
グループの金で買ってもらってるんじゃないのか?

開いた口がふさがらない・・・。
こんな声明を出して恥ずかしくないのかね。