1月8日の朝日新聞に全面広告で
結婚斡旋業の「キューピッド・クラブ」の宣伝があったのだが、
そのあまりの矛盾さに思わず大笑いした。
キューピッドが提案する理想の結婚相手とは、
「条件に合う人」ではなく、「一緒にいて居心地の良い人」だという。
そのわりに、全面広告の左端には
「2004年の素敵なカップルの一部を紹介」と、
100組ぐらいのカップル・プロフィールが書かれている。
その書き方がだ、出身大学と勤務先のプロフィールなのだ。
男:慶応義塾大 不動産
女:上智大 倉庫・運輸
男:東京大 国家公務員
女:上智大 広告
・・・てな具合に。
ここに書かれた100組200人のプロフィールのうち、
2人を除いてすべて大学卒業者。
そもそも「出身大学」と書かれているから
高卒とか専門学卒は相手にしないということか。
東大とか慶応、早稲田、上智など、ようは高学歴者ばかり載せていて、
しかも職業は公務員や金融や医療などが多い。
「居心地の良い人」を探してあげるといいながら、
アピールしたいのは高学歴高収入の「条件」に合う人が
いっぱいいるよというこの矛盾。
いやだったらさ、正直にさ、
「高学歴高収入の理想の相手を紹介します!」っていえばいいのにさ、
それを「条件に合う人」ではなく「居心地の良い人」なんて、
そんな建て前論はいらんわけで、
もし建て前で押し通すんなら、出身大学と勤務先はいらんでしょう。
必殺でっちあげで「やさしい人が見つかりました!(33歳女性)」とか、
「一緒にいて楽しい人が見つかりました(40歳男性)」とか、
せめてそういうのにすればいいのに。
まあでもこんな矛盾した広告を堂々と載せているのだが、
新聞の全面広告の掲載料は何千万円という単位である。
莫大な金額を会員からぼったくって、相当儲かってるんだろうな。
インターネットの出会い系サイトのあやしさと、
結婚相手の斡旋業のあやしさはたいして変わりないんじゃないか。
というかさ、こういう紹介業に頼らず、
相手を見つけられるような社会にならなくてはな。
多分、みんな会社に拘束されてる時間はあまりにも多く、
そんでもってそこでの関係は非常に狭いから、
社会人になってからなかなか出会いがないんだろうな。
あとは、離婚が増えていて中高年の再婚斡旋業が、
きっと結構な金になるんだろう。