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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「絶対に“借金札”を持たない」

 『ナニワ金融道』の作者として知られる漫画家・青木雄二氏は、「サラ金のカードの名称を“借金札”に変えるべきだ。そうすればカッコ悪くて誰も使わなくなる」と警鐘を鳴らしていました。

 

 規制や審査が厳しくなったとは言っても、やはり簡単にサラ金のカードを手に入れることは可能です。そしてサラ金だけでなく、銀行や信販会社も、ローンの融資枠を設けて簡単に借金が出来るようになっています。

 

 おまけに、業界ごとに個人の借入残高を検索するデータベースが分かれているため、個人の借金総額が分からないのが現状です。つまり限度額など有って無いも同然なのです。それにも拘らずサラ金の利用者が減少しないのは、テレビCMの影響が大きいからでしょう。

 

 少し前にあるサラ金のCMが物議をかもしました。売れないバンドマンの兄が、妹の結婚式に参列するためにサラ金から借金してスーツを新調するのです。しかしこうした美談めいたコマーシャルの描き方に、「借金することが美しく見えてしまい、多重債務者を増やす結果になる」としてクレームが殺到しました。

 

 私たちの両親の世代は、お金がなくなれば質屋を利用するのが普通でした。以前あるテレビ番組で、若い人が所有している家電や洋服をすべて質草にしたと仮定したら、最高50万円にしかならなかったのです。つまり、それを売却すれば50万円以上の借金を抱えることはありません。それが真の限度額なのです。

 

サラリーマンであるならば、昇給しない限り毎月入ってくるお金の総額は変わりません。それならば、支出を抑えることを第一義と心得て貯蓄し、絶対に“借金札”を持たないようにしましょう。