森羅万象から学ぶ人生羅針盤「リモートは最低限に」
もう新型コロナウイルスの大騒ぎも沈静化したので、再び対面式営業が復活しました。理由は言うまでもありません。対面式の方が、はるかに成果が上がるからです。
しかも中には、お客様が望んでいないにも拘わらず、未だに「現代ではこうした合理的なビジネスが主流なのです」と、エビデンスも明らかにしないで、一方的にリモート営業を押し付けているケースもあります。
お客様には感情も表情もありますが、リモートでそのすべてを見抜けると思ったら大間違いです。そこから得られる情報は10のうち1から2、良くて3だと思ってください。
私に関して言えば、2020年初頭から一番猛威をふるった武漢型の新型コロナウイルス流行時でも、お客様が嫌がらない限り対面式の交渉を継続してきました。理由は1つです。コミュニケーションが密になるからです。
例えば、紙の資料をたたき台にしたやり取りも可能ですが、何よりも相手の表情やしぐさ、話し方、手足の動きの癖などを総合的に観察することができます。そのため、相手の微妙な表情やしぐさの動きや変化から読み取ることができたのです。
こうした紙一重の差がビッグビジネスの帰趨（きすう）を決めます。繰り返しになりますが、もうコロナは沈静化しかつての日常が戻っています。それに合わせてリモートも最低限に活用するようにしてください。