父が亡くなってから、早いもので四十九日法要を迎えました。
通夜・告別式は、親族に集まって頂きましたが、「高齢者多し」、「暑さ高まるこの季節に集まって頂くのも」との考えで、家族のみで行いました。
で、四十九日、四十九日とは良く聞くけど、一体なんぞやということで調べると、
仏教では、亡くなった方はあの世に行くと初七日から七日ごとに生前の行いを裁く審判を受け、最後の四十九日目の審判で行き先(極楽浄土に行けるかどうか)が決まるとされています。
大事な日ということは理解出来ました。
息子に、四十九日の趣旨を説明し、
じいじが天国(「極楽浄土」が正しいようですが)に行けますように、ってお祈りしよう、と言うと、目をつむり手を合わせて、しばらくの間むにゃむにゃ何か言っていました。
真剣にお祈りしてくれたようですね。ありがとう。
それから、みんなで食事をしたのですが、思い出話に花が咲きます。
少しの悪さで、平手打ちされたことが多々あった(昔は厳しいオヤジだった)。
私の野球の試合(小学~中学)は、都合がつくときは必ず見に来てくれた(帰宅後のダメ出しが結構きつかったけど)。
大学の新歓コンパで酔い潰れたときは、マンションの前で帰りを待っていてくれた(女の子の親みたいだな)。
役所の試験に落ちた私に、新卒で最初に勤めた会社の求人情報を教えてくれた(下手すりゃ就職浪人だったかも)。
休日にたまに家にいると、「行くぞー」と誘われ、二人で喫茶店に行ったりした(しょうもない会話をしてコーヒー2杯くらい飲んで帰るだけだったけど)。
この機会に、ホント小さなことだけど色々な事を思い出しました。
孫のことは、とても可愛がってくれた父。
父が使っていたタブレットの画像フォルダには、LINEで送った孫の写真が溢れかえっていました。
コロナで会う時間が制限される機会が多かったのは、きっと無念だったろうなと思います。
「孝行したい時分に親はなし」
その通りだなぁ。
父にできなかった孝行を、後悔しないようにこれから母にしていきたいと思います。