先日、生徒と話していて面白い経験をしました。

それは、人の頭の中の構造を見ているようなものでした。

 

生徒「おじいちゃんてやさしいよ」

私「えっ、おじいさんはやさしい?」

 

『おじいさんはやさしい』という言葉が頭にひっかかりました。

それには何か別の意味がある言葉のような気がしたのです。

そしてその別の意味を思い出そうとしたのですが、すぐには思い出せませんでした。

ところがしばらくその言葉を繰り返していると、それは『おじいさんはやさしい』ではなくて『まごはやさしい』ではないか、という気になりました。

そして間もなく、これは『まごはやさしい』なのだとはっきりと思い出せたのです。

 

これは健康に良く、毎日摂る必要がある、と言われている食材をまとめて表す言葉でした。

『ま』はマメ類の『ま』

『ご』はゴマの『ご』

『は』はワカメ(海藻類)の『は』

『や』は野菜の『や』

『さ』は魚(魚類)の『さ』

『し』はシイタケ(キノコ類)の『し』

『い』はイモ類の『い』

のことだったのです。

 

すぐには思い出せなかったのですが、この言葉が頭の中を駆け回り、解答にたどり着くまでの課程をスローモーションのように見せてくれたのです。

普通はこれを頭の中で一瞬に行っているので、そんなことを気にすることはありませんでした。

 

これを思い出してみると、やはりこれらの食材はなかなか毎日は摂れていないことに気付きました。

それでもわが屋では、このうちの1つで最近飽きずに食べ続けているものがありました。

それは『めかぶ』です。

市販のカップに入ったものを買ってきて、これにダイコンの千切りを同量加え、レモン汁と甘みの少ないだししょう由で味付けします。

とてもさっぱりしていてお腹の中が洗われるような気がし、息子の大好物にもなっています。

試してみて下さいね。〔 カーネル笠井 〕