タイ撮影記録・Memories of Thailand-suigyuusioi
水牛と牛追い

水牛をあちこちで見かける。最初は野生かと思っていたが、
夕刻、牛追いが水牛をどこかへ連れて行くところをみると、
どうやら飼育されているようだ。
いかにも牧歌的情緒にあふれた、のんびりした光景で、
忙しい日常を送っている私の目から見ると、
非常にうらやましい。
この人は、毎日朝、牛を連れて牧草のあるところへ行って、
夕方牛を連れて、家に帰るのだろう。
牛の歩みのようにゆったりした日常がうかがい知れる。
私がタイを好きになったのは、
こういったゆったりした中で、人々が人生を、
つましいながらも楽しんでいる様子が、
なんともうらやましいからだ。