『怪物』鑑賞して来ました | 歴史の散歩道~KANAのひとりごと

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女優&カラーセラピスト・上級食育指導士として日本の歴史を創った偉人たち(史跡・神社寺院・老舗)を歩き感じたKANAの思いを綴ってみました♪

あなたへの、新たな発見&気づき&癒やしになれば嬉しいです♡

🎦『怪物』観て来ました😄👌


予告の「怪物だれ~だ!?」と
母の息子に対する “ いじめ ” の学校・先生の対応から、もっとすごい怪物=モンスターが出てきて、後味悪そうな作品かな~と思っていましたが…。。

「怪物だれ~だ!?」

本作は息子湊(黒川想矢)の不可解な言動(“いじめ”)を通じて母早織(安藤サクラ)から見た息子と担任・学校の現実、担任保利(永山瑛太)から見た現実、息子の視点の3部作となっている。

そして、三者三様の視点によって対象となる「怪物」は変わる。

ネタバレあります💡
2人の男の子湊(柊木陽太)と依里(黒川想矢)の “ いじめ ” があっても楽しそうな日常と友情が恋に変わりそうな危うい思春期の熱演が心に残った。

「生まれ変わりはないよ!」と言った2人…
いつもの様に現実逃避した隠れ家的な廃墟列車の嵐の夜からの草原を走る2人の姿は、観る人に委ねられた未来かー。

音楽を担当した坂本龍一さんの遺作でもあり、そのメロディがラストシーンを優しく包んでいた。

嘘をついたと告白した湊と、嘘を突き通す覚悟の校長(田中裕子)との楽器演奏シーン、そしてそれは飛び降り自殺を止めた担任保利にも響いていた。

やはりカンヌの監督是枝裕和&脚本坂元裕二作品でしたね。

「誰かにしか手に入らないものなんて幸せとは言わない。 」←鑑賞時は響いてた(笑)

※だけど客観的に観れば…
一番の被害者は担任だよね~。
息子の言動(後に嘘だと校長先生には告げているが)からお母さん目線では最悪の担任だったけど、先生から見たらみんな怪物だし(笑)🤣

誰もがみんな怪物だから…

「怪物だれ~だ!?」

『怪物』58/2023