2018年アメリカでの高校銃乱射事件を元に被害者両親と加害者両親による対話を描いた作品。
〈ストーリー〉
アメリカの高校で、生徒による銃乱射事件が発生。多くの同級生が殺害され、犯人の少年も校内で自ら命を絶った。事件から6年。息子の死を受け入れられない被害者の両親は、セラピストの勧めにより加害者の両親とある教会の一室で話し合う場をもつが…。
ほぼ4人の会話劇。
会場となる教会の関係者の部屋のセッティングから始まるが、その陽気にも取れる普通さが、これから始まるだろう “ 対話(対峙) ” の重さを予感させ、会場へ向かう両親は被害者側なんだろうな~と推測しながら、2組の夫婦はセラピストの案内で再会、何気ない挨拶から始まる。
ネタバレになります↓
最愛の息子を突然亡くした悲しみと怒りに、許せ(赦せ)ない思いと許さなければ息子の死を癒せない葛藤を抱えながらも、ただ真実を知りたい被害者の両親。
同級生数名を殺害した自責の念にかられながらも自らも息子を失う被害者的要素も含む加害者の両親もまた “ 何故こんな悲劇が起こったのか分からない ” 子どもを愛するただ普通の親。
それぞれの心の葛藤・哀しみ・怒り・恐れ・不満・不安などの心情をさらけ出したら『赦し』こそが “ 愛 ” なんだと気づく…
中山靖雄先生の言葉とリンクした❤️
4人の会話劇なのに、しっかり情景が見え、自身もまた被害者の親であり加害者の親にもなり得るのだと、共に涙することで、癒された💧
更にネタバレ💡
↓
たぶん足りなかったのは…
“ 対峠(会話) ” せず、
“ 愛してる ”と伝えず、
抱きしめずに、怖れて逃げたこと。。
『すべてうまくいきますように』『いつかの君にもわかること』
『WORTHワース 命の値段』と立て続けに “ 命 ” “ 生きる ”と言うことに焦点のあたる時を過ごしている春分前🌸
ハグって、大切だな~💕
