4/8(金)『北照山 金乘院「那須波切不動尊」』三社参り⛩️『温泉神社』『宇都宮二荒山神社』 | 歴史の散歩道~KANAのひとりごと

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女優&カラーセラピスト・上級食育指導士として日本の歴史を創った偉人たち(史跡・神社寺院・老舗)を歩き感じたKANAの思いを綴ってみました♪

あなたへの、新たな発見&気づき&癒やしになれば嬉しいです♡

4/8(金)三社参り⛩️
『温泉神社』『北照山 金乘院「那須波切不動尊」』『宇都宮二荒山神社』

北照山金乗院 「那須波切不動尊」』


ご詠歌

人の世の 万の波を 那須不動 開きて示す 気高き悟り

流れる滝の音が心をいやす

寺伝によると大同元年(806年)弘法大師奥羽方面飛錫の折、この地に立ち寄り地蔵尊の霊夢に会い、一夜の内に自ら尊像を刻みこの地を霊場と定めたという。
今この地は「奥の院地蔵堂」となっており、現在のお堂は、大正7年から10年の歳月をかけ昭和2年に完成したものである。

 堂内四面には弘法大師一代記、内陣に賽の河原地蔵尊等が丹念に彫り込まれ、子安・子育・とげぬきの三体の地蔵尊が祀られている。 これより約300メートル西の山門を入り、階段を上ると、正面に四天王を配した不動尊、鎮守石鎚大権現を祀る本堂がある。

左方の大日堂には、不慮の事故により右眼、左手、左足の自由を奪われた市内在住の佐藤豊昭氏が、残された半身のみで精魂込めて彫った微笑みまぶしい大日如来が静かに安座している。 思わず自身をふり返り自然と手が合わさる仏様である。

境内の一番奥には、一石彫りの高さ6メートルの波切不動尊を中心に、地下40メートルから汲み上げられた清水が流れる金色の願叶龍神を祀る不動の滝(朝虹の滝)が、世間の雑音を流し、 心を癒す正に聖地と感じる場所があり、薬師池の薬壷から聖水を授ける霊水薬師如来をはじめ、子供をやさしく抱き立つ大きな慈母観音、弘法大師が中国に渡り修行した青龍寺、 四国八十八ヶ所のお砂踏み場の願通大師、かわいらしくユーモアたっぷりの慈悲・辛抱・努力・約束・安心・智恵の六体のわらべ地蔵尊、  そして、日本ではここだけにしかないであろう星形の石塔の五角の中をくぐり、運勢を開く明運星等々多くの仏様に囲まれた広くて明るい境内である。
特に、毎年6月28日の当寺最大のお祭り「那須波切不動尊火まつり」には全国より行者が集まり、法斧・法弓・法剣の作法の後、清火により盛大に柴燈護摩が焚かれ、 なで木(護摩木により自ら全身を加持した木)が投下された後、口や両手に火を持ち行衣の中に火を通す松明行(たいまつぎょう)、熱湯の釜の内外で煮え湯によって加持をする湯加持(ゆかじ)、 燃え盛る火の中をくぐる「火くぐり」等誰もがびっくりするような荒行が行われる。最後に火伏せの法の後、無病息災・所願成就を祈り火渡りが行われる。
誰でも参加出来る為、毎年関東一円をはじめ多くの参拝者で賑わい那須野の初夏の名物行事となっている。金乘院。心のやすらぎを求めるには格好の寺院といえよう。思いがけず別の自分を発見できるかもしれない。HPより