「裁判をしませんか。わたしたちで」 前代未聞の学校内裁判が今ここに始まる――
名実ともに日本を代表する作家・宮部みゆきが、構想に15年、執筆に9年もの歳月を経て完成させた超大作であり、ミステリーの金字塔と謳われる「ソロモンの偽証」。2017年1月に放送し好評を博した、宮部みゆき原作「連続ドラマW 楽園」チームが再集結し、WOWOW開局30周年記念として、完全ドラマ化。原作は1990年代の公立中学校を舞台としているが、テレビドラマ版ではSNSが普及する現代の私立高校に置き換え、全8話という長編で宮部ワールドの世界観を描き出す。
既報の通り、連続ドラマ初主演となる上白石萌歌が前代未聞の“学校内裁判”を主導する高校生・藤野涼子役を演じる。そしてこの度、学生役の追加キャストが解禁。他校の生徒でありながら、亡くなった柏木卓也の友人として裁判に積極的に参加する謎の高校生・神原和彦役を演じるのは、昨年公開の映画『his』で報知映画賞新人賞をはじめ数々の映画賞を受賞した宮沢氷魚。ひどいニキビや学校でのいじめに思い悩む三宅樹理役には、デビュー10周年を迎え、映画やドラマなどに引っ張りだこの山本舞香。涼子の良き相談相手で幼なじみの野田健一役に、6月公開の映画で初主演を果たしたばかりの浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)。
さらに、物語の発端となる謎の転落死を遂げる柏木卓也役には、野村萬斎の長男で本作が映像作品への初出演となる狂言師・野村裕基。柏木卓也を殺したと告発される不良高校生・大出俊次役に、多くの話題作に続々出演し期待の集まる坂東龍汰。大出俊次と関係を持ち行動を共にする勝木恵子役に、モデルとして活躍しながら、出演映画でキネマ旬報新人賞を受賞した女優・モトーラ世理奈。三宅樹理の親友で唯一の理解者である浅井松子役に、「ソロモンの偽証」映画版でも中学生の同役を演じていた富田望生が決定。
一人の転落死からはじまる不可解な出来事。動揺する生徒、困惑する保護者、体裁を気にする教師、騒ぎ立てるマスコミやSNS。一体、誰が真実を話し、誰が嘘をついているのか。謎に満ちた衝撃の真相とは?現代社会への警鐘ともいえる本作にぜひ期待してほしい。
<ストーリー>
クリスマスの朝、雪の積もった校庭で藤野涼子(上白石萌歌)はクラスメイト・柏木卓也(野村裕基)の死体を発見する。警察や高校が自殺と断定する中、涼子のもとに“同級生・大出俊次(坂東龍汰)らによる殺人“を告発する匿名の手紙が届く。自殺か他殺か、転落死をめぐって騒ぎ出すマスコミやSNS。校長の津崎正男は事態の収束をはかるも、更なる事故が起きてしまう。次々に起こる不可解な出来事。大人たちの対応に納得できない涼子は謎の他校生・神原和彦(宮沢氷魚)とともに立ち上がる。「裁判をしませんか。わたしたちで」前代未聞の学校内裁判が始まる――。
関連情報
原作:宮部みゆき『ソロモンの偽証』(新潮文庫刊)脚本:篠﨑絵里子(「連続ドラマW 楽園」)監督:権野元(「連続ドラマW 楽園」)音楽:羽岡佳(「連続ドラマW 楽園」)出演:上白石萌歌 宮沢氷魚 山本舞香 浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.) 野村裕基 坂東龍汰
モトーラ世理奈 富田望生 ほかチーフプロデューサー:青木泰憲プロデューサー:徳田雄久、小松貴子製作:WOWOW 松竹
上白石萌歌(藤野涼子役)
本作のオファーを受けた際のお気持ち
私のデビュー作もWOWOWの作品ということもあり、勝手ながら原点のように感じていたので…