『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 | 歴史の散歩道~KANAのひとりごと

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女優&カラーセラピスト・上級食育指導士として日本の歴史を創った偉人たち(史跡・神社寺院・老舗)を歩き感じたKANAの思いを綴ってみました♪

あなたへの、新たな発見&気づき&癒やしになれば嬉しいです♡

『ミアとホワイトライオン 1300日間の奇跡』の次に鑑賞したのは、ベンガルトラと漂流した少年の話し🎦『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』


ホワイトライオン🦁の次はベンガルトラ🐯


実話?と思ったら、1部実話を採用してたみたい!?


前半は “ パイ ” の幼少時代のエピソードが淡々と続き少し退屈するが、後に一緒に漂流する事になるベンガルトラの “ リチャード・パーカー ” との出逢いがある。

後半は227日におよぶ試練と夢の世界のような幻想的な自然界での漂流の旅。

そして、旅を終えた彼の元に来た日本人保険会社の捜査員への沈没事故と漂流に対する “ 嘘と真実 ” の2つの旅物語!


3つの宗教(ヒンドゥー教とキリスト教とイスラム教)を平等に信仰するパイの独特の思想感と思春期の内面の葛藤をトラと漂流する227日に置き換えた?

もう1-2回観ないと理解出来ないかも(笑)


〈ストーリー〉1960年インド・ポンディシェリに生まれた少年パイは、父親が経営する動物園でさまざまな動物たちと触れ合いながら育つ。パイが16歳になった年、両親はカナダへの移住を決め、一家は動物たちを貨物船に乗せてインドをたつが、洋上で嵐に遭遇し貨物船が沈没。必死で救命ボートにしがみついたパイはひとり一命を取りとめるが、そこには体重200キロを超すベンガルトラがいた。


カナダ人作家のヤン・マーテルが2001年に発表し、ブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説「パイの物語」を「ブロークバック・マウンテン」「ラスト、コーション」のアン・リー監督が映画化。

乗っていた貨物船が遭難し、一匹のトラとともに救命ボートで漂流することになった少年パイのたどる運命を描く。


この製作に当たって、サバイバル技術と海洋のコンサルタントに起用されたのはスティーヴ・キャラハンで、彼は1982年に大西洋で遭難し、76日間もの時間を小型艇の中で過ごした体験を記した著書「大西洋漂流76日間」がベストセラーとなった人物。

食事の用意の仕方から、巨大な青いクジラとその子クジラの出現など、キャラハンの身に起きた多くのストーリーに、リー監督は魅了され、映画で再現するため、彼の高度な専門的知識を採用したそう。つまり、本作でパイが体験するリアリティあふれる展開のほぼ全ては事実をベースにしているということ!

キャラハンは自身が遭遇した事故について、「何かすごいものがボートにぶつかり、大量の海水が船になだれ込んできたんだ。大西洋のど真ん中で救命ボートに飛び乗って、小型艇から離れた。それから2か月半もの間、私は水中に住む野人のように生きることを学んだんだよ。人生は消えることはない。リスクは必ずある。リスクから逃れることでリスクを軽減しようとする人がいるが、私にとってはそれこそがリスクだよ」と当時をふり返りながら、強いメッセージを残す。


第85回アカデミー賞で全11部門にノミネートされ、アン・リーが自身2度目となる監督賞受賞を果たした。






『ミアとホワイトライオン 1300日間の奇跡』