「最近、身体が重くて動くのがおっくうなの。」というお話を伺いました。
実は、健康を支えているのは「日常の動き」
人が1日に消費するエネルギーの約30%は、身体活動によるものです。
そして、その多くを占めているのは特別な運動ではなく、
- 立ち上がる
- 歩く
- 掃除をする
- 階段を使う
- 家事をする
そんな何気ない日常の動きです。
座っている状態は約1.5METs。
立つだけで約1.8METs。
歩くと約3〜4METs。
数字だけを見ると小さな違いですが、その積み重ねが一日のエネルギー消費や筋力の維持、
代謝の働きに大きく影響します。
神経が整うと、身体は自然と動きたくなる
私は「頑張って運動しましょう」とはお伝えしていません。
なぜなら、神経が緊張したままでは、
身体は動くことそのものを負担だと感じてしまうからです。
深く呼吸ができる。
肩の力が抜ける。
身体が軽く感じる。
そんな状態になると、不思議なくらい自然と歩きたくなり、
外へ出たくなり、身体を動かしたくなります。
「頑張る」ではなく、「動きたくなる」。
この状態になれる環境を作っていくことが大切です。
動ける身体は、人生を豊かにする
更年期は、何かをあきらめる時期ではありません。
旅行へ行くこと。
美しい景色に感動すること。
好きな人と笑い合うこと。
趣味に夢中になること。
人生を楽しむためには、自由に動ける身体が必要です。
その土台となるのは筋肉だけではありません。
脳と神経が穏やかに働き、身体が心地よく動くこと。
私は、その土台を整えるお手伝いをしています。
今日から始める、小さな一歩
もし最近、「動くのがおっくう」と感じているなら、自分を責めないでください。
まずは、自身の呼吸に意識をむけながら、ゆっくり息を吐き、息を吸ってみる。
肩の力を抜いて、ゆっくり立ち上がる。
少しだけ歩いてみる。
その小さな一歩が、脳と神経へのやさしい刺激となり、
身体は少しずつ本来のリズムを取り戻していきます。
心地よく呼吸ができること。
心地よく歩けること。
心地よく笑えること。
それは特別なことではなく、これからの人生を健やかに、
自分らしく生きるための大切な土台です。
その積み重ねが、更年期から先の人生を、もっと自由で、
もっと豊かなものにしてくれると思います。
日々揺らぐ心と身体を、あなたらしい心地よさへ。


