こんにちは。
MIKIKOです
今日も群馬は乾いた風が吹き荒れていました
ちょっと色々立て込んでおり、
前回からだいぶ間があいてしまいましたが、
岡山・京都一泊旅行の旅、
今日は最終話-京都編3-を書きますね
時雨殿の常設展示室、
豪華な歌仙人形と歌合わせジオラマの先を進みますと・・
そこには江戸時代作の百人一首かるた他の品々が、
ガラスケースにうやうやしく収められていました
とりわけ一段と存在感を放つケースを発見!
吸い寄せられるように近づき、
金地に輝く、繊細高貴な百人一首札を拝見しました。
目を奪われたのは仮名文字の美しさ
リズミカルで流れるような筆の運びに強く感動しました。
誰がどんな呼吸でこのような文字を一枚一枚書いたのか。
想像と感銘が身体の中を駆け巡ります。
このような豪華なかるたは当然のことながら遊び道具ではありません。
ハイクラスがお持ちになっていた贅沢品だったようです
写真を見ていただきたいところですが、こちらはさすがに撮影不可。
本物から迫ってくる美はいずれにも代え難いと思いますので、
機会ありましたら時空を超えた和の美しさを、
直接ご堪能ただきたいと思います
なお、常設展では年に何回か収蔵品の展示替えをしているそうですので、
それもまた楽しみですね
そしてお次は企画展の「新春かるた展」。
こちらも撮影不可でしたので写真は載せられませんが、
かるたのコレクションで有名な滴翠美術館 (兵庫県芦屋市)や、
個人からお借りしてきた貴重な品々が展示されていました。
やはり私が心奪われたのは仮名文字
滴翠美術館蔵、江戸時代作の『伊勢物語絵入歌かるた』です。
これまた趣の異なる流麗な筆運び。
なんだろうこのトキメキ
すっかり文字に恋しちゃったみたいです
同じく滴翠美術館蔵で江戸時代作の「うんすんかるた」も
金地でカラフル、豪華で迫力がありました。
当時の風俗を感じさせる絵札も見応えあり
選りすぐりの美しい品々の中に、
時を忘れて我が身を漂わせる歓び
こんな感慨に浸れるのも、
こうした品々を大切に保存し、伝えてきた方があってこそ。
人々の営み、文化を後の世に手渡していくことの重要性を
改めて考えさせられました
展示室鑑賞後は事前に申し込んであった
貝合わせ作りワークショップに参加しました
これまでも折々にオリジナルの貝合わせを作ってきましたが、
“その道”の殿堂で行われる講座はきっと参考になるに違いない
そんな確信をもって参加いたしました。
しかも貝絵を乾かしている間に、
百人一首の裏貼り体験もさせていただけるという
お得な講座だったんです
体験時間は2時間、あっという間でした。
なんとしても出来上がりを持ち帰りたい
必死の想いで描き上げましたよ~
描く絵はその場で考えたのですが、
私は春と夏をテーマにした貝合わせを持っているので、
連れと分担して秋と冬をテーマにした絵を描きました
出来上がりはこんな感じ
地塗りの金マジック効果と思いますが、
なかなか可愛く仕上がりました
百人一首の裏貼り体験の出来上がりはこちら
右一組は参考として貼らずに持ち帰ったものです。
上手に貼れるときれいなソリ(これ重要)が出るんですよ
そして、この体験講座中に、
館長の吉海直人先生がお目見えになりました
私の来館にあわせてわざわざお越しくださったようです。
しかも、江戸時代~明治時代作の
非常にレアな郷土かるたを持ってきてくださいました
吉海先生、本当にありがとうございます
このレアな郷土かるたについては、
いずれレポートを書きますのでお楽しみに
節分をはさんだ岡山・京都の旅。
林原美術館にはフラれてしまいましたが、
心躍る充実した2日間を楽しみました
この小旅行のきっかけを作ってくださり、
また貴重な研究資料をお示しくださった吉海先生に、
心からお礼申し上げます。
長文、おつきあいくださいまして、
どうもありがとうございました
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