女性会館に行った。

託児で子どもたちと別れた。子どもは大泣き。下の子どもは小さいから理解していないみたい。

人に預ける事をすごく罪悪感を感じた。この時は、何でも抱えすぎていた。

すごく静かな廊下を言われた通りに歩く。自分の足音だけが響く。

誰とも会わず、無機質な廊下の先の入り口を入ると、明るい部屋。廊下と対照的だった。

スーツ姿の女性が奥の個室に案内してくれた。

出会いや家族構成など、ノートをとりながら聞かれた。

私が、DV夫と出会ったのは、学生だった。
束縛が強くて、、着信が20件とか普通にあった。
おかしいと思ったけど、別れられなかった。

DVは暴力だけじゃないと教えてもらった。話を聞いてもらうだけじゃなくて、色々な知識も教えてくれた。

1身体的暴力、2精神的暴力、3経済的暴力、4性的暴力

全てあてはまる。一番は経済的なものが、あてはまる!

でも、この時の私は、本当にそうなのか話をしながら、半信半疑だった。
ずっと私が、ダメだから怒らせると思いこんでいた。

お前が俺を怒らせるからだ。なんで、怒らせるからだってわからないんだ。とDV夫に言われ続けたし。

一番初めのカウンセリングで、覚えているのは、DVを受けてるよと実感を持った事。
正確には、少しの実感。

DV夫さんは、腹が立つから仕事場でも手をあげる人ですか?
ないです。文句は家でタラタラいってます。

怒らせることがあっても暴力で解決することが、あなたの両親はありましたか?
ないです。とことん話あって、びっくりするような言い合いしてることがあっても朝には、不思議と普通になっている。


本来の男女の関係は、両親のようなのです。互いに意見が違うのは当たり前だから、会話して妥協点を互いに見つけるこてをするのです。そこには、暴力は必要ない。対等だから、力で相手をねじ伏せる必要はないのです。

DV夫は、あなたを支配するために、選んで暴力をふるっている。

スーツ姿の女性は、ハッキリと言い切った言葉に、もしかしたらDVなのかな?と自分の心の中で疑いが出てきた。支配するために選んでいる
私が、起こらせてるから殴られるのは当たり前じゃない⁉のか。。。(こんな考えをする私は支配されかけていた)


どんな小さな暴力でも、暴力は、犯罪なんです。私は、考えも麻痺していた。そんなにひどくない殴られ方でも暴力は犯罪。警察に捕まる、悪いことです。

子どもさんは、暴力振われているときは、どんなふうですか?

夫婦で、話をしても子どもが仲裁に入る。
普通の会話でも。

私が、叩かれたり、殴られたりすると隅で小さくなって布団をだっこしてる。


話しながら、泣けてきた。

隅で小さくなる姿を想像したら、なんて、怖がらせたんだろう。。。あのこは、心細くて小さくすみにいたんだ。

見てる前で殴られることをなぜ、私は平気だったんだろう。子どもが怖がってることに気づかなかったんだろう。

叩かれることがたいしたことない。

少しの事じゃない❗

私の傷だけじゃない。子どもにも心に傷をつけている。

たいした事じゃない。


帰りに、離れる時が危険であることを念を押された。危険を感じたらシェルターがある事、シェルターに入る方法なんかを聞いた。

勉強会のお知らせもくれた。資料は見つからないように注意された。次回の日にちも決める。


また、無機質な廊下を出て、子どもを迎えに行く。

私の姿を見た瞬間、笑顔で抱きつく子ども。泣けてきた。
泣きながら帰りの準備をする。

みていてくれた人は、涙には、振れずに様子を教えてくれた。

あったかい。よりどころができた気持ちがした。