相談室は、一つじゃなかった。

保育園の申請をしたとき、変わって話をしてくれたのは、DVの相談の窓口の人だった。

DVから抜け出すのは、容易じゃない。
暴力振るわれてるなら、離れればいいのに。って私も思っていた。実際は、そうはならない。

時々、優しいし普通な態度になる。
こっちの優しいほうが、本当なんだと信じたい。
でも、これもサイクルの一部らしく、ハネムーン期なんて名まえもついていた。



相談をしている時期に、DV夫の不倫疑惑も発覚。
子どもが救急車で、運ばれた日も嫌な顔して帰ってきた。

唯一、私の中で離婚とどまるのは、子どものことは、大切にしてくれていた。
子どもの前で、暴力振るう時点で大切にしてないんだけど、私はそのときはたいしたことないと思っていたから、いいところしかみてない状態。

でも、病気だった子どもを心配もせずに、携帯いじる姿(多分、やり取りしていた)に、何かがふっきれた。

不倫が、発覚した時はズタズタだった。
相手の女性から、連絡がきたこともあった。何故か責められる私。何も見てないのに、なんで知らない人にダメ出しされないといけないのか。ズタズタだった。

でも、この時には、相談した人が、沢山の情報と知恵をくれた。

不倫の証拠の取り方や暴力受けたら、病院へ行き診断書を貰う。他にも、弁護士さんの見つけ方なんかも話を聞きながら、教えてくれた。

心の中では、優しかったあのときにもどってほしいとまだ願っていた。

情報は、武器になる

私は、人と話をするということも、無意識に、コントロールされていた。