「朝ごはん作ろうと思ったら
冷蔵庫に何もないんだもん」
だからコンビニに行ってきたと、マサキは笑いながら自分で焼いた卵焼きを美味しそうに頬張った。
フツー……だよな。
めちゃくちゃフツー。
昨夜の盛り上がりも、その後の「まさか!」っていうような展開も
全部夢なんじゃないかっていうくらい……
いや、もしも夢なら、俺だってこんなにいつまでもモヤモヤしてないよな、きっと。
朝メシは、ほとんど食べない。
もしくは、飲み物だけとか、ゼリー飲料とか。
だから、無くても全然平気なんだけど、せっかくマサキがコンビニに走って用意してくれたものだから
パックご飯もインスタントの味噌汁も、有難くいただいた。
「はい、どうぞ」
「あ、さんきゅ」
ミルク多めのカフェオレ。
きっと牛乳もコンビニで買ってきたんだろうな。
あとでまとめて払わないと。
なんて、ぼんやり考えてたら
「あのさ、櫻井さん」
「ん?」
「オレと一緒に住まない?」
「えっ……」
「別に今すぐってわけじゃないけどさ」
そうじゃないけど
「好きな人とは
ずっと一緒にいたいなぁと思って……」
「俺も!」
俺もマサキと一緒にいたい!
朝も昼も夜も
今日も明日も明後日も
「じゃあ、部屋探ししないとね」
「そうだな」
マサキのひと言で、モヤモヤした気持ちが全部吹き飛ぶなんて
うわぁ、俺って超単純じゃん(笑)
つづく