フリードリヒ2世の人体実験とオキシトシンの効果
はるか昔のことですが、神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世が行った人体実験があります。
それは、「ふれあい」を奪ったら人間はどうなるのか、というものでした。
「言葉を教わらないで育った子供が、どんな言葉を話すのか」という疑問から、その人体実験は行われました。
子供の面倒を見る人は、赤ちゃんとのふれあいを一切禁じられます。
- 目を見てはいけない
- 笑いかけてもいけない
- 語りかけてもいけない
そしてその人体実験は、衝撃的な結末を迎えます。
愛情を与えられなかった赤ちゃんたちは、全員死んでしまったのです。
似たような実権を行った人物は他にもいます。
心理学者のルネ・スピッツは、戦争でこじになった乳児55人に対し、人間的スキンシップを一切行わない実験をしました。
人体実験の結果、55人中27人が2年以内に死亡。
残った子供も、多くが成人前に死亡し、成人後も生き続けた子供達も、知的障害や情緒障害が見られました。
これは、スキンシップがなかったことによる成長ホルモンの障害だと考えられています。
スキンシップをたくさん与えられた赤ちゃんは脳内で心を落ち着かせるホルモン「オキシトシン」がたくさん分泌されて、情緒が安定するそうです。
また、スキンシップをすることで「オキシトシン」が分泌され、リラックスしてストレスが減るのは大人も同じようです。
病気に対する抵抗力が強くなったり、集中力が高まったり。いいことづくめなようです。
日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?